2013年04月03日

胆管がん発症の印刷会社強制捜査、大阪労働局 〜死亡への補償金により倒産(破産)の可能性も

大阪市の印刷会社に大阪労働局が「労働安全衛生法違反」容疑ということで、強制捜査にはいったということです。
この「容疑」はどのような事かというと、平たく言えば労働法にある「労働安全衛生法」に基づく事業者義務を果たしていなかった。ということです。単にこれだけでは、刑事事件として捜査の対象となることは少ないのかと思うのですが、その違反状態を行政機関(労働基準監督署)から是正勧告(この状態では違法状態にあたるので、改善しなさい)を受けているにも関わらず、改善をしていなかった。ということです。
 その結果、その印刷工場で働いていた人が、胆管がんになり、その因果関係が明らかになっていることから、労働局からは「ほら見ろ、言った事を改善していなかったからこうなたんだ。もう処罰するしかないです。」という事になり、今回の「強制捜査」に至ったものと思われます。

 印刷会社は大小様々な企業が存在しますが、建設業などと同様に「労働災害」が頻発する業界でもあります。その中でも現場で印刷するところでは、機械の巻き込みや転落、有機溶剤などをあつかうため体調不良などがしばしば発生するとされています。
 特に「印刷業界」は紙媒体の縮小(電子化などで代替)で売上も縮小していることが特徴です。
そのため、利益がどうしても優先してしまい、安全管理の方も「後手後手」になりやすくなります。でも「事故」をお越してしまえば、「安全」の意味はなくその対策で一層の費用がかかるわけですから、「安全管理」は最優先なのが当然です。

 ところで、この会社での胆管がんでの死亡と業務の因果関係がハッキリし、労働法規の違反がなければこのような事になる可能性がなかったであろうということであれば、当然莫大な補償金を支払うのが当然であり不十分であれば遺族からの民事訴訟の可能性もあることから、場合によっては倒産(破産)の可能性もありえます。




胆管がん発症の印刷会社強制捜査、大阪労働局 〜死亡への補償金により倒産(破産)の可能性も


胆管がん発症の印刷会社強制捜査、大阪労働局 
2013/4/2 9:36 (2013/4/2 11:30更新)

 大阪市の印刷会社「サンヨー・シーワィピー」の元従業員らが胆管がんを相次いで発症した問題で、厚生労働省大阪労働局は2日、元従業員らの健康や安全確保の対策を怠った疑いが強まったとして、労働安全衛生法違反容疑で同社などを家宅捜索した。容疑が固まれば、法人としての同社などを同法違反容疑で書類送検する方針。

 田村憲久厚生労働相は2日の閣議後の記者会見で「刑事事件なのでしっかりとした取り組みをしていきたい」と述べ、刑事事件として立件する方針を明らかにした。

 厚労省は昨年、労働安全衛生法で定める事業主義務を果たしていないとして同社に是正勧告した。同局によると、(1)定期健康診断結果の報告を厚労省にしていない(2)衛生管理者や産業医、安全管理者を置いていない(3)衛生委員会がない――などの違反があったという。

 大阪労働局はこうした会社側の不備が被害を広げる背景にあったとみて、強制捜査に踏み切ったとみられる。

 厚労省は3月にまとめた報告書で、胆管がんを発症した従業員は有機溶剤を含む洗浄剤を使って印刷機械などに付着したインクを落とす作業に従事。洗浄剤に含まれる化学物質「1、2ジクロロプロパン」に長時間、高い濃度でさらされたことが胆管がんの発症につながった可能性が高いと指摘していた。

 労災請求した同社の元従業員ら16人については、同省が3月27日に労災認定した。同社の山村徳唯(とくゆき)社長(66)は翌28日に大阪市内で記者会見し、「大変申し訳なく、補償も検討する」と謝罪した。ただ、がん発症と職場環境との因果関係は「分からなかった」とし、危険性の認識は否定している。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASHC0200J_S3A400C1000000/
(2013/4/2/日本経済新聞)




胆管がんで強制捜査、校正印刷会社に大阪労働局 安全衛生法違反容疑
2013.4.2 11:03

「印刷会社胆管ガン労災問題」 印刷会社SANYO−CYPの本社に強制捜査に入る厚生労働省の職員ら=2日午前9時11分、大阪市中央区(頼光和弘撮影)

 大阪市の校正印刷会社「サンヨー・シーワィピー」の従業員らが相次いで胆管がんを発症した問題で、大阪労働局は2日、労働安全衛生法違反の疑いで同社本社を家宅捜索した。

 厚生労働省の検討会は3月14日、同社の作業場で使用していた洗浄剤に含まれる化学物質「1、2ジクロロプロパン」が原因である可能性が高いと指摘し、従業員ら16人を労災認定すべきだとする報告書をまとめた。これを受け大阪中央労働基準監督署が同27日に16人を労災認定した。

 家宅捜索に先立ち、田村憲久厚労相は2日の閣議後の記者会見で「刑事事件として立件する方針か」との問いに「わが省として、そういうことで捜査に入る」と明言した。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130402/crm13040211080002-n1.htm
(2013/4/2/MSN産経新聞)





胆管がん、8人死亡の印刷会社を強制捜査 大阪労働局
2013/4/ 2 14:35

   大阪市の印刷会社「サンヨー・シーワイピー」の従業員ら17人が胆管がんを発症し、うち8人が死亡した問題で、厚生労働省大阪労働局は2013年4月2日、従業員らの健康や安全確保の対策を怠った疑いが強まったとして、労働安全衛生法違反(事業者の安全衛生措置義務違反など)の容疑で同社などを家宅捜索した。
   今後、押収した書類の分析と関係者の聴取を進め、会社側が従業員の健康や安全を守るための措置をどのように怠り、被害が拡大したのか解明する。容疑が固まれば、法人としての同社などを書類送検する方針。
   厚労省は12年、労働安全衛生法で定める事業主義務を果たしていないとして同社に是正勧告していた。大阪労働局によると、(1)定期健康診断結果の報告をしていない(2)衛生管理者や産業医、安全管理者を置いていない(3)衛生委員会がない――などの違反があったという。
   また、田村憲久厚生労働相は同日の閣議後の記者会見で、「刑事事件なので慎重にしっかりとした取り組みをしていきたい」と述べ、刑事事件として立件する方針を明らかにした。
http://www.j-cast.com/2013/04/02172226.html
(2013/4/2/j-castニュース)



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