2011年08月22日

安愚楽牧場の巨額負債、要因は10倍以上の高値取引 〜破綻の決め手は原発とはあまり関係せず、資金運用が自転車操業と中間詐取による破綻なのか

●安愚楽牧場における巨額の負債は、10倍以上の高値取引が原因になったのではないかという話題が始まっています。

 つまり何が言いたいかといいますと、安愚楽牧場の和牛オーナー制を使った資金集めでは、実際に取引すべき価格を10倍釣り上げて売買しているという話です。
 詳細の部分はわかりませんが、あくまでも推測の例示のひとつにすぎませんが、この行為によって、資金繰りは徐々に悪化する事態となり、それが事実だとするといつかはオーナーへの負債が負債全体を大きく占めることになり、最終的には破綻して、今年の8月1日の公式発表にいたったという仮説になるのではないかと思います。
 このことが実際にあったとすると、当然「原発事故」とはあまり関係の無い破綻劇となり(もちろん原発の影響は少なからずあったのかと思いますが)チャリンカー(「自転車操業」;配当や返還金を実際の牛の売買とは関係なく、新規の出資金でまかなってしまうこと)である疑惑が一層強まる事になります。

 しかも、その取引の間、しっかりと「中間詐取」{(ちゅうかんさしゅ)取引の間でマージンを取ること}により何者かが高額とってしまうことの可能性もあることとなり、最終的にそれが破綻を早めているのではないかという可能性も感じます。

  そのようになってきたのが、おそらく宮崎での口蹄疫の問題が発生してからだと辻褄があってもいいのではないかということになります。
  民事再生では明らかにされないこともあるかもしれませんが、徐々に「財務内容」も明らかになっていくのかと思います。
どうしても安愚楽側の弁護士はあくまでも安愚楽牧場の利益を守るためなので、会社に不利になることは避けますが、安愚楽牧場被害者の会(安愚楽牧場被害者弁護団や安愚楽牧場被害対策弁護団)において独自の調査(もしくは検証)を行なっていく必要も当然出てきます。







安愚楽牧場の巨額負債、要因は10倍以上の高値取引 〜破綻の決め手は原発とはあまり関係せず、資金運用が自転車操業と中間詐取による破綻なのか
2011/8/22 17:45日本経済新聞 電子版

 「和牛オーナー制」で知られ、9日に民事再生法の適用を申請した安愚楽牧場(栃木県那須塩原市、三ケ尻久美子社長)。市場実勢の10倍以上の価格で繁殖牛(雌牛)をオーナーと売買しており、こうした異例の取引が4330億円もの巨額負債を抱えて経営破綻する要因になった。

 同社のビジネスモデルは(1)繁殖牛をオーナーに買ってもらい資金を調達する(2)飼養管理を受託し、生まれた子牛を買い上げ、オーナーに利益(配当…
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819490E0E3E2E2EB8DE0E3E2EAE0E2E3E3E2E2E2E2E2E2
(2011/8/22 日本経済新聞 電子版)
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