2011年09月23日

日本振興銀行受け皿にイオン銀行=預金保険機構が最終調整〜過去に1兆円負債の企業(マイカルグループ)を支援した実績と安愚楽牧場の事業譲渡もあわせて考える

●日本振興銀行の受け皿銀行にイオン銀行が決まるとのこと、実際「日本振興銀行」は決済用の普通銀行もなく、定期預金がメインとなっており、その上SFCG(旧 商工ファンド)やロプロ(旧 日栄)のような「事業者金融」を「銀行」という公的な信頼性をくるんだ程度のものなので、創設時の意義や社会貢献の目的としては素晴らしいのですが、実際無理な銀行運営ともなっており、あまり企業としての魅力はないのですが、そういう銀行をイオン銀行が救済するというのはかなり画期的な面があります。
 イオン銀行は「銀行」としての経験やノウハウなどは他の銀行にとっては非常に浅いのですが、流通業としての「イオングループ」としては、過去にマイカルグループ(負債総額約1兆3000億円)のスポンサーとして、7年間の会社更生法での支援を行なってきたため、そういう部分で考えるとかなり、日本振興銀行の再生の可能性があるようになります。
 実際に最期迄民事再生法を終える頃には、恐らくイオン銀行に吸収されるような形となるのではないかと、今年スーパーのサティがイオンに全面的に吸収されたのを見て、その運命を感じています。
 
 話は変わりますが、現在民事再生の安愚楽牧場が約4330億円の負債を抱えているととても厳しいのですが、助けてくれるのは、確率は非常に低いのですが、イオンのような1兆円規模の負債を支援できるようなところが最期の望みの種となるのかと思います。日本振興銀行も安愚楽牧場も刑事事件などの不正の臭いがぷんぷんするのですが、もしイオンのような支援企業が登場するとしたら、スポンサー側も民事再生法のような暗雲の倒産処理は認めないとおもうので、最初から透明度が高く、民事再生法より権限が強い「会社更生法」の選択をさせるか、もしくは破産とさせて、「事業譲渡」とする道も残っているのかとわずかながらですがあるのかと思います。

 イオンやもう一つのイトーヨーカドーとセブンイレブンを率いるセブンアンドアイホールディングスグループなどは、契約農場(野菜や畜産)との直接取引などを行なっていることもあり、万が一、安愚楽牧場のスポンサーなどを考える場合、はやはり「透明度の高い」倒産処理を要求することは当然のこととなります。





日本振興銀行受け皿にイオン銀行=預金保険機構が最終調整〜過去に1兆円負債の企業(マイカルグループ)を支援した実績と安愚楽牧場の事業譲渡もあわせて考える


振興銀受け皿にイオン銀行=預保機構が最終調整

 預金保険機構が、昨年9月に破綻した日本振興銀行(民事再生手続き中)の事業受け皿金融機関に、流通大手イオン傘下のイオン銀行を選定する方向で最終調整していることが23日、分かった。近く正式決定する。海外の投資ファンドも候補に残っているが、小規模ながら法人融資の経験があるイオン銀の方が、振興銀の中小企業向け貸し出しを円滑に引き継ぐことができると判断した。
 イオン銀は、振興銀の事業資産を一時的に受け継いだ第二日本承継銀行の全株式を年内にも数十億円で買い取り、法人融資に本格進出する意向。約200人の従業員や全国26カ所の店舗もほぼ全部を譲り受けるもようだ。(2011/09/23-09:14)
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2011092300136


(参考2001年9月の帝国データバンクの記事の一部抜粋〜マイカルグループの負債について)
■負債3兆13億300万円、11カ月ぶりの3兆円超えで、9月としては戦後2番目の高水準
負債3兆13億300万円は、前月(7354億5100万円)を2兆2658億5200万円増(308.1%増)と大幅に上回ったうえ、前年同月(7741億8700万円)比でも2兆2271億1600万円(287.7%増)の大幅増加となり、5月(1兆214億9400万円)以来4カ月ぶり、今年5回目の1兆円突破となった。
この結果、2000年10月(8兆5611億1400万円)以来11カ月ぶりの3兆円超えとなり、9月としては、98年(3兆391億1200万円)に次ぐ戦後2番目の高水準となっている。
負債が高水準となったのは、月中、東証1部ほかに上場する大手総合スーパー、(株)マイカル(負債1兆3881億6400万円、大阪市)の倒産により、負債1兆円以上の倒産が1件(前月0件、前年同月0件)と2000年10月(2件)以来11カ月ぶりに発生したほか、マイカルグループで不動産賃貸の(株)マイカル総合開発(負債4225億6600万円、大阪市)の倒産により、負債1000億円以上の倒産が2件(同0件、同1件)と4カ月ぶりに発生したため。また、負債100億円以上の大型倒産は22件(同14件、同10件)、負債50億円以上は43件(同21件、同14件)、負債10億円以上は135件(同105件、同79件)発生している。
■東証1部上場の大手総合スーパー、マイカルほかグループ16社が民事再生手続き開始を申請
月中の主な倒産は、(1)東証1部ほかに上場する大手総合スーパー、(株)マイカル(負債1兆3881億6400万円、大阪市)は、総合小売業界4位の規模を誇っていたが、グループの拡大、多角化にともない有利子債務が膨らんでいたうえ、個人消費の冷え込みから売り上げが伸び悩み収益性も低迷、赤字店舗削減などでグループ再編を進めてきたものの、格付が引き下げられ、株価が低迷するなど信用不安が拡大し、金融機関の支援も限界に達したことから民事再生手続き開始を申請、そのほか、不動産賃貸の(株)マイカル総合開発(負債4225億6600万円、大阪市)などグループ16社も民事再生手続き開始を申請した(2)ホテル経営の日本ビューホテル(株)(負債800億円、東京都)は、チェーンホテルを含めた投資やゴルフ場建設にともない借り入れが増加していたうえ、個人消費が伸び悩んだことで業績が落ち込み、従業員の削減や一部ゴルフ場用地を売却するなどリストラを実施したものの、年商規模を超える借入金負担が解消されないため、民事再生法による再建を目指すこととなった(3)配管部品製造、販売の(株)ベンカン(負債567億3300万円、東京都)は、円高により海外輸出が落ち込み、国内の設備投資意欲減退なども影響して売り上げが低迷、年商規模にまで達していた借り入れに対する金利負担も重荷となっていたうえ、グループ会社を通じた取引に不透明感が指摘され信用不安が拡大し、取引先撤退も相次いだことから業績悪化に歯止めがかからず、民事再生手続き開始を申請、その後、再生手続き廃止決定を受けた。
http://www.tdb.co.jp/report/tosan/syukei/0109.html
(2001/9/帝国データバンク〜10年前のマイカルグループの民事再生事件)


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