●ここで新たに分かった件は、残余財産は30億ということで(破産だからだいたいそのくらいなのかと思います。)すると残余財産の30億と総債権額の1865億円で割ると約1.6% となり民事再生から破産に至った会社などと同じ結果に既になっています。事業譲渡というものもないのかもしれませんし、DIP型会社更生法の武富士が3.3%で(管財人がもし武富士一族に請求した時に上手くいけば14%)あるので、いかにこの被害回復が厳しいとなっているかがわかります。今後債務調査で更に膨らむというので、破産管財人も途中で逃げ出してしまう(異時廃止)可能性もあるのかもしれません。
ここで考えなくてはならないのは回収はかなり困難でも多額の債務で多数の債権者に昇るので、どう被害を回復していくかという事になります。安愚楽被害とともに考えていければと思います。
過払い金での自己破産 SFコーポレーション(旧三和ファイナンス)負債総額は安愚楽牧場に次2番目、SFコーポレーション被害の回復策は?
旧三和ファイナンス破産=負債1897億円、今年2番目
2011年 8月 27日 0:08 JST
消費者金融準大手のSFコーポレーション(横浜市、旧三和ファイナンス)は26日、東京地裁から破産手続き開始の決定を受けたと発表した。負債総額は1897億2000万円で、安愚楽牧場(4330億円)に次ぐ今年2番目の大型倒産。利息制限法の上限金利を超えて借り手が支払った「過払い利息」の返還負担などで経営が悪化し、事業継続を断念した。
負債のうち、過払い利息返還債務は現時点で約1865億円。SFコーポは今後、借り手から過払い利息の申し出などを受ける債権届け出期間を設ける。債権者数は約61万人に上り、債務を精査する過程で負債はさらに膨らむ可能性もある。
一方、関係者によると、同社の総資産は約30億円にすぎず、債権者への返済額は大幅にカットされる見通しだ。
http://jp.wsj.com/Japan/Economy/node_295506