2013年02月13日

持ち帰り寿司&宅配ずしの京都「茶月」、従業員らから破産申し立てられ、大阪地裁より破産手続き開始決定〜売上が多くても「経費」がかさんでしまえば意味はない。

京都の有名な寿司屋で「茶月」というところがあります。特徴はデパートや大型のスーパーの贈り物コーナーにあるような、デコレーションを駆使したお寿司といえるでしょう。消費低迷で寿司屋といえば、お店のカウンターで注文してそれから寿司職人がにぎる本来の寿司屋から、寿司が量産化されお店のあちこちを回っていく「回転ずし」というのが庶民には親しまれています。
 
 またもう一方、デパートやスーパーの「茶月」の並びに「寿司」が他の弁当と並んでいますが、弁当替わりの「寿司」も多くの人に人気があります。さらに、スーパーの閉店時間に近づくと、まだ売れていない消費期限の時間が近づいているお惣菜・弁当・寿司は、一斉に値下げをします。その額も「半額」というところもしばしばみられます。

 そいういったことを考えると今の時代、茶月のような「高級なイメージ」しかも宅配(別のいいかただと「出前」)寿司は、やはり今の時代「高級嗜好」といえるのではないか思います。
 しかし、高級ばかりでは人は来ないので、人件費やその他経費がかかったまま、価格を安くしていくことによって、利用者も増えてきますが、経費もかさむわけですから「利益」が薄くなります。そんな繰り返しが、今回の倒産をよんでしまったのではないかと考えられます。

 企業は「利益」を出すことによって、利用者により高度な還元ができる。「利潤の追求」それが企業の第一目的ということを忘れてはなりません。






持ち帰り寿司&宅配ずしの京都「茶月」、従業員らから破産申し立てられ、大阪地裁より破産手続き開始決定〜売上が多くても「経費」がかさんでしまえば意味はない。



宅配ずしの茶月、破産手続き開始決定 大阪地裁


 西日本を中心に宅配ずし店を展開する茶月(京都市)と同社などを運営する春陽堂(同)が、大阪地裁から破産手続きの開始決定を受けたことが、わかった。帝国データバンク大阪支社によると、負債額は約78億5800万円。

 開始決定は8日付。茶月と春陽堂を巡っては、従業員らが1月15日に京都地裁に破産を申し立て、同地裁から保全命令を受けた。その後、大阪地裁に移送されていた。
http://www.asahi.com/business/update/0212/OSK201302120122.html
(2013/2/12朝日新聞)


持ち帰り寿司の京都「茶月」、従業員ら破産申し立て

 西日本を中心に宅配ずし店を展開する茶月(京都市)などグループ2社が、従業員らから京都地裁に破産を申し立てられたことが17日、分かった。両社は15日、地裁から保全命令を受けた。

 帝国データバンクなどによると、負債総額は計約78億円。茶月は2009年9月期に約115億円の売上高があったが、競合他社との競争激化で、2年後には約75億円に急落。赤字傾向に陥り、不採算店舗を閉鎖するなどしてきたが、給料の支払いにも支障が出ていたという。

 茶月のホームページなどによると、西日本には京都、大阪、滋賀などに約80店舗あるが、大半が営業を停止。グループが宅配ずし以外に展開するカレーショップやラーメン店も休業状態という。

 12年10月に関東地区の茶月を小僧寿し(東京)の子会社に譲渡。首都圏などで現在も「茶月」の名前で営業を続けている。
http://www.asahi.com/business/update/0117/OSK201301170080.html?ref=reca
(2013/1/15/朝日新聞)

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posted by 管理人B at 00:48| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 倒産(一般ニュース) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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