小沢氏のような有名政治家の裁判では、冒頭陳述(第一回公判)から判決迄、度ある事に報道されますが、それよりあまり有名でない政治家や、ある程度の事件であれば、第一回公判と論告求刑・最終弁論そして、判決 と大体4回の報道のみとなることが多いです。
論告求刑は、検察官役指定弁護士が「禁固3年」という意見を裁判所に求めたという事になります。通常の判決では、検察官の求刑の約8割の刑罰の判決になることが多いので、実際の判決では「有罪ということであれば」「禁固2年8か月」位の刑を言い渡されるであろうと言われています。
ところが、裁判員制度の始まった平成22年5月から同様に「検察審査会法」も大きく改正されて、本来検察が不起訴にした事件も検察審査会で審議されてその上で検察に「起訴相当」ともうしたてたけど、2回もそれが繰り返された場合に限り、「強制的」に起訴されるという制度となりました。
それが検察官役の「指定弁護士」という制度です。この「指定弁護士」という制度は相当の過去から続いている制度ですが、それは、裁判・検察・警察、その他刑務所・公安調査庁などの「人権」に関わる部分で、国家訴追主義である「検察」が不起訴にした場合、裁判所の審判(附審判)を経て、クロ(有罪になる)と判断された場合に限り、裁判所が検察官役を弁護士に「指定する」ということで「指定弁護士」と言われています。
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検察審査会地検特捜部小沢一郎
http://www.asahi.com/national/update/0309/TKY201203090367.html
(2012/3/09/asahi.com)
ラベル:小沢一郎 民主党 元代表 禁錮3年 求刑 陸山会(不動産)土地取引事件 陸山会土地取引事件 陸山会 検察審査会 地検特捜 資金管理団体 土地取引事件 政治資金規正法違反 虚偽記載 強制起訴 民主党元代表 小沢一郎被告 東京地裁(大善文男裁判長) 東京地裁 大善文男裁判長 検察官役の指定弁護士 指定弁護士 禁錮 法定刑 石川知裕・衆院議員(38) 東京地検特捜部 田代政弘検事(45) 新潟地検 捜査報告書 公訴(起訴) 2012/3/09/asahi.com
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