今日の話だと森トラストからJフロントが「パルコ」の株を譲り受けたという報道もながれたところです。
大丸も松坂屋も百貨店としては有名ですが、日本の構造も大きく転換し、
かつての百貨店⇒スーパー⇒コンビニエンスストア という構造が
しかし、百貨店もそう簡単に歩いてきた歴史からやすやすとスーパーマーケットには膝まづきたくないはずです。
ですから、同じ穴の狢(むじな)というか、同じ境遇の百貨店同士がお互い力をあわせて自分自身の立場を守ろうということで、大丸と松坂屋が経営統合のような感じになって「Jフロントリテイリング」を誕生させたということです。
そして、ちょっと足を伸ばしたいといってもかつてデパートに子供連れで遊びにいっていたものが今では、大手スーパーのSC(ショッピングセンター)へ行くようになっています。でもショッピングセンターに行っても行くのは、お値段以上の「二トリ」とか、「しまむら」「ユニクロ」などの激安衣料品店、イト―ヨーカドーやイオンのような安い小売スーパーです。その中に百貨店があっても高価なものばかりで消費者は足を運ばないことでしょう。
かつてのように、夫の給料で家族を養っている時代ではなく、男女雇用機会均等法の出現で女性の社会進出で労働人口も余ってきました。そして、その分「契約社員」とか「派遣社員」のような時間を切っての働き方となる低賃金の労働力が世の中を運びり、貯金もできないような生活もやっとの部分が多くなってきているのです。
ですから、百貨店はどこに行っても「根本」を替えない限りは売上は伸びないのが当然なのです。
Jフロントリテイリングは26日、横浜市都筑区のショッピングセンター内の「大丸ららぽーと横浜店」の営業を、来年1月末に終了すると発表した。「デパ地下」をイメージした食の専門店街として、2007年にオープンした。売上高が伸び悩み、赤字が続いていた。昨年には100円ショップやドラッグストアも入れたが、黒字化のめどが立たず、閉店を決めた。売り場面積約3900平方メートル。年間売上高は約38億円。
〈ロイター〉Jフロント、大丸ららぽーと横浜店の営業を13年1月末で終了(3/26)
http://www.asahi.com/business/update/0326/TKY201203260482.html
(2012/3/26/朝日新聞)
〈東洋経済〉J.フロントは高値更新、月次・パルコなど材料豊富で需給妙味も(3/9)
〈東洋経済〉J.フロントが高値更新、月次好調で需給が引き締まる雰囲気も(3/2)
http://www.asahi.com/business/news/reuters/RTR201203260072.html?ref=reca
(2012/3/26/朝日新聞)
2012/3/26 15:26
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819594E0E4E2E0858DE0E4E2E1E0E2E3E0E2E2E2E2E2E2
(2012/3/26/日本経済新聞)