2012年10月20日

健康医学社(東京)が破産 温泉権めぐり訴訟も 競争激化で収益悪化〜果たして刑事事件へ発展するのか

「温泉権」(利用券の「温泉券」ではなく「温泉を利用できる権利」の「温泉権」)という名目で出資金を募っていた「健康医学社」という会社が今月の10月17日東京地方裁判所から破産手続き開始決定が言い渡されていたことがわかりました。
 この「健康医学社」は、「黒酢」を原料とする健康食品の販売が有名で、国内でも大きな存在ともなっていました。

 しかし、同様の他社との競争激化により売上が落ち込んで、その打開策として違う分野の「温泉権」というものを考え出したようです。そして、こういったビジネスには初期投資が必要なので、その資金調達には次の方法が考えられます。
 1、銀行から融資を受ける
 2、事業者金融から融資を受ける
 3、株式を発行する
 4、社債を発行する
 5、金融商品(匿名組合)として販売する。

などの方法が考えられますが、

 こういった企業の活動の場合は1〜4の項目はなんらかの理由で跳ねられるのが当然となりやすいので、5の「金融商品(匿名組合)」として販売するという方法になります。
 
 「匿名組合」というのは、「影でこそこそやる」ということや、かつて「割引金融債」のような「無記名」で一般市民に販売するような、名前を出さなくても金融商品を購入するという意味ではありません。
 つまり、営業者(経営者)へ資金は出資するのでそのリターン(利益)を享受するのですが、、「経営には口を出さない」というのが「匿名組合」です。口を出せない出資じゃあ投資家はあつまりません。そこでどうするのかというと「リターンを多くしますよ、年5%出しますよ」という触れ込みをかけて、投資家を募っていくのです。

 その経緯から、「匿名組合」という方法を利用する経営は、「ハイリスク、ハイリターン」であることが多く、そのため、失敗して店じまい(倒産)ということが多いのです。今回の「健康医学社」はその典型的なパターンであると言えます。

 経営が上手く行けばそれで経営者はもちろん、出資者もハッピーなことになるのですが、その逆であることが少なくないので、当然こういった結末となると、争いが生じるのです。

 それを解決するにはどうすればよいか、それは出資者(被害者)が集結し行動を起こすことです。それが被害者の会(サークル)活動なのです。







健康医学社(東京)が破産 温泉権めぐり訴訟も 競争激化で収益悪化〜果たして刑事事件へ発展するのか


「温泉権」で集金の会社破産へ
10月19日 23時21分

「温泉を利用する権利」などを名目に金を集めながら約束した配当を支払わないなどとして、出資者から損害賠償を求める訴えを起こされていた東京の健康食品販売会社が、裁判所から破産手続き開始の決定を受けました。

破産手続き開始の決定を受けたのは、東京の健康食品販売会社「健康医学社」です。
この会社は、黒酢を原料とする健康食品の販売を主に行っていますが、鹿児島県の工場内にある「温泉を利用する権利」などに出資すれば、年5%程度の配当を支払うとして金を集めていました。
しかし、実際には約束した支払いを行わず解約にも応じないなどとして、ことし8月、一部の出資者が東京地方裁判所に損害賠償を求める訴えを起こすとともに、破産の申し立てをしていました。
その結果、東京地方裁判所は今月17日、健康医学社の破産手続きの開始を決定しました。
健康医学社は、他社との競合によって主力の健康食品の売り上げが落ち込み、経営が悪化したもので、破産管財人の弁護士によりますと、負債総額はおよそ70億円に上るということです。
弁護団によりますと、健康医学社に対してはこれまでに出資した全国の103人が、合わせておよそ4億5000万円の賠償を求めて裁判を起こしています。
弁護団の野村吉太郎代表は「破産手続きの開始決定で会社の実態や資産が明らかになり、債権の回収が進むことを期待している」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121019/k10015881585000.html
(2012/10/19NHK)




(健康医学社のHPより)
トップページ > 会社概要 > 沿革



昭和42年 バンキーの製造販売を目的として、健康医学社設立

昭和44年 伝統醸造純玄米酢ライスビネガーを復活。「真空浄血療法」出版

昭和45年 月刊「健康医学」が現在のB6判雑誌タイプ、表紙カラー印刷に変更

昭和48年 健康医学協会設立

昭和49年 隼人工場(鹿児島県姶良郡、現在は閉鎖)にて、ライスビネガーの醸造開始
バンキーSRの製造開始

昭和50年 書籍「純粋米酢の効用」出版。黒酢ブームのきっかけとなる

昭和51年 国分工場操業開始。温泉を活用し、年間を通じてライスビネガーの製造開始

昭和54年 中華人民共和国へ技術交流団を派遣(〜55年)

