2012年02月01日

「毒素吸う薬」数億円集め破産 詐欺容疑で女を聴取へ〜破産となってから警察もやっと動き出す。

よくディスカウントストアの「ドンキホーテ」やドラックストアチェーン店の老舗といわれている「マツモトキヨシ」などに行くと、足の裏に貼って靴下を履いて寝ると、「毒素」までとはいかないが、色々老廃物をすいとってくれて、翌朝には足の裏がツヤツヤになり足が軽くなるなんていう、グッズというか「医薬部外品」が売られていることがあります。
 確か100円出せば1足分一晩分は買えたような気がします。

 それらとは全く関係は無いと思いますが、そのようなビジネスを行うということで不特定多数なのか知り合いのつてのようなものなのかはっきりしていませんが、「ビジネスをやるから出資して欲しい」ということをもちかけたとのことです。
 しかし、ビジネスというのは、成功するかどうかも不明だし、ビジネスをやるものにとっては、「成功するんだ」と自己暗示もかけているので、「詐欺」という意識は毛頭ないのが普通です。

 ところが、ビジネスが進んで売り上げが落ちてもうかっていないんだけど、「儲かっています。絶対に高配当します。」というと「詐欺の可能性」が濃厚となってきます。
 当然出資して儲かりませんでした。「配当も元本もなくなって借金のみになってしまったので返せません」というだけのことだったら、「詐欺」として立証するのは困難のワザとなります。

 でも出資を募集するにあたって、「虚偽の要素をもちいて(債務超過だけど、黒字で粉飾するなど)出資者に説明すること」。そして、その相手方がそれに「乗る(お金を渡す)」その時点で詐欺という事になるのです。

 要は「欺罔行為」→「処分行為」この2つが存在して、「詐欺」(詐欺罪)の成立がなせるということです。
 それは、破産管財人となったものが、この個人の財務内容をしらべて発覚したものなのかもしれませんが、破産管財人自体は、その立場上「財産を公平に債権者に分配して、破産者を免責させるという目的」があるため、破産者を刑事事件から遠ざける傾向が普通といえます。ただ、やたらに遠ざけることもできないので、ありのままの調査を債権者に示すことによって、債権者から刑事告訴にいたったのではないかという推察となります。

 破産して「刑事事件」、これは今話題に取り上げている「安愚楽牧場」(破産)やU・F・O(民事再生中に詐欺事件発覚そして、破産)のキーワードともいえます。



「毒素吸う薬」数億円集め破産 詐欺容疑で女を聴取へ〜破産となってから警察もやっと動き出す。

 「毒素を吸う貼り薬」への架空の投資話を知人に持ちかけ、多額の現金をだまし取った疑いがあるとして、大阪府警は近く、大阪市浪速区の無職の女(69)を詐欺容疑で事情聴取する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。

 捜査関係者や出資者によると、女は2003年ごろから、「知人男性が足裏に貼る薬のビジネスをやっていて、私も出資をしている。高い配当をもらえる」などと、大阪府や兵庫県に住む知人らに持ちかけて、現金を集めていたという。

 女はこれまでに40人以上から計数億円を預かったとみられるが、借入金などを含め、計約1億8千万円を返還せず、10年12月に自己破産した。一部の出資者が、配当の支払いや元本の返金に応じないとして、昨年5月に女を詐欺容疑で大阪府警へ告訴した。
http://www.asahi.com/national/update/0131/OSK201201300219.html
(2012/1/31/asahi.com)




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posted by 管理人B at 03:56| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資詐欺事件 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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