2012年02月04日

安愚楽牧場被害大阪の出資者13人、経営陣を詐欺容疑で告発(告訴)へ〜実は警察の受け入れ体制が整ったということ。

安愚楽牧場被害者(出資者)が旧経営陣3人を刑事告発(告訴)へ〜実は、被害届・行政への働きかけで警察での受入体制が整い始めたということ。


 2月3日に安愚楽牧場の旧経営陣への刑事告訴(報道では「告発」と強調)を大阪の出資者(安愚楽牧場和牛オーナーの出資者)が行いました。

 よく考えてみると、これだけ騒ぎになっておきながら、誰も「告訴・告発していなかったのか?という話が当然出てくると思いますが、出資者は7万3000人もいるのですから、誰も告訴・告発はしないはずはありません。むしろ今まで多くの人が情報の提供や被害の申告(被害届)、そして、告訴(被害の当事者が対象者へ刑事処罰を求めると)、告発(被害とは関係の無い第3者が対象者へ刑事処罰を求めること)をしているはずです。
 
 では、なぜ「初の刑事告発」と言われているのかというと、それは捜査機関(警察)の方から、水面下のやり取りにおいて、「告訴・告発していい」(大阪だから「告発・告発して、ええ」)という告訴をすることについての「許可」が行われたので、出資者は(恐らく安愚楽牧場被害対策大阪弁護団の弁護士が告訴の代理人として訴状を作成して)告発(告訴)に踏み切った(踏み切る許可を警察からいただいた)という事なので、「初の刑事告発」ということになります。


 日本の刑事訴訟法などの法律や表だった刑事政策からすると、「なんで、告訴告発するのに受入側の警察が決めるんだ、おかしいじゃないか!」という人も少なくないはずですし、そう思うのが当然です。
 しかし、以前からお伝えしているように、それを許してしまうと、警察官が何人いても足りません。日本全人口は約1億2千万人いると言われていますが、大げさに言わなくても、その人口全部が「警察官」の仕事をしていても足りないくらいの仕事量となってしまいます。 
 ですから事実上、告訴。・告発は警察の許可やお墨付きが必要ということになるのです。

 特に安愚楽牧場は4300億円の負債でその97%の約4200億円がオーナーの債権という異常な数字です。
それを全容解明しようとすると、捜査にとてつもない人員を投入しなければならず、その捜査は当然税金で使われるわけですから、捜査の開始は慎重になってしまいます。

 裏を返せば、今回の「初の刑事告発」が可能となったということは、その背景にある、捜査体制が整い始めている、つまり「安愚楽牧場の捜査を開始できる準備ができました。これから告訴・告発はジャンジャン可能です。」という事を示しています。

 さらにこういった判断は大阪府警だけはできず、その上の近畿管区警察本部やそれら全国ブロックのリーダー的な存在である警視庁(だから「東京都警察本部」という名称ではない)の確認は取れているものと思います。

 そうなると当然そこには、(いい意味で)政治的な動きがあったことは否定できません。国会議員の中でもっともこの問題に取り組んでいる自由民主党の柴山昌彦衆議院議員(埼玉8区選出〜主に埼玉県所沢市)の立法府や行政府への働きかけが効いてきているものと見られます。

 こういうことは行政の人件費や財源の問題が絡んでくるので、どうしてもそういう意味での働きかけがも必要となってきます。

 この13人という出資者がどういった構成(顔見知りなのか、被害者サークルをつくって居酒屋やカフェで活動)なのか詳細は控えますが、なんどもお伝えしているように被害者が捜査機関に対して声を上げていく必要はありますし、今後も継続して行うべきです。

 今回告発が13人で合計1億円にも満たないような被害額の可能性があるので、100億円程度の被害額で大体懲役10年位の求刑を見込まなければならないわけですから、今後はより、多くの地域で告訴・告発も「容易に」なることでしょう。



