2012年12月13日

トクソー理研(検査機器製造:長野県茅野市):自己破産申請 負債23億2300万円〜敗因はリーマンショック前の夢見る「設備投資」が足かせに。

長野県茅野市の検査器具の製造業である「トクソー理研」が今月の12月6日に、長野地裁諏訪支部へ自己破産を申請していたことがわかりました。1980年に創業ということですから、約30年前ということになります。このころの日本は「電子立国」などといわれていて、日本の半導体技術やその他の周辺の電子技術が世界で大きく認められている時代でありました。
 特にこのころの評判は、外国の企業の電子部品をつかうとすぐ壊れてしまうが、日本の電子部品を使えば、ちょっとやそっとの事でも壊れにくく、「だから日本製品を使うんだ」という外国企業も少なくありませんでした。

 その影響から、周辺機器やそれを支える検査機器なども一緒に大きく成長し、特に長野の諏訪などでは、精密機器においては「日本のスイス」とも異名をとるところまで、成長しておりました。

 しかし、2000年代に入り、日本の他に韓国や台湾といった国がかつて日本が味わったようなハイテク産業の成長の段階に入り、日本との競争をしていく所まで追いついてきました。そして先の2008年のリーマンショックでは、低コストのメーカーしか生き残れないような体質となり、日本全体はその生き残りでは「しがみつかなければ」という状態となってしまっています。
 そして、現在に至り、日の丸半導体のエルピ―ダなどをはじめとする企業も倒産(会社更生法)の憂き目にあい、その波がドミノ倒しの如く、日本での中小企業に直撃しているということがうかがわれます。

 特にトクソーは、リーマンショック前の「成長」を夢見て、思いっきりの設備投資をしてしまった経緯があり、それが逆の方向になったので、利益がでなくなってしまっては一気に下降曲線を描きついには人員整理及び廃業(破産)となってしまったという結末です。



トクソー理研(検査機器製造:長野県茅野市):自己破産申請 負債23億2300万円〜敗因はリーマンショック前の夢見る「設備投資」が足かせに。


トクソー理研:自己破産申請 負債23億2300万円 /長野
毎日新聞 2012年12月11日 地方版

 帝国データバンク松本支店によると、電子機器のプリント基板検査用具などのトクソー理研(茅野市)が6日付で長野地裁諏訪支部に自己破産を申請した。負債23億2300万円。今年に入り、3番目に大きい規模。

 同社は1980年に創業。プリント基板の製造会社向けの検査器具などを手掛け、1998年8月期に売上高29億円を計上し、中国やシンガポールなどに海外展開した。しかし、08年のリーマン・ショックで受注が低迷。11年8月期に売上高6億1000万円に落ち、5期連続で赤字を計上した。人員整理などで経営立て直しを図ったが、以前の設備投資が経営を圧迫し、11月末に事業停止した。従業員60人に12月末での解雇予告を出したという。【仲村隆】
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20121211ddlk20020049000c.html
(2012/12/11/毎日新聞)


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posted by 管理人B at 01:08| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 倒産(一般ニュース) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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