昭和55年 国分工場が食酢のJAS認定工場に認定され、ライスビネガーに純玄米酢の呼称が認められる。

昭和57年 純玄米酢エキスRVE−18が第21回モンデセレクションで金賞受賞

昭和58年 国分工場自動製麹装置稼動
第5アクリルハウス完成
アマンアルファ、ヘルスビネガー製造開始

昭和60年 セラミック浄水器「泉水」製造開始

昭和61年 純玄米酢エキスRVE−18特許取得
ハイライズ、ライスビネガー、第25回モンデセレクションで金賞受賞
健康医学友の会発足
L体複合アミノ酸エキスRVE−21製造開始

昭和62年 壷づくりあまん生醤油製造開始
無農薬自然食品青汁ケール製造開始


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平成元年 五穀粉末食品「ハーベストタイム」製造開始。書籍「新真空浄血療法」刊行

平成2年 アミノ酸エキス(玄米糠エキス、オルニチンエキス)が各々特許取得
季刊誌「健康医学展望」創刊

平成3年 遠赤セラミックス「遠赤パワー」製造開始
書籍「真空浄血療法講座」シリーズ刊行(経絡篇、治療篇I、II、III)

平成4年 アセロラの実験栽培開始
天然ビタミンCエキス「アセロラエキス」製造開始
書籍「VAC健康法」刊行
販売者向け情報誌「キーアップ」創刊
研修大学開講100回を数える

平成5年 3月、国分工場・本館工場竣工式開催
スーパーケール「ALK」製造開始
国分工場敷地内に従来の2基に加え、新たに3基の温泉源掘削
月刊「健康医学」500号を迎える
酸性皮膚剤「バンワード」(ニュータイプ)製造開始

平成6年 新ヘルスメイト制度スタート
基礎化粧品「ミューラックス」スキンケアクリーム製造開始
アセロラエキス顆粒タイプ「アセロラVC」製造開始

平成7年 遠セラ健康バンド、遠セラメイト健康シーツ、あし湯玄米酢製造開始

平成8年 アセロラビネガー、さつま麦酢製造開始

平成9年 万能遠セラバンド製造開始

平成10年 地区代理店制度スタート
新黒酢シリーズ発売

平成11年 港区西新橋より現住所港区芝公園に本社移転
全国で暗視野顕微鏡を用いた「LSA(ライブ・セルフ・アナリシス)観察会」を開始

平成12年 大麦原酢、玄米原酢発売、栄養食品ハイライズリニューアル発売

平成13年 新アミノ酸エキス製品「アミノエイト」シリーズ(液状タイプ・粒状タイプ・カプセルタイプ)発売

平成14年 水成ミネラル栄養食品「ミネラルゲン」発売
「もろみ芋酢」新発売

平成15年 書籍「決定版飲む黒酢のすべて」「五臓六腑と栄養補充」「バンキー療法経穴図解」刊行

平成16年 栄養機能食品「ミネラルゲンハードカプセル」新発売

平成17年 水成ミネラル食品「ミネマグ」新発売
アセロラエキスをソフトカプセルに詰めた「アセロラカプセル」新発売
書籍「難病にいどむ奇跡の療法」改訂新版出版
創業者・黒岩東五社長逝去
新社長・黒岩裕勇起就任

平成18年 国分工場操業30周年
記念行事各種実施
http://www.kenko-igaku.co.jp/company/index3.html
(2012/10/20現在/健康医学社のHP沿革)


健康医学社が破産 温泉権めぐり訴訟も 競争激化で収益悪化
2012.10.19 13:54   

 健康食品販売会社「健康医学社」(東京)が、東京地裁から破産手続き開始の決定を受けていたことが19日、分かった。帝国データバンクによると、決定は17日付。負債額は調査中としている。

 健康医学社については、鹿児島県にある温泉に関する権利の販売名目で出資を募ったにもかかわらず、約束した配当がなく解約にも応じないとして、出資者が損害賠償を求め、東京地裁に提訴している。出資者が8月7日に破産を申し立てていた。

