2012年03月04日

AIJ投資顧問(厚生年金基金)2000億円逸失事件。 500億円架空計上で、しかも「自転車操業」の可能性大。「第二の安愚楽牧場被害」事件。

AIJ投資顧問が運用していた2000億円がなくなっていた件では、利益計上の500億円が架空計上(嘘の利益を公表及び報告)ということが関係者からわかったということです。酷いのは各企業から2000億円預かったというものがなくなってしまっているということです。
 AIJの運用は実際に上手くいかなかったということだけではなく、実際の結果を見て、解約をされるのをおそれて、元金や他の新規の資金などによって、損失や配当を埋めていたという可能性があるということですから、それをやってしまえば、直ぐに運転資金は底をつくようになってしまいます。

 そこまで来ると、刑事事件の発展はそんなに遠くないはずです。形式にはまった(刑事事件の様式にはまった)事件なので、証券等取引委員会は東京地検などに刑事告発して、刑事事件として取り扱う可能性は充分にあるのかと思います。

 
 




AIJ投資顧問(厚生年金基金)2000億円逸失事件。 500億円架空計上で、しかも「自転車操業」の可能性大。「第二の安愚楽牧場被害」事件。


AIJ 500億円架空計上か


3月4日 17時42分 

「AIJ投資顧問」が預かっていた企業年金の資金のほとんどがなくなっていた問題で、運用していたとされるおよそ2000億円のうち500億円ほどは、うその利益を架空に計上したものだったことが関係者への取材で分かりました。証券取引等監視委員会は、AIJ投資顧問がうその報告を続けていたとみて調査を進めています。
東京の投資運用会社「AIJ投資顧問」は、顧客の企業などから預かった年金資金のほとんどがなくなっていることが分かり、業務停止の処分を受けました。
財務局に提出された事業報告書などによりますと、AIJ投資顧問が運用していた資金は、およそ2000億円とされていますが、このうち500億円ほどは、運用で出た利益として架空に計上したものだったことが関係者への取材で分かりました。
実際の運用では損失が出ていましたが、AIJ投資顧問は損失を隠したうえで、さらに利益が出ているように見せかけるため、こうした架空計上を続けていたということです。途中で契約を解除する企業年金が出た場合には、うそが発覚しないよう架空の運用益も上乗せして返還していたということで、経営は自転車操業のような状態だったということです。
こうした経営の実態は、浅川和彦社長のほか、2人の役員も把握していたということで、証券取引等監視委員会は、AIJ投資顧問が巨額の損失を隠すため、会社ぐるみでうその報告を続けていたとみて調べています。

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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120304/t10013470991000.html
(2012/3/4/nhkニュース)
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posted by 管理人B at 21:35| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 年金 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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