2013年06月09日

訃報:なだいなださん 83歳=作家、精神科医

 作家で精神科医でもある「なだいなだ」さんがお亡くなりになられました、。83歳です。
これは過去によくテレビで言われていたことなのですが、最も「知能指数」の高いと言われる人の職業は「作家」でその次は「医者」だといわれています。
 「知能検査」はあくまでも時間制限を設けたことによるペーパーテストのため、本当の知能がどのくらいなのかということは誰にもわからないことです。

 しかし、今までの歴史上からみて、作家というのはいろいろな事をしっていなければならないのは当然のことで、「最も知る」ということで「作家」がもう一つ職業をするとしたらそれは「医師」なのではないかという考えに行き着きます。
 ご冥福をお祈りいたします。






2013年6月9日15時18分
 
作家・精神科医のなだいなださん死去 「権威と権力」

精神科医で作家のなだいなださん
 小説、評論、エッセーなど幅広い文筆活動で知られた作家・精神科医のなだいなだ(本名・堀内秀=ほりうち・しげる)さんが死去したことが、9日分かった。83歳だった。

「権威と権力」 まず自由であること
 慶応大医学部卒。フランス留学後、精神科医としてアルコール依存症の治療などに取り組むかたわら、同人誌「文芸首都」に参加。スペイン語で「何もなくて何もない」を意味するペンネームで、文筆活動を続けた。

 小説に「帽子を…」「影の部分」「れとると」など。「海」などで6度、芥川賞候補になった。温かみのある筆致、ユニークな発想の文明批評でも人気を博し、娘にあてて書かれたエッセー「パパのおくりもの」や、ロングセラーの「権威と権力」、「人間、この非人間的なもの」など多数の著作がある。1970年「お医者さん」で毎日出版文化賞受賞。

 晩年は神奈川県鎌倉市で執筆活動に専念する一方、2003年にインターネット上の仮想政党「老人党」を立ち上げ、ホームページで弱者が暮らしやすい社会づくりや平和を訴えた。

 本人のブログによるとがんで闘病中で、5月末には「がんとの付き合いで、なんとか頑張っていますが、白状すると、ちょっときつい」と記していた。

     ◇

 〈作家で精神科医の加賀乙彦さんの話〉 昨夏に軽井沢の高原文庫で開いた北杜夫展に参加してもらったのが最後になりました。いつもとちっとも変わらず、ユーモラスだった。なだと僕は同い年生まれで、境遇も似ていて、何かあれば電話をかけあっていました。「パパのおくりもの」以降の彼のエッセーはすばらしかった。鋭い社会批評で、時代時代の一番の欠点をついていた。晩年に彼がつくった「老人党」には僕も引き込まれて。なだのエッセーを集めれば、それがそのまま時代史になるという気がします。
http://www.asahi.com/obituaries/update/0609/TKY201306090036.html
(2013/6/9/朝日新聞)




訃報:なだいなださん 83歳=作家、精神科医
毎日新聞 2013年06月09日 16時17分(最終更新 06月09日 16時26分)


なだいなださん=2012年撮影
拡大写真
 作家で精神科医のなだいなだ(本名・堀内秀ほりうち・しげる)さんが6日に死去していたことが9日、分かった。83歳だった。

 東京都出身。1953年、慶応大医学部を卒業。フランス留学後、精神科医として病院に勤務する傍ら、計6回芥川賞候補に選ばれるなど、小説やエッセー、評論など幅広い分野で文筆活動を展開した。娘宛てに書かれたエッセー「パパのおくりもの」(65年)で注目を浴び、独自の平和論を展開した「権威と権力」(74年)がロングセラーになるなど、多くの著作を残した。

 専門医としては、アルコール依存症研究の先駆者として知られた。2003年には、インターネット上に仮想政党「老人党」を設立し、話題となった。

 1969年のエッセー「娘の学校」で婦人公論読者賞、70年の評論「お医者さん」で毎日出版文化賞を受賞。
http://mainichi.jp/select/news/20130609k0000e040161000c.html
(2013/6/9毎日新聞)


2013年 6月 09日 14:13 JST 更新
なだいなださん死去=作家で精神科医−83歳

 作家で精神科医のなだいなだ(本名堀内秀=ほりうち・しげる)さんが6日、死去した。83歳だった。東京都出身。自宅は神奈川県鎌倉市。葬儀は未定。

 慶応大医学部卒。フランス留学を経て、精神科医として勤務する傍ら執筆活動に従事。ユーモラスな語り口のエッセーや、小説「海」などで計6回芥川賞候補入りしたほか、戦中体験を踏まえた平和問題への積極的な発言で知られた。精神科医としてはアルコール依存症治療の先駆者で、「心の底をのぞいたら」など人間心理に関わる著作も多い。ラジオの「全国こども電話相談室」相談員も務めた。

 医療、介護分野で高齢者の負担増を進める政治に抗議し、2003年、ネット上の仮想政党「老人党」を立ち上げ、話題を呼んだ。著書に「権威と権力」「片目の哲学」「人間、この非人間的なもの」など。 

[時事通信社]
http://jp.wsj.com/article/JJ10928024625828643531017640226420743038605.html
(2013/6/9/ウオールストリートジャーナル)

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