2013年03月31日

オバマ政権、500億の巨額融資にもかかわらず…米フィスカー破産を検討〜なぜまだジャンク産業な電気自動車業界に融資したのか。

 アメリカの自動車メーカーの「フィスカー」が破産の申請を検討しているとのことです。
この記事だけでは、再生を目論んでいる破産法11条の適用申請(日本の民事再生法に相当)なのか、事業を清算する「破産」なのかわかりません。そこで問題になるのが、オバマ政権が日本円で500億円の多額の融資をしているということです。
 法的な整理(破産や民事再生)が始まれば当然、債務の圧縮を図られるわけなので、税金をつかっての民間企業の支援でこうなるのは国民はだまっているはずがありません。

 この自動車メーカーの特徴は「電気自動車」という点です。日本でも電気とガソリンを併用した「ハイブリッドカー」なるものの開発・販売がなされていますが、「電気自動車」そのものの利用というのは、日本だけでなく世界でも、まだ実用的でない部分が多々あります。
 なんと言っても、「電気」は「ガソリン」などのエネルギーと比較して、クリーンな部分もあるのですが、「貯めて使う」という部分に苦手な特徴があります。家庭や企業の工場などのエネルギーと言えば、「電気」なのですが、これらは、ほとんどが、コンセントから流れてくる「電流」(電気の流れ)を用いているものです。この電気の流れや使い方を「交流電流」・「交流電源」と呼ばれていますが、この「交流電流」は発電所で電気を作ったら送電線・変電所を経て家庭・企業の電源口(コンセント)へ届きますしかし、貯めることができないので、流れてくるものをそのまま拾って使います。

 それに対して電気を貯めて使う方法は「直流電流」「直流電源」とも呼ばれていますが、この代表的なものは「電池(乾電池)」「蓄電池(バッテリー)」があります。しかし、この方法は小さな機会・おもちゃ等を動かすにはこれを用いればよいのですが、大きな動力源を使う物(家電製品以上のもの)に対しては、「乾電池」の類では全く追いつかず、例えば家庭で一日の電気の使用量を電池で使うとしたら、恐らく単一乾電池を6帖の部屋にぎゅうぎゅうに押し込めても足りないのではないか?という位の乾電池がなければ足りないことになります。

 そういう事を考えれば当然、電気自動車は、コンセントをつけっぱなしでアチコチ移動することはできないのですから、「電池」を使うことになるのです。前述の説明から、理屈的ザックリと考えても東京駅から新横浜駅まで電気自動車でいくとしても2tショートのアルミバンの中一杯分の乾電池に相当する分を背負って行く必要があるのではないかと考えられますが、「電気自動車」というのはそれだけ「電池」をつかうのですから、当然ガソリン車より利用勝手が悪いものとなります。それに「高額」となれば、電気自動車を購入しようという人は必然的に少なくなるわけです。

 アメリカ政府は、そういった事態をどこまで考えていたのか、政府の支援と言えども、倒産して「回収できませんでした」では済まされません。銀行や投資ファンドだって、融資や投資には慎重で、「倒産して回収できない」部分の見極めや「最悪のシナリオ」を見た上での融資・投資の決断をしているはずです。

 果たして現在でも開発途上で実用性がまだまだ疑問の「電気自動車」の民間企業になぜこんな巨額を融資したのか、かなり疑問の人もおおいのではないのでしょうか。

 

オバマ政権、500億の巨額融資にもかかわらず…米フィスカー破産を検討〜なぜまだジャンク産業な電気自動車業界に融資したのか。
 


オバマ政権が多額の支援をしたアメリカの新興電気自動車メーカーが、破産申告を検討していることが分かりました。

 ロイター通信などは、経営難に陥っている電気自動車メーカーのフィスカーが、破産申告を専門とする法律事務所と契約したと報じました。主力車の「カルマ」は、俳優のレオナルド・ディカプリオさんが購入したことでも話題になりましたが、価格が約940万円と高額で、販売が思うように伸びていません。オバマ政権は2009年、フィスカーに対し、日本円で約500億円の融資をして共和党から批判を受けていて、経営破たんすれば批判が再燃する可能性もあります。

(C) CABLE NEWS NETWORK 2013
http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000002855.html
(2013/3/31/テレビ朝日)


米フィスカー、破産法の適用申請を検討=関係筋
2013年 03月 29日 10:50 JST 

   
 [ニューヨーク/デトロイト 28日 ロイター] 関係筋によると、米自動車メーカーのフィスカー・オートモーティブは、破産法の適用申請を検討するため、法律事務所カークランド&エリスと契約を結んだ。

 戦略的投資家との提携も、引き続き模索しているという。

 情報が公開されていないことを理由に、関係筋が匿名を条件に明らかにした。

 フィスカーは今週、コスト削減のため、米国内の人員を一時帰休させている。

 フィスカーの広報担当はコメントを拒否。カークランド&エリスのコメントはとれていない。

 同社はプラグインハイブリッド(PHV)の高級スポーツカー「カルマ」を開発。価格は1台10万ドル以上。同社には映画俳優のレオナルド・ディカプリオ氏も出資している。

 事情に詳しい3人の関係者が明らかにしたことろによると、中国の東風汽車(0489.HK: 株価, 企業情報, レポート)は、中国への生産移管が困難との判断から、フィスカーの株式取得案提示を断念。

 中国の浙江吉利控股集団[GEELY.UL]も、経営権取得に向けた最終提案を行わない意向を示している。

 カークランド&エリスとの契約は、ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙が最初に報じた。
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK832034820130329
(2013/3/29/ロイター)


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posted by 管理人B at 13:34| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 倒産(海外) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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