2011年12月17日

4500万円を貸し付け、経営難の龍神村開発公社に 田辺市〜当然倒産(民事再生・破産)すればその影響は市の財源に大きく響く。

こちらは、和歌山県田辺市龍神村の会社で財団法人である「龍神村開発公社」市が91%も出資している第三セクター。企業が今年の8月に和歌山県を大きく襲った「台風12号」の影響も加速して、経営が厳しくなったという事です。
 箱もの(宿泊施設や美術館)などを運営しているものの売上が落ち込み、足を大きく引っ張っているとの事です。
金融機関からの借り入れも1500万円もあり、運転資金も3000万円必要な事から、市ではその合計の4500万円を貸し付けるという議案が出ているということです。
 これだけの資料からだと、台風12号(甚大な影響だった台風です)という「特別損失的」なものなのか、またそれ以前から、なんらかの経営不振の要素があって、それがたまたま重なって大きく売上減となった減少なのか判断がつかないようなところですが、先にお伝えした「龍神住宅株式会社」(田辺市が3割出資している田辺市龍神村にある破産した第三セクター)の件もあるので、田辺市の経営観念も慎重に行っていかなければ、田辺市自体が倒産状態である「財政再建自治体」にまでなってしまう可能性も出てきてしまいます。
 





4500万円を貸し付け、経営難の龍神村開発公社に 田辺市〜当然倒産(民事再生・破産)すればその影響は市の財源に大きく響く。



 4500万円を貸し付け、経営難の龍神村開発公社に 田辺市
 台風12号の影響で経営が厳しくなった和歌山県田辺市龍神村の第三セクター「龍神村開発公社」(下村順司理事長)に、田辺市が4500万円を貸し付ける議案をめぐり、市議会の産業建設委員会(陸平輝昭委員長)で13日、「甘い処置ではないか」などと市の方針に厳しい意見が相次いだ。

 公社は市が91%を出資する財団法人。出資金は1千万円。2004年にオープンした宿泊施設「季楽里龍神」(龍神村龍神)や宿泊施設「林業開発センター深山荘」(同村小又川)、龍神村曼荼羅(まんだら)美術館(龍神村龍神)などを運営している。

 台風12号の発生後、季楽里龍神の宿泊客数は9月が前年同月比で22・4%、10月は同比48・1%、11月は62・8%と落ち込んでいる。

 しかし、災害関係の県の融資は中小企業ではないため受けられないことから貸し付けを決めた。貸付期間は12月〜14年度末で貸付利子は0・25%。

 貸付金の4500万円は、季楽里龍神の毎月の運転資金3千万円と、金融機関からの借入金1500万円の返済に充てるという。

 市はコスト削減などの改善計画を示し、最終的に貸し付けについて委員会の承認を得たが、「貸し付けることで経営が改善されるのか」「経営体質に問題はないのか」といった意見が続出した。

(2011年12月15日更新)
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http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=223043
(2011/12/15/紀伊新聞 agora)

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posted by 管理人B at 15:57| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 倒産(一般ニュース) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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