2011年12月19日

安愚楽牧場破産〜今後の破産管財業務に関する推測スケジュール

安愚楽牧場破産〜今後の破産管財業務に関する推測(2011年12月時点)スケジュール


 安愚楽牧場の破産手続き開始が12月9日となったことで、第1回の債権者集会(財産状況報告集会)が2012年(平成24年)5月30日に日比谷公会堂(日比谷公園内)という話が必然的に浮上いたしました。

 第1回債権者集会迄の約6ヵ月は破産管財業務にとって非常に重要な6カ月とも言えます。
そこで、こういった大型の破産事件に関して、オーソドックスなスケジュールを安愚楽牧場の事件に照らし合わせて考えてみたいと思います。


 まず、スケジュールとしては次の日程が推測されます。(必ずしもこのようになるとは限らないですし、何か特別の要素が入ってきた場合はこのスケジュールが変更になる可能性があります。あくまでも独自推測ですので、何かあるときはご自身で確認をされて下さい。)

 2012年05月30日 第1回債権者集会(正式な名称は、「破産者株式会社安愚楽牧場財産状況報告集会」のような文言)
                 ※基本的に捜査機関の「強制捜査(家宅捜索及び身柄の拘束)」がおこなわれるとしたら、                最もこの時期以降の可能性有。
                  またこの時期から、破産管財人は財務内容を精査し終わっているので、その不正や理にかなっていない資産の流出先(旧経営陣や関連会社、もしくは未だ支払うべき金銭をもらっていないところ)への回収をしはじめる。(既に始まっている場合も有)


 2012年11月30日 第2回債権者集会 この時期から役員個人及び関連会社等の債権者集会が行われる事も考えられる。
                
 2013年05月30日 第3回債権者集会 この時期以降において、配当財産が見込めるような場合は、破産債権届の受入が始まる。
 2013年11月30日 第4回債権者集会 この時期以降において、破産債権届の受入れを過去に行った場合は、債権調査期間が設け                  られる可能性がある。つまり自分の届け出た債権が、認められているかどうかを裁判所
                 が提示したファイルの閲覧で確認する。
 2014年05月30日 第5回債権者集会 この時期以降において、債権調査期間などが設けられた場合は、国税当局(公租公課の債権者)と破産管財人との争いが生じる場合がある。

 2014年11月30日 第6回債権者集会
 2015年05月30日 第7回債権者集会
 2015年11月30日 第8回債権者集会
 2016年05月30日 第9回債権者集会  時期は定かではないが、最後となる債権者集会となる前の債権者集会の頃に配当が行わ                 れる場合は配当が実施(債権者が届出した銀行口座に振込)される。
 2017年11月30日 第10回債権者集会 最後の債権者集会となった場合は「計算報告」となり終了する。

 以上のスケジュールから、つまり半年に1回の割合で、債権者集会が行われるものと思われます。第一回だけは、非常に参加人数も多いかと思いますので、この会場(日比谷公開堂)で行うとなった場合は入場できない可能性も充分にあります。
 原則として、「債権者集会」は債権者本人しか出席できませんし、非公開で撮影等も禁止されています。
ただし、債権者の相続人は実質的な債権者となりますし、債権者の代理人(弁護士)も勿論出席可能です。債権者の親族(配偶者や親子兄弟姉妹関係など)についても、委任状と(形式は最低限の事が記載されていれば自由)債権者であることを示す書類があれば、出席は可能と東京地裁が実施する過去の債権者集会ではされています。しかし、その場合であっても予め東京地裁民事20部に確認した上で債権者の親族を出席いただいた方が賢明です。
 出席しなくても債権届をしっかり出してあれば、不利な扱いはありません。また管財業務の資料などは東京地裁本庁舎14階で通常の平日の期間であれば債権者に限り閲覧が可能です。


 ところで、上記一覧の債権者集会は、実際に何年行われるのかは定かではありませんが、残余財産(安愚楽牧場としての破産管財人の預金通帳)があることと、資産を現金に替えるものが残っている場合があるということで継続されます。
 また、旧経営陣や関連会社に対する訴訟や東電に対する請求・国税当局への不服審査請求などが継続されている場合も、残余財産が充分であれば継続されます。
 さらに賠償請求を視野に入れていないところ、国・広告掲載会社なども責任の所在があきらかとなった場合は、破産管財人から賠償請求を起こすこともあるのかもしれません。しかし、その確率はあまり高くありません。
 逆に安愚楽牧場被害者の会(被害対策弁護団に委任してる場合)などにおいては、訴訟を希望する人がある程度いれば、責任があるのではないかと判断されれば(勝訴の見込みがあまりないとされていても)、訴訟の提起をするものと思われます。
 破産管財業務のイメージとしては簡単にはこのようになります。

 






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