>国への賠償責任は弁護団でなくてはできないのでしょうか?
ですから、安愚楽牧場で被害を受けたということでかつ、その責任が国によるものという場合は、請求(裁判を起こす)ことができます。(当然請求はできるけど、認められるかどうかはわかりません。それ相応の理由と証拠が必要となります。)
したがって、例えば7万3千人のうちの1000人の被害者がバラバラに弁護士を立てて、それぞれがバラバラに、同じような内容を提訴するということは、著しく効率が悪いことになります。
それなら、1000人まとめて提訴も1度で行えば、裁判所の負担も減るし、弁護士も1000人要らないし、何人かの弁護士が1000人分の同じ主張を一挙にまとめればいいということになります。
その結果、被害者一人の金銭的な負担や時間の負担がものすごく減るので、必然的に、「被害者弁護団」という運用に行き着くことになるです。
また、被害者の会(被害者弁護団加入者)ではなくても、安愚楽牧場の破産管財人が起こすことも可能です。(それが可能であれば最もよいことになりますが、ある程度の勝算も見込めなければ行わないと思います。)
これは、国を訴えるだけでなく、被害の主体となっている会社を訴えることも同じです。但し、その被害の主体となっている会社が、倒産(法的手続き)に入ってしまっている場合は、訴えることはできません。そこで、その被害(損害)や債権を主張するために、「債権届」という方法で済ませるという事となります。
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いつも助けられています。
私は弁護団が国家賠償まで進むようであるなら加入しようかとも思いました。しかし弁護団でどこまでもっていくかまだ決定していないとの事でした。
破産管財人さんが訴えることもできるのですね。
管理人さんがおっしゃるように破産管財人さんがつきつめてくださることが一番いいのですが、どこまで進むかわからない状態ですし、弁護士さんからは以前より状況が悪いと伺いました。
今自分が何をすべきか、非常に悩んでいます。バラバラに委任した母様のように弁護団に入りたいたくても全財産失った今その資金もなく、悩む母様のように決断もできないでいます。
コメント拝見しました。
一つ慎重にお願いしたい事があるのですが
ブログは相手方もオーナー側弁護団も
色々な立場の者が見ています。
弁護団の手の内
(たとえばどこまでもっていくか未定、とか
前より状況が悪くなったと言ってるとか)は、
多数が見ているサイトでは記録を残されない
方がいいかと思います。
せっかく双方の弁護団が情報戦やら何やらで
戦っていますので不利になるようなコメントや
相手に有利に事が運んでしますコメントは
戦いが終わるまでは厳重につつしまれた方が
いいかと思います。
そうしませんと、せっかく委任している人たちや
弁護団の今日までの努力が水の泡です。
お読みいただきありがとうございます。
現時点では、「誰が悪く、どのような責任があるのか」ということがわからない状況です。
それをこれから、破産管財人(現保全管理人)の渡辺顕弁護士がもう一度洗い直すものと思います。
ただ、困ったことに、その戦ったりするための、「軍資金」が旧経営人に使われてしまっているので、なんとか今の牛を譲渡して軍資金をつくらなければなりません。それが今の悩みです。
管財人が動かなければ全てが停滞してしまいます。そこが旧経営人と代理人弁護士の目論見だったのかもと勘ぐっていますが、がんばってもらいたいです。
「私もその一人 様」のアドバイス通り債権届けの方を出されるかと思いますし、
あとやれる事があるとすると、今後の流れについて「イメージ」できるようになれるかどうかが、大切ですし今後の安愚楽の問題を抱えての「ライフスいタイル」において「安心」が生まれるものと思います。
今後の流れのイメージとしてはこちらでもできるかぎり取り上げていきたいと思いますので、ご関心をもっていただければと思います。
弁護団への委任も締切が破産になり、その先まで受け付けるのかどうかは未定かと思いますが、今判断できなければ、判断つくまで少し気長に検討してもいいのではないかと思います。だれに相談しても最終的には自分で予測を付けた上での判断になります。
その判断が自ずからうまれるようになるかと思います。それには、少しでも知識を身に付け、今後の流れを予測し理解することで「先が見えてくる」かと思います。
親身なるご助言ありがとうございます。
もう一度しっかりと情報を見直し判断の糸口にしたいと思います。
これからもよろしくお願い致します。