2011年08月19日

返済求め、会員から怒号=東京でも債権者説明会―安愚楽牧場〜安愚楽牧場被害は詐欺の可能性?やはり破産でしょう。

●先日8月17日神戸で同様に行われた安愚楽牧場の債権者説明会が本日8月19日東京でも行われました。
内容としては神戸で行なったことと東京で行なったことは同じなのだと思うのですが、どちらも具体的な説明がなかったということです。
 詐欺だという声も多く聞こえるのですが、個別の出資(出資月毎の財務諸表)を見て、お金の流れをトレースしてみないと「詐欺」だと公に言うには厳しいような気がします。
 ただ、負債の額が圧倒的に和牛オーナーの債権者で占めているということとなり、現存する牛の頭数や一頭42万円などの売却価格を勘案してその一人あたりの配分が1割程度となっていまうと、あとの9割ほどのお金はどこにいったのかということになります。原発やその他口蹄疫での毀損分を考えても1割の配当となってしまうのはとても少なすぎるような気がします。
 では、そうなるとその不足分はどこへ消えたとなると、配当を新規の資金などで補う「自転車操業」であったり、三ヶ尻社長や経営陣が個人的に「仮払い」などと称して、破綻直前やそれ以前において、会社の資金をもっていってしまったという勘ぐりでしかないのですが、そういう可能性を感じてしまうのです。

 民事再生の段階では透明度のある経営ではないので、戻りが民事再生も破産もかわらないというのであればもう、破産したほうがいいという結論しかないのだと思います。
 当然破産すれば、経営陣が総退陣して、現在の監督委員(弁護士)が破産管財人に就任し、より透明度の高い公平性のある管財業務となるので、やはり、債権者全員が再検案に否決して、破産に移行するしかないのだと思います。
  民事再生ならもどる額がある程度期待できるが、破産なら全く戻らないという話もあちらこちらで聞こえてきますが、そんなことは全くありません。むしろ「破産」したほうが戻る率が高くなる可能性も充分あります。

 「破産」(破産手続)は事業を閉鎖するための「法的整理」(倒産処理)です。それに隣接する、民事再生や会社更生は会社を立て直す(再生する)ための倒産処理なので、事業を再び正常化するための裁判所が関与したしょりです。

 しかし、ここ数日の債権者説明会の話も総括すると、民事再生法といっても、オーナーの財産である牛を維持するために破産ではなく民事再生法をしながら事業を清算していくという、何かワケありな形での倒産処理をしようとしています。「清算型の民事再生」そんなまどろっこしい方法をとるのなら、「破産」でスパっとやるのがいいに決まっています。
 破産であっても、事業譲渡して、従業員を必要な人だけ残して解雇して、なんだかんだといっても最低5年は優に清算会社として存続します(これだけ大きな倒産処理であれば、存続せざるを得ません)。
 
 つまり、「詐欺だ」「刑事事件だ」という事になるのは、「破産」業務の一貫で発覚することなのだから、民事再生は、経営者側の都合の悪いことの隠避になろうとしているのではないだろうかと勘ぐっています。
 「警察は民事介入すべからず」という言葉もあるように、「民事再生法」であれば都合の悪い、(犯罪の証拠となる)ものは出てこないので、警察は踏み込めません。
 
 破産になるのも時間の問題かもしれませんが、迅速に債権者の残余財産の確保や真実の追及を考えれば、やはり安愚楽牧場被害者の会においても一致団結して、再生計画案を否決に投じて、破産しかないと考えます。その前に裁判所から民事再生の許可は降りず「破産」に移行する可能性もあるかもしれません。

 話によると今回担当している栃木・柳沢法律事務所は倒産処理の得意なところなのだと思いますが、そこが過去にとりあつかったところで平成21年2月23日に東京地裁に民事再生法の適用申請をした過払い金の多数請求の多くで財務内容も悪化した株式会社SFCG(旧 商工ファンド)は裁判所の裁量で破産となった経緯があります。





返済求め、会員から怒号=東京でも債権者説明会―安愚楽牧場〜安愚楽牧場被害は詐欺の可能性?やはり破産の方がいいのではないか。
2011年 8月 19日  20:08 
 民事再生法の適用を申請して破綻した「和牛オーナー制度」運営の安愚楽牧場(栃木県那須町)の債権者説明会が19日、東京・両国国技館で開かれた。出席者によると、三ケ尻久美子社長らが謝罪を繰り返したが、オーナーの会員が投資していた約4200億円の弁済額などに関する具体的な説明はなく、質疑応答では全額返済を求めて怒号が飛び交った。

 17日の神戸市での説明会と同様、牧場側は全事業の譲渡代金で弁済を図るが、不可能な場合は資産を分割売却する方針を説明。赤字牧場は従業員を解雇し、不動産を売却することも示された。

 東京都国立市の男性(76)は「夫婦で10年以上前から投資していた。東京電力福島第1原発事故による補償の有無を聞きたかったが、具体的な説明はなかった」と落胆した表情で語った。自営業の男性(62)は「破綻が分かっていたのに、直前まで好条件で募集していたのは詐欺ではないかと思う」と疑問を口にした。 
時事通信社]
http://jp.wsj.com/Japan/Economy/node_292159


安愚楽牧場 東京で債権者説明会
8月19日 18時35分  
国内ではことし最大の経営破綻となった、栃木県の和牛の畜産大手、安愚楽牧場が、19日、東京で、民事再生の手続きにあたって債権者への説明会を開きました。「和牛オーナー制度」という投資のシステムに資産を投じた首都圏のオーナーたちからは、資金が返ってくるのか、不安の声が相次ぎました。
安愚楽牧場は、繁殖用の牛に投資を募り、子牛を買い取って配当する「和牛オーナー制度」で成長を続けましたが、福島第一原子力発電所の事故で牛肉価格が下落するなどの影響を受けたとして、今月、裁判所に民事再生法の適用を申請し、民間の信用調査会社によりますと、負債総額は、国内で経営破綻した企業としてはことし最大の4300億円余りに上っています。19日は東京・両国で、出資したオーナーなど債権者への説明会が開かれ、首都圏や東北地方からオーナーなどが訪れました。説明会は非公開で行われ、出席した債権者によりますと、三ヶ尻久美子社長が「口てい疫や3月の震災で、皆様には多大なご迷惑をおかけしました。おわびをしたい」と述べたということです。そして会社側の弁護士が、今後、牧場や牛を売却することで、債権者には投資した資金を返したいと説明しましたが、出席した債権者からは「具体的には、いつどのくらい返してもらえるのか」など、不安の声が相次いだということです。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110819/t10015018851000.html



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