2012年03月29日

厚生年金基金:運用担当9割「素人」…厚労省調査〜厚生年金の失敗をさんざ見ておきながらなぜ今頃?と国民は納得しないでしょう。

 年金はよく3階建ての建物に例えれます。
1階が国民年金
2階が厚生年金
3階が厚生年金基金

 と大雑把にいわれています。
しかし、「厚生年金」もよく「運用の失敗」が報告されています。たとえば、厚生年金を原資にして、ホールや温泉旅館を運営したのはいいものの採算が合わなくって撤退。じゃあそれまでの費用は皆「厚生年金」が原資となっていて、結局「運用の失敗」のつけが回ってきています。
 それが分かっていながら、今頃しかもその親元の「厚生労働省」の調査だというのだから、あきれ返ってものが言えません。
もともとその根幹(厚生労働省)がしっかりとしていないから、年金をちょろまかしたりする社会保険庁の職員がいたり、厚生年金の運用を平気で失敗するものがいるのですから、「厚生年金基金」の運用が「素人9割」といわれていも、国民は「なぜ今頃になって」と思うのが普通でしょう。
 こういうところがしっかりしていなければ日本の景気回復云々は当然難しいです。
もう一回顔を洗って考えなくてはいけません。ですから国会議員は「解散総選挙」と脳天気なことを言っている時間はないのです。



厚生年金基金:運用担当9割「素人」…厚労省調査〜厚生年金の失敗をさんざ見ておきながらなぜ今頃?と国民は納得しないでしょう。

 厚生労働省は28日、厚生年金基金に関する実態調査(3月1日時点)の結果を公表した。資産の運用を担当する役職員の9割が運用業務経験のない「素人」だったことが分かった。役職員に天下りしている国家公務員OBは721人(うち旧社会保険庁、厚労省出身者689人)で、09年5月の調査(646人)より75人増えたほか、厚労省が役員の公募を求めた10年9月以降に役員が任期を迎えた200基金中、実際に公募をしたのは37基金にとどまることも判明した。

 ◇公募実施は37基金
 調査はAIJ投資顧問の年金消失問題を受けて、3月1日時点で存在する581基金を対象に実施した。運用体制を回答したのは558基金。運用に携わる役職員は総数2065人だが、88%の1826人は運用業務の経験がない。7割の基金は運用コンサルタントを採用していなかった。558基金中AIJに委託したことのあるのは88基金だった。

 厚労省は、09年12月の旧社保庁廃止に伴って多くの退職者が再就職先に厚年基金を選んだとみている。

 同省は各基金に公募要請が徹底されていないことについて、30日に改めて公募実施を求める。【鈴木直、石川隆宣】

毎日新聞 2012年3月28日 21時47分(最終更新 3月28日 23時01分)

<厚生年金基金>運用経験者ゼロ8割…知識不足浮き彫り
<厚生年金基金>公募要請後も「天下り」…社保庁OBら4人
<AIJ問題>旧社保庁OB600人天下り 厚生年金基金に
<AIJ問題>旧社保庁OB、年金委託勧誘での優遇を否定
<年金消失>AIJ社長参考人質疑 監視委調査と食い違い
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20120329k0000m040075000c.html
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posted by 管理人B at 05:25| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 年金 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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