2012年04月09日

安愚楽牧場の大阪の出資者6人、詐欺容疑で出直しの告訴〜馬や牛の尻や三ヶ尻を叩いても逃げられるだけで無駄!今は警察の尻をしっかりと叩くのが最重要課題。

何種類かの報道によると、大阪の安愚楽牧場の和牛オーナー債権者(被害者)が改めて告訴したということです。以前今年の2月には、それら債権者が大阪府警に告訴をしました。しかしその告訴の内容が多岐に渡っている(つまり刑法第246条の詐欺罪以外にもいくつかの罪状を載せた告訴となっている)ので、警察(大阪府警)では、「ちょっとちゃうなあ〜」ということで留まっていたようです。そして、今回告訴状の修正を「刑法第246条の詐欺罪」に的をしぼったため、大阪府警から「これならいけるぞ!」というお墨付きを得たので、受理されることを前提で「告訴」という運びになったものと思われます。

 今回詐欺罪で告訴されたのは、三ヶ尻久美子元社長の他に、元取締役の増渕進 氏 と三ヶ尻勲 氏 の3名という事になります。
  恐らく早くて6月か7月と思われる「強制捜査」(逮捕)はこの3名が対象となる可能性が高いです。

  しかし、ご存じの通りこの3名は既に破産となっているので、対抗できるのは、「債権届」しかありません。また万が一(千が一か百が一かもしれませんが)「隠し財産」というものが出てきたときには「債権届」の債権者の権限を活かして「免責」の取消を要求する事になります。 

 よって、この3名においては、破産・刑事という法廷に立つことはあっても、本丸と言える民事訴訟(損害賠償請求訴訟)の法廷には立つことはありません。よって、この3人以外の関係者及び関係法人に対しての「賠償請求」を視野に入れることになります。

 今までこういった報道や当方においても「考察」をしてきましたが、まとめるとこの「刑事事件」の今後の推察は次の通りになります。

●被疑者(容疑者・被告人) 三ヶ尻久美子元社長、増渕進元取締役、三ヶ尻勲元取締役
●逮捕容疑(被疑事実) 出資者に対して嘘の説明をして、返金できないとわかっていながらあえて募集をし入金させたこと(●刑法第246条詐欺罪)
●対象出資案件;倒産直前7月募集分の出資商品

 あと、読売テレビでは負債総額4200億円となっていますが、これは、和牛オーナー全体の債権額(全体の97%)なので、実際の負債総額は4330億円になります。



安愚楽牧場の大阪の出資者6人、詐欺容疑で出直しの告訴〜馬や牛の尻や三ヶ尻を叩いても逃げられるだけで無駄!今は警察の尻をしっかりと叩くのが最重要課題。


安愚楽牧場の出資者6人、詐欺容疑で告訴

現在位置:
朝日新聞デジタル
社会
裁判
記事2012年4月6日15時40分


 和牛オーナー制度が行き詰まり、経営破綻(はたん)した安愚楽牧場(本社・栃木県)に出資していた大阪府内の被害者らが大阪府警に告発状を提出していた問題で、うち6人が6日、詐欺容疑にしぼり、大阪府警に改めて告訴状を出した。府警は受理する方針。

 大阪の被害対策弁護団は2月、全国の被害者に先駆け府警に告発状を提出。当初告発したのは13人で、詐欺のほか出資法違反や預託法違反(不実の告知)の疑いも含めていた。府警と協議を重ねた結果、告発を告訴に切り替え、人数も6人(43〜76歳)への詐欺容疑に絞ったという。

 告訴対象は、三ケ尻久美子社長と前役員2人。千葉、埼玉、栃木、愛知各県の出資被害者らも詐欺容疑などでの告訴・告発を準備しており、府警は警察庁などと協議する方針。

関連リンク
安愚楽牧場の経営陣を告発へ 高額出資者ら、詐欺容疑で(2/3)
安愚楽牧場、破産手続き開始 東京地裁が決定(11/12/9)
安愚楽牧場、民事再生を断念 破産手続きで資産処分(11/11/8)
安愚楽牧場に景品表示法違反の疑い 消費者庁が調査開始(11/10/5)
安愚楽牧場の民事再生手続き開始決定 東京地裁(11/9/6)
http://www.asahi.com/national/update/0406/OSK201204060075.html
(2012/4/6/朝日新聞)







安愚楽旧経営陣を詐欺容疑で告訴…大阪の出資者ら

 経営破綻した「安愚楽あぐら牧場」(栃木県那須塩原市、破産手続き中)の和牛オーナー制度を巡り、大阪府内の出資者ら6人が6日、同社側が経営悪化を隠して出資金を募り、計847万円をだまし取ったとして、詐欺容疑で旧経営陣3人についての告訴状を大阪府警に提出した。

 今回の6人を含む出資者ら13人が2月、同容疑や出資法違反などの容疑で府警に告発状を提出していたが、受理されていなかった。被害対策大阪弁護団は「詐欺容疑に絞った告訴で、迅速な捜査を促したい」としている。

(2012年4月6日  読売新聞)
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120406-OYO1T00806.htm?from=main3


安愚楽牧場:社長らを告訴…出資者6人
毎日新聞 2012年04月07日 01時54分(最終更新 04月07日 10時01分)

 「和牛オーナー」制度で出資者を集め、経営破綻した「安愚楽牧場」(栃木県)について、大阪府内の6人が6日、三ケ尻久美子社長と前役員2人に詐欺の疑いがあるとして、大阪府警に告訴状を提出した。府警は受理する方針。
 大阪の被害対策弁護団によると、安愚楽牧場は昨年4月ごろ、経営に行き詰まり、新たな和牛オーナーを募っても和牛の飼育などができない状態だったのに、経営を維持するため昨年7月、6人から計約850万円を集めていたという。
 安愚楽牧場は繁殖牛のオーナーを募集、生まれた子牛を買い取る和牛オーナー制度を実施していたが行き詰まり、負債総額約4300億円を抱え経営破綻した。出資した会員は全国に約7万人いるとされ、大阪以外の出資者らも千葉、埼玉、栃木、愛知の4県警に刑事告訴を行う準備を進めている。【渋江千春】
http://mainichi.jp/select/news/20120407k0000m040124000c.html
(2012/4/7/毎日新聞)



安愚楽牧場社長らを詐欺で刑事告訴 債権者
巨額の負債を抱えて経営破たんした安愚楽牧場から詐欺の被害を受けたとして債権者が6日、大阪府警に刑事告訴した。詐欺の疑いで刑事告訴されたのは安愚楽牧場の三ヶ尻久美子元社長と当時取締役だった男性ら2人。被害対策弁護団によると三ヶ尻元社長らは去年6月から7月にかけて安愚楽牧場の経営が行き詰まり金が返せなくなることが分っていながら、大阪府内に住む60歳台の男性ら6人に高額の配当金を約束して計約840万円をだまし取ったとされている。被害対策弁護団は6日午前、大阪府警本部を訪れ捜査二課の担当者に告訴状を手渡し、府警も受理したという。安愚楽牧場の負債総額は4200億円とも言われ、大型の刑事事件に発展する可能性が出てきた。(04/06 18:33)
http://www.ytv.co.jp/press/kansai/D0673.html
(2012/4/6/読売テレビ)

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