2013年06月12日

人気ゲーム会社「インデックス」(ジャスダック上場)に粉飾決算の疑い〜いわゆる投資詐欺の「上場版」の可能性。


ゲームソフトを製作している「上場」会社が、「粉飾決算」をしている疑いがあるということです。そして、証券取引等監視委員会が強制調査に入っているということです。

 「粉飾決算」は「悪い決算」であるものにあれこれと工作をして「好決算」にするという行為で、実際の企業の財務状況を反映していない「嘘の決算」を示します。したがって、「違法行為」となります。

 そして、その「粉飾決算」の手口は「循環取引」というやり方です。循環取引は、親密な企業間同士で行われることが多いのですが、同じもの(商品)を企業同士で売買を繰り返すというのがオーソドックスなやり方かと思います。このようなやり方であれば、「売上高」はどんどん伸びていきます。しかし、同じものを売ったり買ったりしているだけなので「利益」は出てきません。 それならば実際に商品の移動はしなくてもよいことになるのですから、「帳簿上」の操作だけですますことと同じような結果になりますし、粉飾する意図があればなおさらです。

 企業は、大なり小なり自分の会社をよく見せたいというのが本能ですが、お金を貸す銀行はそれを見て、この会社は貸したお金を返してくれるだろうかと考える重要な判断材料となりますし、その会社に投資する人においても、その企業はどういう状態なのかという事を判断するのに重要な資料となることも当然のことです。

 それが、「上場企業」であれば、多くの人(特に一般市民を巻き込んだ)投資になるわけですから、実情とは合わない決算は許されません。それが「粉飾」という故意の行為であればなおさらです。

 特に「上場企業」は会社の出来事を「逐次開示」していくのが義務付けられています。

 この企業は俗に言う「投資詐欺」の会社となる可能性が非常に高いということになります。




人気ゲーム会社「インデックス」(ジャスダック上場)に粉飾決算の疑い〜いわゆる投資詐欺の「上場版」の可能性。



人気ゲーム会社に粉飾決算の疑い
6月12日 8時32分


ジャスダックに上場する東京のゲームソフト制作会社が、架空の取引を繰り返す、いわゆる「循環取引」を行って売り上げを水増ししていたとして、証券取引等監視委員会は決算を粉飾した疑いで強制調査に入りました。

強制調査を受けているのは、ジャスダックに上場する東京のゲームソフト制作会社「インデックス」の本社や会長の自宅などです。
インデックスは、家庭用ゲーム機やスマートフォン向けの人気ゲームを開発し、去年の決算で連結で183億円の売り上げを計上しています。
しかし関係者によりますと、複数の会社を使って架空の取り引きを繰り返す「循環取引」を行って、売り上げを水増ししていた疑いがあるということです。
このため証券取引等監視委員会は、決算を粉飾して有価証券報告書にうその記載をした金融商品取引法違反の疑いで、12日午前、強制調査に乗り出しました。
監視委員会は、捜索で資料を押収して分析するとともに、関係者から事情を聴いて、取り引きの実態解明を進めることにしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130612/k10015238371000.html
(2013/6/12/NHKニュース)
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posted by 管理人B at 10:37| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資詐欺事件 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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