安愚楽牧場被害大阪の出資者13人、経営陣を詐欺容疑で告発(告訴)へ〜実は警察の受け入れ体制が整ったということ。


安愚楽牧場 出資者らが告発へ
2月3日 15時38分   
いわゆる「和牛オーナー制度」で急成長した栃木県の畜産会社「安愚楽牧場」を巡って、大阪の出資者らが「経営に行き詰まったのにオーナーを勧誘し、出資金を集めた」として、安愚楽牧場の社長らを詐欺などの疑いで警察に告発する手続きを取りました。
栃木県那須塩原市に本社がある安愚楽牧場は、繁殖用の牛への投資を募り、子牛を買い取って配当する和牛オーナー制度で急成長しましたが、去年、経営が悪化し、4300億円余りの負債を抱えて、破産手続きが進められています。全国で7万人を超える会員のうち、大阪府内の13人が、3日、警察に告発の手続きを取ったもので、このうち、安愚楽牧場が民事再生法の適用を申請する直前の去年7月に出資した6人は、「経営に行き詰まったのにこれを隠して勧誘し、合わせて800万円余りをだまし取った」などとしています。また、出資者らは、「必ず出資金が戻るとうその説明を受けた」とも主張し、安愚楽牧場の社長ら3人には詐欺や出資法違反などの疑いがあるとしています。安愚楽牧場を巡って、出資者が告発や告訴に踏み切ったのは初めてで、大阪の弁護団長の斎藤英樹弁護士は、「大きな被害が出ているので、捜査機関が連携し、全容を解明してほしい」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120203/t10015761282000.html
(2012/2/3/NHKニュース)


「安愚楽牧場」初の刑事告発へ
和牛オーナー制度で経営破たんした安愚楽牧場をめぐり、初めての刑事告発です。大阪府内の出資者13人が、経営悪化を隠して金を集めたとして、社長らを3日、警察に告発し-ます。
http://www.youtube.com/watch?v=pt63lA-sR8c
(2012/2/3/tbs-i)


安愚楽牧場破綻:大阪の出資者13人、経営陣を詐欺容疑で告発へ

 「和牛オーナー」制度で出資会員を集めていた「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県)が経営破綻し、出資金を返還できなくなっている問題で、大阪府内の出資者13人が、同社側が経営悪化を隠して出資金を集めていたなどとして、当時の経営陣を詐欺容疑などで大阪府警に告発する方針を決めた。3日にも告発状を郵送する。被害対策大阪弁護団によると、同社の破綻を巡っての刑事告訴・告発は初めて。

 告発状によると、同社は昨年4月ごろには経営に行き詰まり、契約しても和牛の飼育などができない状態だったが、経営維持のため出資金の詐取を計画し、昨年7月、告発人13人のうち6人から計約850万円を集めたという。また、他の7人にも出資金が必ず戻るなどと虚偽説明して出資金を集めていたとされ、13人の出資金残額は計約7億円に上る。

 出資者13人は、詐欺容疑のほか預託法違反(不実の告知)や出資法違反の容疑でも告発。同社が出資者に出資に見合う繁殖牛を保有していないことを告知していなかったなどと指摘している。弁護団の今井孝直弁護士は「真相解明のためには、警察に動いてもらうしかないと考えた」と話している。【苅田伸宏】

毎日新聞 2012年2月3日 東京夕刊

<企業倒産>昨年県内、60件減の111件 安愚楽牧場影響、負債は4190億円増 /栃木
<中古車販売詐欺>「ミャンマーでも」と偽り出資金集め 容疑4人を再逮捕 /群馬
<出資詐欺>モンゴルでの事業で 元社長ら6容疑者逮捕−−警視庁
<中古車販売詐欺>金銭借用を偽装か 出資法違反回避狙い /群馬
<架空投資詐欺>「燃える水」:社長に懲役5年−−地裁判決/千葉
http://mainichi.jp/select/biz/news/20120203dde041020048000c.html
(2012/2/3/毎日新聞 東京夕刊)


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