 帝国データバンクによると、健康医学社は黒酢が原料の食品や健康器具の販売が主だったが、他社との競争激化で収益が悪化していた。
http://www.sankeibiz.jp/business/news/121019/bsg1210191355001-n1.htm
(2012/10/19/sankeibiz)



倒産・動向記事

2012/10/19(金) 黒酢健康食品の製造販売
株式会社健康医学社
破産手続き開始決定受ける
負債77億円
TDB企業コード:982500904
「東京」 (株)健康医学社(資本金7200万円、港区芝1-14-4、代表黒岩裕勇起氏、従業員47名)は、8月7日に債権者より東京地裁へ破産を申し立てられていたが、10月17日に破産手続き開始決定を受けた。 

 破産管財人は笠井直人弁護士(中央区銀座3-11-18、電話03-3546-2033)。債権届け出期間は11月21日までで、財産状況報告集会期日は2013年2月4日午後1時30分。 

 当社は、1937年(昭和12年)3月創業、67年(昭和42年)7月に法人改組した黒酢健康食品・健康機器の製造販売業者。76年に鹿児島県霧島市に開設した「国分工場」で製造された黒酢を原料とした瓶詰め黒酢、黒酢エキス、黒酢エキスソフトカプセルのほか、吸玉療法式の健康機器「バンキー」などを扱い、全国の代理店・特約店を経由して個人向けに販売。会員(年会費2300円)向けの月刊誌発行なども行い2006年9月期には年売上高約14億2000万円を計上するなど、黒酢メーカーとしてはパイオニア的な存在だった。 

 しかし、ここ数年の同業他社との競合品に押され、会員数も激減。競争激化による収益性の悪化や販売不振に歯止めがかからず、2011年9月期の年売上高は約7億6000万円に減少、収益性に乏しい状態が続いていた。この間、年利5%以上の高配当をうたって鹿児島工場内にあるとする温泉の鉱泉権を販売するなどして一般投資家から資金を集めていたが、配当金の支払いが滞納。このため、一部投資家が「被害者の会」を結成し、損害賠償請求を集団で提訴していたうえ、当社に破産を申し立てていた。 

 負債は債権者約1900名に対し、約77億円(うち被害者数は約700名、被害金額は約70億円)。
http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/3678.html
(2012/10/19/帝国データバンク)



(健康医学社のHP会社概要)
トップページ > 会社概要 > 会社概要




商号 株式会社 健康医学社

本社所在地 〒105-0014
東京都港区芝1-14-4 芝桝田ビル2F

工場所在地 鹿児島支店(国分工場)
〒899-4354
鹿児島県霧島市国分姫城3080-1

設立 昭和42年8月1日

資本金 授権資本金 2億8,800万円
払込資本金 7,200万円

役員
代表取締役社長 黒岩 裕勇起
専務取締役 黒岩 義勇起
取締役 飯塚 正次
  矢谷 弘吉
監査役 黒岩 さち
  黒岩 智子

決算期 9月30日

取引銀行 三菱東京UFJ銀行青山通支店
みずほ銀行虎ノ門支店
鹿児島信用金庫国分支店

社員数 120名(2006年12月16日現在)

主要業務 健康医療用具・医薬部外品・化粧品・栄養補助食品・黒酢
セラミック加工品・飼肥料等の製造・販売
健康医療関係図書出版・治療院経営

取得特許
昭和59年9月 玄米と米麹とから製造した栄養食品
昭和60年8月 陶器製大型容器の製造方法
昭和61年1月 栄養補給濃縮液
昭和62年7月 セラミックろ過材(台湾で取得)
平成元年5月 液体中の鉄分の磁化装置
平成2年7月 栄養補助飲料
平成2年12月 L−オルニチンを高単位に含有した栄養補給液
平成4年6月 創傷の治癒促進剤
平成7年8月 甘藷を原料としたアルコール飲料
平成10年10月 遠赤外線放射セラミックを用いた食酢の醸造
平成10年10月 甘藷を原料とした酒類の製造法
平成12年9月 焼酎蒸留法
商標登録170件・実用新案登録4件・意匠登録3件


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http://www.kenko-igaku.co.jp/company/index2.html
(2012/10/20/健康医学社のHP 会社概要)


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