2011年09月07日

民事再生手続き開始決定の安愚楽牧場、会社側にとっては、「清算型」で最後まで逃げ切れるかが、安愚楽牧場被害者との勝負どころ。

●昨日の東京地裁の安愚楽牧場の民事再生手続き開始決定にともない、再生計画案の提出期限は、翌年(2012年2月14日)となっています。その前に、「再生債権届」で、債権者の債権を確定するので、これには漏れずに提出したいところです。また和牛オーナーに対しても安愚楽牧場(裁判所を絡んでいう事になるのかと思いますが)から郵送で知らせが来るということです。しかしながら、7万人もいるとどうしても債権届けを出せない(出さない)人も多く出てくるので、こういう人達が出ないように配慮するのが、誰がやるのかという事も問題になってきます。

 そうなると、この「再生計画案」の提出期限が2月14日が、3ヶ月後の5月14日になってしまう可能性も少しは考えられます。安愚楽牧場経営者主導なので、いわゆる「牛歩戦術」を行う可能性も否定できません。
「清算型」とはいえ、負債額が4330億円と巨額に昇る今年最大の倒産となると、その処理にも「安愚楽牧場」でなくても相当の時間がかります。

 最も財務内容や事実関係を精査しやすい「破産手続き」になるのは、その再生計画案が提出されたあと、で債権者の賛否の決定後で「否決」されたあと、になるから、その間に安愚楽牧場被害者の会(安愚楽牧場被害者弁護団・安愚楽牧場被害対策弁護団)などで、債権者に事実関係や今後の見通しなどをしっかりと説明(ちょっと強引な言い方だと「洗脳」)をした方がいいかもしれません。

 ただ、被害者弁護団による「洗脳」をされすぎると、その後2年か3年になるのかわかりませんが、「訴訟」(地裁への提訴・敗訴した時の高裁への控訴審)となったときに、オーナー本人自身がしっかりとした考え・判断(リスクなど)を持っていないと、「勝てない訴訟」にも乗っかる可能性があるので、少しでも今後の手続きの意味を理解しておかなければなりません。
 どうしても弁護士は訴訟が「メインイベント」といえる仕事なので(もちろん被害者から踏んだくろうという意思はないのですが)、その性質上「被告」となりうるものは、バンバン被告(これは訴えるのに無理があるだろうというものも含めて)として訴訟の対象としやすくなってきます。
 当たり前ですが「最終的に自分を守ってくれるのは自分だけ」です。






民事再生手続き開始決定の安愚楽牧場、会社側にとっては、「清算型」で最後まで逃げ切れるかが、安愚楽牧場被害者との勝負どころ。



東京地裁が安愚楽牧場の民事再生法適用を決定

最終更新:2011年09月07日 09時50分
 東京地裁(鹿子木康裁判長)は、和牛オーナー商法の「安愚楽牧場」(本社・栃木県)について、民事再生法の適用を決定した。

 安愚楽牧場は8月に民事再生法の適用を申請していた。負債総額は約4330億円。出資者は7万人以上になる。

 再生改革案の提出期限は来年2月14日となっている。
http://media.yucasee.jp/posts/index/8823?la=0003
(2011/9/7/ゆかしメディア)


オーナー「どうせだめ」

安愚楽再生手続き あきらめ、不安交錯
 民事再生法の適用を申請していた安愚楽牧場(那須塩原市)に対し、東京地裁が手続きの開始決定を認めたことについて、オーナーからは「どうせだめ」「とにかく早く、少しでも多くお金を返してほしい」などの声が上がり、あきらめや不安、切実な思いが交錯した。

 12年間にわたり、夫婦で550万円を投資してきた壬生町の40代女性。「民事再生が認められてよかったのか、破産して管財人に任せた方がよかったのかわからない」としつつ、「どうせ会社はもうだめ。ホテルなど売れるものを売って、1日も早く1円でも多く返して欲しい」と話す。同じく出資する女性の知人の中には、再建すればまた配当はもらえると信じている債権者もいるという。女性は「会社は、もっと実情を誠実に伝える努力をして」と訴えている。

 約750万円を出資した宮城県の男性(69)は「事業を続けたことで、我々への返済が増えるのならいいが、どうかわからない。損害賠償の訴訟を起こした方がいいのではないか」と話し、近く被害者弁護団に依頼する予定だという。

 約5000万円を出資している東京都の女性(67)は「民事再生で事業を継続したとしても、安愚楽牧場の事はもう信用できない。もう向こうのシナリオに乗るつもりはない」と憤る。この女性も弁護団に依頼する予定で、「被害者側が主導権を握るような形で、会社の違法性や体質の問題を明らかにしていってほしい」と話している。

(2011年9月7日  読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news/20110907-OYT8T00034.htm


安愚楽牧場の民事再生決定 資産売却、弁済原資に
(9月7日)
 約4330億円の負債を抱え経営破綻し、民事再生法の適用を申請していた黒毛和牛生産の安愚楽牧場(那須塩原市埼玉)について、東京地裁(鹿子木康裁判長)は6日、再生手続きの開始を決定した。

 再生手続きの申立書や代理人の説明によると、手続きは「清算型の民事再生」で実質的に同社は清算される方向。全資産を一括または分割して売却し、その代金を弁済原資とする考え方。オーナーの資産である和牛約11万頭を保護するため、事業継続できる再生手続きを選択した。実際の弁済額は現段階では不透明という。

 同社側は今後、全国約7万3千人に上る和牛オーナー(出資者)ら債権者からの債権届け出などを経て、資産や負債の額を確定し、正式な再生計画案を作成。半年後にも、同案の可否を決める債権者集会を開く見込み。同案が認められなければ、手続きは破産に移行する。

 既に本県を含め全国各地でオーナー救済を目的にした被害対策弁護団の結成が相次ぎ、経営陣の刑事責任追及を視野に入れた動きなどが活発化している。

 安愚楽牧場によると、宮崎県で発生した口蹄疫問題や福島第1原発事故の影響によるオーナーの契約解除、和牛相場の値崩れなどが引き金となり、急激に資金繰りが悪化したという。

 同社は8月9日に同法適用を東京地裁に申請、財産の保全命令を受けた。
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20110906/604521
(2011/9/7/下野新聞)






安愚楽牧場の民事再生開始 東京地裁が決定 

 和牛オーナー制度が行き詰まり、民事再生法の適用を申請していた畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県)について、東京地裁(鹿子木康裁判長)は6日、再生手続き開始の決定をした。再生手続きの申立書によると、負債総額は約4330億円。大部分は全国の出資者約7万3千人への負債で計約4207億円に上る。

 今後、負債総額を確定させ、再生計画案を債権者集会に提示し決議。可決された場合、地裁の認可決定を経て再生計画が進められる。〔共同〕
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819695E2E4E2E6E18DE2E4E2EBE0E2E3E39191E3E2E2E2
(2011/9/7/日本経済新聞)



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