会社更生法(会社更生手続き)は株式会社向けの倒産処理に当たりますが、その中でも、日本航空は最大級の倒産とも言えます。 更生債権の弁済も100%という過去の倒産処理に関しては異例ともいえることで、100%弁済ができた企業は、通信企業であるwillcom(ウィルコム)の2社になります。
ウィルコムはソフトバンクの全面的支援ですが、日本航空は「国策」ともいえる支援ともいえます。逆に言うと、日本のだらしない部分が皆「日本航空」で受けてしまったということもあり、経済大国としては、恥ずかしい一面を世界に見せてしまったのかとも思えます。結局日本航空で泣いたのは、「株主」という事になります。
そして、弁済を完了して再上場を目指すということですが、今までのダラシナイ姿を見せずに、積極的に儲けをして、税金をしっかりと納められるような企業になることが、今の不景気で震災の傷跡を残している日本を救う少ない道の一つとなるのです。
公共事業は駄目と言っている政治であれば、日本航空や自動車工業などで頑張ることが大切です。
日航、融資を前倒し返済 上場に向け健全性示す〜会社更生手続きという倒産劇まで世界に見せたのだから、もう恥ずかしいことはしないでくれ。
新ロゴ「鶴丸」をお披露目する乗員と大西社長=2月28日、羽田空港
経営再建中の日本航空が、取引先の金融機関11行から受けた約2500億円の融資について、前倒しで返済する方針を固めたことが17日、分かった。月内にも約1850億円を返済する。
日航は来年秋の再上場を目指しており、負債を減らすことで経営の健全性を市場に示す狙いがある。
融資は、今年3月に会社更生手続きを終える際、更生債権などを一括弁済するために受けた。日航の手持ち資金が一定額を超えると前倒し返済をする契約となっており、2013年1月の返済期限を待たずに返す計画だ。
2011/12/17 11:40 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201112/CN2011121701001411.html