2013年06月07日

MRIインターナショナルへ顧客十数人が提訴へ 出資金1億の返還請求〜とりあえず資産散逸などを防ぐためにも早期の解決法は提訴

 MRIインターナショナルの事件において、出資者の数十名が満期になった出資金の返還を求めて、東京地裁に提訴するということです。
 投資被害などの事件おいて、出資者(被害者)が直ちに「民事訴訟」に踏み切るということは、あまり見受けられないのですが、満期を迎えて返金する時期が半年以上など、だれが見てもかなり時間が経っているもので返金請求をしても、営業者側(MRIインターナショナル)が返金に応じないなどの「被害の条件」が整っている人に限定しているものと見ています。

 MRI側は預かった資金を消失しているということなのですが、本当に現在どのくらいの資金を持っているのかは明らかにはされていないようです。そして、そのまま日本の証券等取引委員会やその後及ぶ可能性のある捜査機関を待っていては、実際に資金を取り戻すのが遅くなるし、「払い戻しの時効」や「不法行為における時効」その間にも資金が散逸し、取り戻せる機会を失いかねないと判断したのでしょうか。さまざまな理由により、提訴をするようです。

 弁護団が提訴しようとする金額が戻ってきた時の取り扱いを今回の提訴の原告のみに配分するのか、それとも委任した人に対して案分するのかどうかはわかりません。証拠の収集や、「もしかして自己破産」前にガっつりと資金を押さえるなど様々な対策のために提訴するものと見ています。

 




MRIインターナショナルへ顧客十数人が提訴へ 出資金1億の返還請求〜とりあえず資産散逸などを防ぐためにも早期の解決法は提訴


MRI顧客十数人が提訴へ 出資金1億の返還請求

 米資産運用会社「MRIインターナショナル」による巨額資産消失疑惑で、日本の顧客十数人が出資金計1億円以上の返還を同社に求める民事訴訟を10日に東京地裁に起こすことが5日、被害弁護団への取材で分かった。

 弁護団によると、いずれの顧客もMRIが日本で販売していた金融商品を購入したが、契約満期を迎えても出資金の返還がなく、損害を受けたとしている。弁護団の五十嵐潤事務局長は「日本で勝訴し、今後予定している米国での法的手続きに役立てたい」と話した。

2013/06/05 20:37   【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201306/CN2013060501002293.html
(2013/6/5/共同通信)


MRI顧客十数人が提訴へ 出資金1億の返還請求
(2013/6/5 20:37)


  米資産運用会社「MRIインターナショナル」による巨額資産消失疑惑で、日本の顧客十数人が出資金計1億円以上の返還を同社に求める民事訴訟を10日に東京地裁に起こすことが5日、被害弁護団への取材で分かった。
 弁護団によると、いずれの顧客もMRIが日本で販売していた金融商品を購入したが、契約満期を迎えても出資金の返還がなく、損害を受けたとしている。弁護団の五十嵐潤事務局長は「日本で勝訴し、今後予定している米国での法的手続きに役立てたい」と話した。
http://www.at-s.com/news/detail/681485994.html
(2013/6/5/静岡新聞)※共同通信からの記事提供と推察
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この記事へのコメント
有益な情報をありがとうございます。とてもためになる情報が多くて拝見させていただきています。私は株式などには投資していますが、幸いこういった匿名組合のようなものは投資していません。みんながみんな悪いものと思いたくないですが、どうしても近年被害を多く目にするので対岸の火事とは思えないです。
Posted by ニシザワ at 2013年06月07日 11:26
ニシザワ 様

 閲覧くださりありがとうございます。匿名組合だといい情報は一般に高く開示することもありますが、悪い情報は開示されないで、あとになって「大変なことに」なるという事も少なくありません。
もっと法整備をしっかりとやらなければと考えています。
Posted by 管理人C at 2013年06月12日 21:19
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