2011年11月22日

高崎観音・田中角栄元首相で有名な元東証二部上場建設会社井上工業(破産手続き中)架空増資容疑他でついに警視庁に逮捕

井上工業の元社長が破綻(破産)直前に架空増資をしていたという「金融商品取引法違反(偽計取引)」などの容疑で警視庁に逮捕されました。
 前回井上工業については、下記の日程で考察をさせていただきましたが、
 この会社の破綻の特徴は、お金が不正に流出し、そのお金を破産管財人が徹底的に追及することにより、破産にも関わらず弁済率が50%を超えるという異例の事態となったことが記憶に新しいです。

破産管財人(弁護士)での井上工業(群馬県高崎市)破産処理管財業務、弁済率はなんと50%超、債権者集会では自信に満ち溢れる顔
http://re-plus.seesaa.net/article/225016214.html
(2011年09月08日リプラス情報収集組合)


 結局この会社が地に落ちてしまった要因としては、不況の影響で利益があがらないところに、フィクサーとも言われる「金融ブローカー・ファンドマネージャー」が、弱っている「井上工業」に近づき、「経営の一部」や「財務内容」「IR」をいじくり回した(しゃぶりつくされた)事がきっかけとなっているともいえます。
 その方法として架空増資(自己資金なので嘘の第三者割り当て増資)を利用して、株価を釣り上げて、そこから「さっと」投資した資金を引き上げて短期的な不正な利益を挙げるという方法をとったようです。
 その直後にして破産という事になりましたが、


 もうちょい平たく言うと、会社は破綻寸前なのに、「『井上工業』は大丈夫です。これからが本番です。ですから株も右上がり基調になっているので、株を買いましょう」という嘘の見せかけを株の市場で操作したというようなことなのです。

 よく考えると、今話題の安愚楽牧場が同様にそれに当たるものとなります。
 「安愚楽応援コース」半年で8%の利率を付けて言い方では「元本保証」に近い表現、その直後において、結局支払いにコケたので、倒産宣言(2011年8月1日)で今の破産手続き前に至る。そんな事になります。

 井上工業では、それを「株式市場」という募集活動で行い
 安愚楽牧場では、それを「雑誌広告」や既投資家への宣伝で行なった

 という事になります。

 












高崎観音・田中角栄元首相で有名な元東証二部上場建設会社井上工業(破産手続き中)架空増資容疑他でついに警視庁に逮捕




破綻直前に架空増資容疑、建設会社元社長ら逮捕

 東証2部に上場していた建設会社「井上工業」(群馬県高崎市、破産手続き中)の破綻直前に架空増資をしていたとして、警視庁は22日午前、同社元社長、中村剛容疑者(68)と元幹部2人の計3人を金融商品取引法違反(偽計)と電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで逮捕した。


 同庁では、架空増資に関与したとみられる金融ブローカーら数人についても逮捕状を取った。

 捜査関係者によると、中村容疑者らは2008年9月24日に第三者割当増資を行う際、自社の資金15億円を投資ファンドにいったん送金、金融ブローカーらが調達した3億円を加えた計18億円を再び井上工業の口座に還流させて架空増資を行い、投資家に虚偽の事実を公表するなどした疑いが持たれている。

(2011年11月22日14時37分  読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111122-OYT1T00700.htm




2008年に経営破綻した「井上工業」、約18億円の架空増資の疑い 元社長ら3人逮捕
 
2008年に経営破綻した群馬・高崎市の中堅ゼネコン「井上工業」が、およそ18億円の架空増資を行っていた疑いが強まり、警視庁は、元社長ら3人を金融商品取引法の偽計取引の疑いで逮捕した。
逮捕されたのは、井上工業の元社長・中村 剛容疑者(68)ら3人。
警視庁の調べによると、中村容疑者らは2008年、井上工業がおよそ18億円の第3者割当増資を行った際、そのうちの15億円を井上工業側が自己調達するなど、架空増資を行った疑いが持たれている。
この増資には、複数の金融ブローカーが関与し、資金が外部に流出した疑いが浮上している。
中村元社長は「社外に流出したお金があるっていうけど、何か証拠があるの? 根拠も何もあるはずないんだから」と話していた。
警視庁は、数人の金融ブローカーらの取り調べも進めていて、資金が暴力団関係者らに流れた疑いがあるとみて、実態解明を進める方針。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00212063.html
(2011/11/22/FNNニュース)



井上工業元社長ら5人逮捕 見せかけ増資の疑い 警視庁


スティーブ・ジョブズアップル
 東証2部に上場していた群馬県高崎市の中堅ゼネコン「井上工業」(破産手続き中)が2008年に実施した増資は、実体のない「見せかけ増資」だったとして、警視庁は22日、同社元社長の中村剛容疑者(68)ら同社関係者3人と、増資を引き受けた事業組合の代表奥村英(ひでし)容疑者(61)ら計5人を金融商品取引法違反(偽計)容疑で逮捕した。ほかに金融ブローカーが関与したとみて調べる。

 捜査関係者によると、井上工業は08年9月下旬、東京都中央区の「アップル有限責任事業組合」を引受先にして、約18億円の第三者割当増資を実施。だが、このうち約15億円は井上工業が自ら捻出して事業組合に貸しており、中村元社長らは見せかけの増資で株価をつり上げようとした疑いがある。

 捜査関係者によると、井上工業はこの際、手数料として事業組合と金融ブローカーに計約1億9千万円を支払ったという。さらに、警視庁は、金融ブローカーらが「増資」の実施で株価が一時的に上がった際に同社株を売り抜け、利益の一部が山口組系暴力団に流れたとみて調べる。
http://www.asahi.com/national/update/1122/TKY201111220209.html
(2011/11/22/asahi.com)





群馬の井上工業元社長ら逮捕 警視庁、架空増資容疑


 金融商品取引法違反の疑いで逮捕された井上工業元社長の中村剛容疑者=22日午前、群馬県高崎市

 東証2部に上場していた建設会社「井上工業」(群馬県高崎市)が経営破綻する直前に架空増資をしたとして、警視庁組織犯罪対策3課は22日、金融商品取引法違反(偽計)の疑いで、同社の元社長中村剛容疑者(68)ら数人を逮捕した。

 捜査関係者によると、井上工業は2008年9月、18億円の資金を調達する第三者割当増資を実施。井上工業側が事前に、15億円を投資組合側の口座に振り込み、増資が実施されたように見せ掛けて株価をつり上げた疑いが持たれている。

 井上工業は当時、投資失敗の影響などで資金繰りに窮していた。
http://www.47news.jp/CN/201111/CN2011112201001987.html
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
広告一切なし!とっても見やすいは【JUGEM PLUS
不動産投資を学ぶなら!
絶対節税の裏技 【中小企業の節税を考える税理士の会】が節税ノウハウを提供しています お申し込みはこちら
[PR]:くちコミ効果で売上げUP FPによる無料保険相談は「あなたのFP」で! 生命保険保険見直し
100円PC市場
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。