2012年04月06日

長野県大町市の第三セクター「あすかの杜」(温泉宿泊施設運営)は自己破産申請へ〜バックが自治体なのか、のんべんだらりの経営はやはり命取り。 

長野県大町市の第三セクターの「株式会社あすかの杜」(あすかのもり)は「明日香荘」という温泉宿泊施設を営業しているということです。
  その会社が経営難ということで、自己破産をしましょうという考えにいたっています。
 その経理に関しても不明朗な点がある(もしかしたら不正なことでもやっているんじゃないか)ということで、調査委員会ももうけているということです。

 そもそも「第三セクター」で行っている経営は、どこででも「儲けよう」とか「赤字にしないようにしよう」というような観点が大いにかけているのではないかという部分も多々見らます。
 そのため、結局、毎年「赤字」を垂れ流し、その累積で借金の返済ができずとうとう倒産の法的処理に至っているということがしばしばです。


長野県大町市の第三セクター「あすかの杜」(温泉宿泊施設運営)は自己破産申請へ〜バックが自治体なのか、のんべんだらりの経営はやはり命取り。 


大町の三セク「あすかの杜」は自己破産申請へ
04月05日(木)
 経営難から清算方針を決めていた大町市出資の第三セクター「株式会社あすかの杜(もり)」は4日、主力の温泉宿泊施設「明日香荘」などの営業を停止、事後処理を弁護士に一任し、近日中に自己破産を申請する方向となった。同荘など3施設の指定管理者を任せてきた市は、東日本大震災以降に悪化したとされる経理状況に「不明朗な点がある」として、庁内に設けた調査委員会で近く精査に入る。

 同社によると、2011年3月期決算は売上高1億8400万円、純損失92万円余を計上し、累積赤字は1800万円。今年1月末の負債総額は納入業者への未払い金約3千万円を含め約9600万円と膨れ、従業員の2、3月分給料計約880万円も未払いとなっている。

 市は、急激な経営悪化の理由を東日本大震災後の売り上げ減などとする同社の説明と、公表されている決算内容との落差が大きいとし、4日までに「指定管理に関する事務調査委員会」を発足させた。これと別に、同社取締役会も経営実態を検証する予定だ。

 自己破産による清算方針が固まり、高橋忠芳社長は4日、既に退職した3人を除く従業員28人全員に5日付での解雇を伝えた。近日中に指定管理者の返上も市に届け出るという。

 これを受け、市は3施設の新たな指定管理者を探す考え。ただ、明日香荘などは同市八坂地域の振興拠点であり、従業員の救済の可能性を探る意味でも「いつまでも閉めておけない」(降籏和幸産業観光部長)として、市の直営による当面の経営を早急に検討するとしている。
http://www.shinmai.co.jp/news/20120405/KT120404ATI090007000.html
(2012/4/5/信濃毎日新聞)
posted by 管理人B at 01:59| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 倒産(公的関連・第3セクター等) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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