2013年06月20日

安愚楽牧場幹部を刑事告発=徹底捜査求め、警視庁に−弁護団〜恐らく「弁護士」による「告発」は初めてなのかも。

  安愚楽牧場に関する事件において、今回の逮捕劇が起こる前にも何十人、何百人の人が警察への相談や「被害届」はもちろん、「詐欺罪」での処罰つまり「告訴」を求めたことと思いますし、報道でも「出資者10名が愛知県警に告訴」「群馬県内の出資者が警察に告訴」などということが時々報じられていたし、また「弁護団が告訴」などという文言が目に入ったこともありました。

 何回か本ブログでも「言葉の違い」を述べてきましたが、
  「告訴」(こくそ)は被害者が加害者に対して処罰を求めるために捜査機関に申告すること。
  「告発」(こくはつ)はその被害とは関係ののない第3者が加害者に対して処罰を求めるために捜査機関に申告をすること。

 が定義となっています。
そのようなことから考えると「告訴」と「告発」の使い分けは重要な事に当然なります。

 したがって、今まで報道にあった件は、
    出資者(被害者)が処罰(「詐欺罪」)を求めて「愛知県警」に告訴などということだったかと思いますので、
   恐らく、各地の弁護団が委任者である出資者(被害者)に状況等を説明したり、もしくは出資者自身が「たまらんから警察に告訴したいです」という事を弁護団に要望したということなのだと思います。

 そして、弁護団が告訴状を書いて、警察に申告するのですから、あくまでも弁護士が登場するのは出資者の「代理」にすぎません。弁護団の弁護士が(出資者の名前でなく自分の名前で)処罰を求めていることはなかったかのように思います。

 今回の場合は「告発」となっていますので、弁護団長である紀藤弁護士が自分の意思で警察に処罰を求めたということになります。

 被害者においては、「海江田氏を訴える位なのに、なんで告発してくれないんだろう」とか「なんで今頃?『いつやるか
今でしょ』のノリじゃないの?」などと言っている人もいるのかとおもいますが、

 「弁護士の告発」は被害者の告訴とは違い、かなりの「裏付け」がされていなければ、難しいとされています。後で「これ違うよな、と警察などから言われた時に」出資者で法律の素人であれば、処罰に値すると思い込んで行うのであるから、それなりの違法性はなく問題にはなりません。しかし、弁護士の場合は、プロの法律家でありますから、告発時に「これは絶対に有罪だ」という心象を形成していなくてはなりません。

 そのため、「これは絶対に有罪だ」となったのが、逮捕劇が起こったときなので、この度の「告発」になったのだと思います。

 そういう意味で考えればMRIインターナショナルのMRI被害弁護団が「告発」(事件の被害者ではない弁護士自らの刑事処罰の申告)をしているということは、かなりの勇気のいることになることがわかるかと思います。
  





安愚楽牧場幹部を刑事告発=徹底捜査求め、警視庁に−弁護団〜恐らく「弁護士」による「告発」は初めてなのかも。

警視庁に告発状を提出し、取材に応じる全国安愚楽牧場被害対策弁護団長の紀藤正樹弁護士(右)ら=19日午後、東京都千代田区
 安愚楽牧場による特定商品預託法違反事件で、全国安愚楽牧場被害対策弁護団は19日、元社長の三ケ尻久美子容疑者(69)ら経営幹部3人について、同法違反容疑の告発状を警視庁に提出した。同庁は受理したという。
 弁護団によると、同社に投資した6県の男女8人が、破綻直前の2011年6〜7月に事実と異なる説明で計1020万円を出資し、損害を受けた。
 弁護団はこれまで警視庁に被害相談をしていたが、告発状の提出は初めて。団長の紀藤正樹弁護士は「警視庁の逮捕容疑と共通だが、被害者の希望もあり提出した。告発でより徹底した捜査が行われ、被害者の救済や詐欺罪で立件されることを期待している」と話した。(2013/06/19-18:58)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013061900901
(2013/6/19/MSN産経ニュース)
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この記事へのコメント
安愚楽牧場の事を話題にしてくださりありがとうございます。逮捕されても肝心のお金が戻ってくることが一番の関心事であり心配事です。
その手の事情にお詳しいリプラス様より今後の予測でもいただだけたら嬉しいです。
Posted by たけもり at 2013年06月23日 12:40
たけもり 様

 コメントをいただきありがとうございます。
再逮捕まで来てしまいましたが、今後の安愚楽牧場の予測につきましては逐次本文に記載したく思います。
 なかなか手が回らずですみません。
ツィ―ト等のご連絡もいただきありがとうございます。
Posted by 管理人C at 2013年07月11日 09:41
安愚楽牧場の考察と分析ありがとうございます。
警察が詐欺罪での処罰を断念したのはとても残念です。他の事件では安愚楽牧場と同様の行為で詐欺になっているのに安愚楽だけは軽い罪で納得がいきません。
Posted by たけもり at 2013年09月14日 22:51
たけもり 様

 コメントいただきありがとうございます。遅れになりすみません。「安愚楽牧場」は他の類似した事件と比較しても負債や被害者(出資者)の規模が大きいのですが、肝心な証拠がまんまと消え去られてしまっていると見ています。
 また安愚楽牧場に関して利害関係者が多々いるのに破産となっている旧経営人の3人が「詐欺罪」で処罰されたとしても、そこから向こうにある「出資金の回収」にどうむかっていけばよいのかという部分がそれ以上に気になるところです。
 詐欺罪で懲役10年くらって刑務所に入るのはいいのですが、だからといって「出資金」が帰ってくることとは別の話でもあるからです。
処罰をしむけることと、出資金の回収は同時進行であるべきです。
Posted by 管理人C at 2013年09月17日 01:39
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