2011年12月29日

都城大丸破産手続きへ、再建断念に地元「残念」〜スポンサーが見つからないため民事再生計画案断念

今年、スポンサーが決まらずで、民事再生計画案の2回の延長をしたという、百貨店(デパート)の都城大丸(宮崎県都城市)が民事再生手続きを断念し、破産手続きに移行することになる模様です。負債額が49億円ということで、その半分の24億円も出してまでスポンサーにはなりたくないということになるのかと思います。
 誰でも出資する以上は回収しなくてはなりません。それ以下の値段でも募集はしたのでしょう。しかし都城大丸での今後の見通しは明るくないということで、SPC(特定目的会社:匿名組合方式)などの手法を用いても、やはり営業がよくなる見通しでなければ、投資家からは、「詐欺」呼ばわれされるのが結末となってしまうので、やはり継続が難しいということになります。





都城大丸破産手続きへ、再建断念に地元「残念」〜スポンサーが見つからないため民事再生計画案断念

 九州経済
 民事再生法の適用を受け、経営再建を模索していた宮崎県都城市の百貨店「都城大丸」の運営会社・大浦は28日、宮崎地裁から再生手続き廃止決定を受けた、と発表した。破産手続きに移行する見通し。債権者は約630社で、負債額は約49億円。今年2月に民事再生手続き開始決定を受けた。しかし、代理人の江藤利彦弁護士によると、スポンサー企業が決まらず、提出期限の31日までに再生計画案を作成できる見込みがなくなった。同店は現在、営業していない。

 ◆市、対応策検討へ

 都城市の百貨店「都城大丸」の運営会社・大浦が再生手続き廃止決定を受けた28日、同市では再建断念を惜しむ声が上がった。

 長峯誠市長は記者会見を開き、「これまでのスポンサー企業探しが実らず残念」と表情を曇らせた。現在、破産手続きの移行に伴う様々な対応策を全庁的に検討していると説明する一方、これまで都城大丸が中心市街地活性化の核店舗だったことから、「集客力のある小売業として再生してほしい」と要望した。

 都城商工会議所の倉吉教文専務理事も、「非常に残念」と肩を落とした。これまで検討していた地元企業と協力して特定目的会社(SPC)を設立し、都城大丸の土地や建物を活用する案については「人口規模や地元の企業数などを考えると、SPCによるにぎわい創出は難しいのでは」と説明した。

(2011年12月29日  読売新聞)
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20111229-OYS1T00239.htm
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