2011年10月04日

民事再生法違反でアパレル関連会社社長逮捕〜その2、粉飾と監督委員への大幅な虚偽報告 (大阪府)

昨日の民事再生法違反事件で、この記事は短いですが、この事件の要因を端的にまとめられているので、こちらを挙げておきます。
 この記事を挙げて言いたいことは、民事再生手続において、過去に大げさな「粉飾決算」を繰り返していたのが、監督委員も大目に見ることが出来ないようなものだった。こう言った方がいいのかもしれません。
 普通旧経営人を退かせたあとに登場する、民事再生法や破産手続きにおける「管財人」ということになっても、実際の粉飾であったことを発表したりするものの「刑事告発」までは余程のことがない限り行わません。会社の粉飾決算が要因でさらにそれを民事再生手続においても監督委員を欺いてしまってどうしようもないところまで来ていたのかもしれません。
 ちなみに、「大阪府警察本部」ではなく、「大阪地検特捜部」が(その部署に告発もありましたが)捜査に着手したのは、それだけ事件が見え見えとなってしまっているのだからだと思います。検察は捜査の権限はあるものの、捜査そのものに機動力があるわけではないので、検察自体が動くというものは、バレバレの件であることをこの事件が言っているようなものです。








民事再生法違反でアパレル関連会社社長逮捕〜その2、粉飾と監督委員への大幅な虚偽報告
(大阪府)


経営を立て直せるように見せかけるため、ウソの在庫などを報告したとして大阪地検特捜部は3日、民事再生手続き中の東京のアパレル関連会社「U.F.O.」の社長、谷絹子容疑者(61)ら2人を逮捕した。特捜部によると「U.F.O.」は金融機関からの借入金約360億円を返済できなくなり、去年から民事再生手続きに入っている。しかしその際、経営を立て直せるように見せかけるため、実際は存在しない在庫があるといったウソの報告を監督委員の弁護士にした疑い。谷容疑者は「中国ビジネスの成功者」として雑誌などで取り上げられていた。刑事告発した管財人によると会社設立の当初から粉飾決算が繰り返されていたと見られている。
[ 10/3 19:20 読売テレビ]
http://news24.jp/nnn/news8892443.html
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