2012年04月28日

「焼肉酒家えびす」運営会社フーズ・フォーラス(特別清算手続き、石川県金沢市)の勘坂康弘元社長、自己破産申し立て 〜被害者補償を優先し、銀行等に債権放棄をもとめるための行為。

牛肉ユッケなどによる食中毒事件により倒産への端を発した、「焼肉酒家えびす」(フーズ・フォーラス社〜任意整理から特別清算手続き中)の元代表の勘坂康弘氏が債務が存在する事を認め、またその債務が弁済できない状況を届け出るという「自己破産」の申し立てをいたしました。本人が届け出た(自認している)負債総額は約13億2千万円ということで、その負債内容は、被害者の賠償を含んでいたり、会社の債務を元社長が連帯保証をしているという内容ですが、この自己破産の大きな点は、被害者の賠償を自らの責任を認め約7億円が組み込まれたという事になるのだと思います。
 
 最も最初に補償されなければならないのは、その食中毒の被害者になるのですが、現行の法律だと、その被害者の賠償金などは、一般債権にしかならず、従業員の給与や社会保険や公租公課(税金)のような優先債権などのような特別扱いをされないというのがこの事件の大きな浮上点です。

 今後はこういった事故の被害者に充分な補償をできるような形を思慮した立法政策(倒産法関連)を視野に入れる事が必要となってきます。



「焼肉酒家えびす」運営会社フーズ・フォーラス(特別清算手続き、石川県金沢市)の勘坂康弘元社長、自己破産申し立て 〜被害者補償を優先し、銀行等に債権放棄をもとめるための行為。

「えびす」運営会社の元社長、自己破産申し立て 
2012/4/27 22:20

 焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」の集団食中毒事件で、特別清算中の運営会社「フーズ・フォーラス」(金沢市)の勘坂康弘元社長の代理人弁護士は27日、富山地裁高岡支部に元社長の自己破産を申し立てたことを明らかにした。負債総額は約13億2千万円。

 27日、弁護士が関係書類を郵送。地裁高岡支部は5月以降に受理して破産手続きの開始決定を行い、破産管財人を選定する。

 弁護士によると、申し立てた負債総額の内訳は、被害者への賠償額約7億5千万円のほか、フーズ社の取引業者などへの債務で元社長が連帯保証人となっている約5億7千万円など。

 フーズ社は特別清算手続きの中で、約1億3千万円とされる同社の資産を被害者に優先的に分配する考えを示しており、取引業者などに債権放棄を求めている。

 これに対し一部業者は、債権放棄の条件として、債権を回収不可能なものとして会計上処理できるようにするため元社長の自己破産を求めていた。フーズ社の代理人弁護士は3月末の記者会見で「元社長の自己破産に伴い、1億数千万円程度の債権が放棄される」との見通しを示していた。〔共同〕


フーズ・フォーラス、勘坂康弘、えびす、自己破産

http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E0E5E2E79D8DE0E5E2E6E0E2E3E09191E3E2E2E2;av=ALL
(2012/4/27/日本経済新聞)


元社長が自己破産へ

 焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」の集団食中毒事件で、運営会社「フーズ・フォーラス」(金沢市・特別清算中)の勘坂康弘元社長は27日、代理人を通じ、富山地裁高岡支部に自己破産の申立書を郵送した。

 リース業者の多くが、勘坂元社長の自己破産を条件に債権放棄に応じる姿勢を示しており、先月31日に高岡市で開かれた被害者説明会で、元社長の代理人弁護士が、自己破産する方針を伝えていた。

(2012年4月28日  読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20120428-OYT8T00019.htm
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