2011年08月31日

破産管財人の価値は銀行の預金残高できまる、過払い金請求過多での破産SFコーポレーション(旧三和ファイナンス)

●破産したSFコーポレーションの続報についてです。
 ここで注目される点は、総負債の1897億円のうちの1865億円(98.3%)が過払い金債務ということです。
いかに「過払い金」の負債が大きかったかを物語っています。

 こうなってくれば、過払い金の全額返還どころか一部も厳しいような気がします。
鈴木銀治郎弁護士はよく破産事件で登場する有名な弁護士ですが、お金が特に無い事件を担当されている感じがいたします。スポンサーのネオラインキャピタルに残りの「何か」を激安で引き取って終わりという事になるのでしょうか。でも30億円の残余財産はあるので、まずは鈴木銀治郎管財人(弁護士)への報酬を年間1億円として、そのあとに、国税当局に支払う公租公課(税金)、労働債権(未払い賃金など)の優先債権を支払って終わりという事になるのであくまでも推測でしかなりませんが、その残った10億円を債権届けをした債権者に過払い金債務の比率により分配して終わりという事になるのかと思われます。

 それでも現時点で30億円はあるので、最優先して費用として支払われる破産管財人は、この残余財産(ほぼ預金残高なのかもしれませんが)やる気はあるかと思います。





破産管財人の価値は銀行の預金残高できまる、過払い金請求過多での破産SFコーポレーション(旧三和ファイナンス)


SFコーポレーション(旧・三和ファイナンス)が破産開始。今年二番目の大型倒産に
帝国データバンク 8月30日(火)13時51分配信
(株)SFコーポレーション(旧・三和ファイナンス(株))(TDB企業コード987019607、資本金10億2000万円、神奈川県横浜市港北区新横浜2-5-14、代表日置真氏、従業員500名)は、8月26日に東京地裁へ自己破産を申請し、同日破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人は鈴木銀治郎弁護士(横浜市港北区新横浜2-5-14臼井ビル7F、(株)SFコーポレーション破産管財人執務室、電話045-477-3710)。

 当社は、1975年(昭和50年)1月に三和ファイナンス(株)の商号で設立された準大手の消費者金融会社。2008年10月に現商号に変更。首都圏を中心に全国で約400店舗を擁し、キャラクターを使用した積極的な鉄道の車内広告やテレビ・ラジオのコマーシャルにより、一般消費者を対象に小口の融資を手がけ、2004年12月期には年収入高約459億8300万円を計上していた。

 しかし、改正貸金業法の成立に伴っていわゆるグレー金利問題が持ち上がり、利用者数が減少。2007年4月には、金融庁が複数の店舗での違法な取り立てなど全社的に法令順守意識が欠如していたとして、全店舗に対して43日〜66日間の業務停止を命令していた。その後、大幅な人員削減や店舗の閉鎖、創業社長の交代などリストラを進めていた。

 さらに2008年3月には日本振興銀行から三和ファイナンスの顧客向けに債権譲渡を受けた旨を通知。動向が注目されるなか、同年5月には再度、金融庁からの行政処分が下されて、今回、利用者が過払い金の返還請求をしても非協力的であるとして、過払い金返還請求権を原債権とし数次にわたり破産を申し立てられていた経緯があった。同年9月にはかざかファイナンス(株)(現ネオラインキャピタル(株))の傘下に入り再建を図っていたものの、その後も過払い金債務の負担が大きく資金繰りが悪化、事業継続を断念し今回の事態に至った。

 負債は過払い金債務約1865億円を含む約1897億円。

※一報より、破産管財人の連絡先を差し替えました
最終更新:8月30日(火)13時51分
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110830-00000301-teikokudb-ind


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