2013年03月26日

笹屋ホテル(群馬県沼田市):破産手続き申請 負債額は18億円〜敗因は景気低迷のなかでの低価格競争での敗北。

 笹屋ホテル(群馬県沼田市)はこの度、破産手続き開始決定に至ったようです。
沼田市という位置は、群馬県の中でもほぼ真ん中に位置し関東平野の北端ともいえるのかと思います。その向こうは山を越えて「水上」や清水トンネルを越えて越後湯沢と言う場所という雪の多い気候となります。また群馬の経済の中心の前橋や高崎は群馬県の南部に位置しています。

 さて、笹屋ホテルは1954年に旅館として創業したということですので、2013年の現在から計算すると、59年の歴史があります。日本の高度経済成長や1990年頃のバブルの頃の景気とともに右肩上がりに成長していったと見てもよいかと思います。その後景気の低迷や2008年のリーマンショックも追い打ちをかけて「ホテル」という一応生活必需から少し遠ざかっている存在の業界は当然需要が低下(稼働率の低下)が伴ってきます。
 その結果低価格競争に順応できず、まだ右肩上がりの神話をやや信じていたのかと思われる「笹谷ホテル」は力尽きて、倒産(破産)へと至りました。





笹屋ホテル(群馬県沼田市):破産手続き申請 負債額は18億円〜敗因は景気低迷のなかでの低価格競争での敗北。


笹屋ホテル:破産手続き申請 負債額は18億円−−沼田 /群馬
毎日新聞 2013年03月26日 地方版

 民間の信用調査会社、帝国データバンク群馬支店によると、沼田市内でホテル、宴会場を経営する「笹屋ホテル」が前橋地裁沼田支部に破産手続きを申請し、開始決定を受けた。負債額は約18億円。

 同支店によると笹屋ホテルは、1954年に割烹旅館として創業。93年には、同市中心部の大型商業施設の旧沼田サティの1フロアを購入し、結婚式などもできる宴会場も運営していた。

 しかし、近隣に新設された結婚式場の台頭やホテル稼働率が低下する中、売り上げが減少。旧沼田サティの宴会場取得のための借入金返済にも行き詰まっていた。昨年には、創業者の原沢良三郎社長が死去し、事業継続が困難となり、2月1日付で事業を停止していた。【庄司哲也】
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20130326ddlk10020094000c.html
(2013/3/26/毎日新聞)
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posted by 管理人B at 15:06| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 倒産(一般ニュース) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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