●暴力団員が過払い金顧客を弁護士に紹介したことについて、その弁護士は違法とわかっていてあえておこなっていたとのことです。よく違法なところと手を結ぶ弁護士を「提携弁護士」とかいうそうですが、どうしても法律事務所が赤字経営になってしまうと、そういった所に落ちて行きやすくなります。
もちろん弁護士は「正義」そのものではないのですが、今、法律事務所の経営も過当競争になってきている時代に突入しています。普通に活動していれば仕事が来る時代ではないのですが、それでも、「弁護士」としての秩序は守ってもらわないと、島田紳助氏のように「芸能界を引退」つまり懲戒除名(弁護士資格剥奪)というようになりかねません。
過払い金返還:逮捕の組長ら、弁護士に顧客300人紹介〜引き受けた弁護士は事務所の赤字を埋めるために違法とわかってやっていた。
過払い金の返還請求を巡る暴力団組長らの弁護士法違反事件で、東京弁護士会に所属する弁護士(69)が09年4月〜10年3月、逮捕された指定暴力団住吉会系組長、斉藤順平容疑者(52)らから三百数十人の顧客を紹介され、1億3000万円以上の報酬を得ていたことが捜査関係者への取材で分かった。弁護士は警視庁組織犯罪対策4課に「違法だと分かっていたが、事務所が赤字だったので引き受けた」と供述しているという。弁護士が病気であることも考慮し、組対4課は近く同法違反容疑で書類送検する。
捜査関係者によると、過払い金を抱える人たちを弁護士に紹介する方法は、広告会社「エレメントホールディングス」(東京都港区)の代表の男が発案。斉藤容疑者に弁護士探しを依頼し、斉藤容疑者の刑事事件を担当したことがある弁護士を紹介されたという。
斉藤容疑者らはチラシなどで貸金業者に過払い金を抱えている人たちを募集。依頼を取りまとめ、弁護士に仕事を紹介していた。弁護士は過払い金の返還請求で1億3000万円以上の報酬を得たうえで、同社には紹介料などとして約8000万円を支払い、斉藤容疑者にはこの中から約800万円が渡ったという。
同社代表の行方は分かっていない。組対4課は事件に関与した可能性があるとみて捜査している。
斉藤容疑者らの逮捕容疑は09年4〜10月、弁護士資格がないにもかかわらず、弁護士に顧客を紹介するなどの弁護士事務を取り扱ったとしている。斉藤容疑者は調べに対して、「違法とは思っていない」と容疑を否認しているという。
毎日新聞 2011年9月13日 2時30分(最終更新 9月13日 3時47分)
<過払い金返還>弁護士法違反容疑で組長らを逮捕
<弁護士法違反>容疑で新たに1人逮捕 射水の貸金会社員 /富山
SFコーポレーション:破産 消費者金融、負債1897億円
武富士:更生法申請 過払い、67人が損賠提訴 /静岡
消費者金融:SFコーポレーション破産 負債1897億円
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110913k0000m040179000c.html
posted by 管理人B at 00:35| 東京 ☀|
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