2012年02月24日

安愚楽牧場問題、消費者庁が報告聞かず担当課長に厳重注意〜馬にはニンジン、和牛被害では刑事告訴。柴山議員には選挙票?の差出が今後のポイント。被害回復には「国家賠償」も視野に入れるべき。 

安愚楽牧場のニュースにおいて前後していましまいたが、
 もともと「安愚楽牧場」のような類似した投資システムは、過去にもいくつも存在しており、そういう事件が起こるたびに「法律の不備」が度々指摘され、その都度(だましだまし)改正させてきています。
 でも、こういった事件は(まだ安愚楽牧場は刑事事件にはまだ至っていません。あと4カ月位で強制捜査を開始する山場とも考えれらますが)
 大きな事件では国会議員が出てきて何らかの方策を練るわけですが、あまり効果がなかったという事も多々見られます。今回の場合は柴山昌彦議員が先頭に立って行っていますが、やはり現行の法律では対処できない分、政治の力を存分に発揮して、安愚楽牧場の被害者の救済に取り組んでほしいと願っています。
 
 しかし、安愚楽牧場が自ら隠していたということではなく、何らかの申し出(当然やばくなりそうなことかもしれません)をしたのに、消費者庁が耳を貸さなかったということであれば、その結果「もしその時耳を傾けていたらこのような惨事にならなかったのではないか」という場合は、当然賠償責任に値することになります。

 安愚楽牧場も当然馬鹿だらけではないから、ヤバイ(倒産の可能性)時期は自認していると思います。その時の消費者庁への相談だとしたら、責任を追及すべきだと思います。

 こういう事件の民事賠償責任は、「可能なところへは提訴する」というのが通常のスタンスですから、その部分も徹底的に調べるべきです。

 あと先日大阪で告訴告発が行われたわけですが、やはり最も告訴告発の効果がテキメンなところは、埼玉県所沢市周辺の柴山議員の埼玉8区に在住する安愚楽牧場の被害者(特に直前の「安愚楽応援コース」)に出資した人が最寄りの警察に告訴をすることです。とにかく今は被害の声の「濃度」を大阪だけでなく、埼玉の所沢にも集中させるのが刑事事件へ飛躍的に発展させるきっかけとなります。
 安愚楽牧場の被害者は国会のある永田町で騒いでもあまり取り上げてくれないかと思いますが、埼玉8区の中にある所沢市の西武デパートの前で騒げばそれなりの手は差し伸べてくれる可能性はあります。
 そして安愚楽牧場に対する強制捜査となった時、まず報道されるのは「(例)埼玉県所沢市に住む男性65歳 他7名の出資者 計1億5000万円の被害額」
 そうなれば、政治と司法の両方の相乗効果が期待されるものと目されます。とにかく今は「お祭り」が必要です。


 
安愚楽牧場問題、消費者庁が報告聞かず担当課長に厳重注意〜馬にはニンジン、和牛被害では刑事告訴。柴山議員には選挙票?の差出が今後のポイント。被害回復には「国家賠償」も視野に入れるべき。 



安愚楽牧場問題、消費者庁が報告聞かず担当課長に厳重注意

最終更新:2012年02月21日 11時00分
 経営破綻した和牛預託商法の「安愚楽(あぐら)牧場」(本社・栃木県)の問題で、口蹄疫の発生直後に安愚楽側から消費者庁に報告に来た際に、報告を聞かずに帰していたとして長官が担当課長に厳重注意をしていたことが21日わかった。21日の衆院予算委員会で、松原仁・消費者担当相が、柴山昌彦委員(自民)の質問に答えた。

 安愚楽牧場の投資を巡っては、被害者数は7万人以上、被害総額約4200億円という戦後最大の消費者被害事案に発展した。

 2010年春に口蹄疫が感染し、同牧場の預託牛が減少し、出資金を割り込んだと見られる。農林水産省の立ち入り検査で注意を受けていた。それを引き継いでいた消費者庁に、牧場側が報告に訪れたという。

 しかし、松原大臣は「苦情相談などがなかった。何か具体的に聞くことがあったら連絡する、と言って、結果として報告を受けなかった。今思えば、聞いておくべきだった。長官が担当課長に厳重注意しており、極めて遺憾である」とした。

 農水省の調査では、同牧場が債務超過状況にあることが判明していたという。松原大臣は重ねて「極めて遺憾で、今の私の立場として(消費者に)申し訳ないと思っている」と謝罪した。

 また、芝山委員は、景品表示にも問題があったとして、金融商品取引法を預託法に導入できないか、と質問。

 自見庄三郎金融・郵政改革担当相は「金商法の規制では、規制対象としてはなじみにくい。問題があれば預託法において、規制の見直しを検討すべきだと考える」とした。
http://media.yucasee.jp/posts/index/10495?la=nr4
(2012/2/21/ゆかしメディア)


安愚楽牧場 再発防止へ法律見直しも

2月21日 13時37分 

松原消費者担当大臣は、衆議院予算委員会で、栃木県の畜産会社「安愚楽牧場」が、繁殖用の牛への投資を募ったあと経営破綻したことに関連して、今後、同様の問題が起きないよう、関係する法律の見直しも含めて対応していく考えを示しました。
この中で、松原消費者担当大臣は、栃木県の畜産会社「安愚楽牧場」が、繁殖用の牛への投資を募ったあと経営破綻したことに関連して、おととしの夏に、安愚楽牧場から消費者庁に、状況を報告したいと連絡があったにも関わらず、消費者庁が報告を受けなかったことを明らかにし、「極めて遺憾で、申し訳ない」と陳謝しました。
そのうえで、松原大臣は「安愚楽牧場に関しては、契約者が所有する牛の頭数や内訳が開示されていなかったことなど問題点が指摘されているので、今後、法令の見直しも含め、制度面、運用面の見直しも検討していく」と述べ、同様の問題が起きないよう、関係する法律の見直しも含めて対応していく考えを示しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120221/t10013174021000.html
【関連する記事】
この記事へのコメント
いつも拝読しております。
ここのところ新聞紙上をにぎわせている「AIJ問題」と安愚楽牧場の問題は、「やっていることがよく似ている」と思うのですが、どうしてこんなに対応が違うのでしょう?
片方が「企業年金」に絡み、もう片方が「個人資産」であるからですか?日経新聞においては「自己責任」という文字も躍っていましたが。。。(特に前者はプロの経営団体が判断し預けているわけですから)
2000億の行き先が説明できない=4200億の行き先が説明できない、「年240億黒字とうたいつつ、実は赤字経営などの部分も同じではないかと、素人には思えます。

やはり、裏に絡む人脈等の違いで「見ないふり」をされているのでしょうか?
Posted by オーナー債権者 4 at 2012年02月27日 09:17
オーナー債権者 4 様

 いつもご愛顧いただきありがとうございます。
ご質問のご回答はこちらの記事の考察も含めてこちらに記載させていただきました。どうぞご覧頂けたらと思います。
 今後ともよろしくお願いいたします。

2012年02月27日
金融庁、信託銀も調査へ AIJ年金消失問題、管理責任見極め〜「嘘」の運営で損失が著しく大きい。
http://re-plus.seesaa.net/article/254363514.html
Posted by 管理人C at 2012年02月27日 16:05
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