2013年07月08日

「MRI」投資資金消失、大阪で被害者説明会〜経営陣は、「破産」か「夜逃げ」かの選択の可能性ではあるが、被害者の活動が今後の重要な鍵をしめる。



MRIインターナショナルの被害者説明会が大阪で開催された模様です。他の話を総合すると、大阪においては説明会を開催する予定はないということらしかったのですが、被害者がインターネットなどを使えない部分も多々あるのかもしれません。また、委任者が大阪などの関西圏ではまだまだ少ないと判断したのかもしれません。
 そういった事情などからなのでしょう。大阪で開催という運びになったのだろうと推察しています。

 こういった投資被害はどうしても、「倒産(法的ではなく今回のような事実上の内容も含む)」状態が確定してから、被害者団やその後においての被害者弁護団が立ち上がるのが普通の成り立ちなので、どうしても差し押さえや訴訟の提起などが「後手」になってしまうのが現状です。

 しかし、今までの投資被害の例を見ても、MRIに関しては、組織の立ち上がりや訴訟などの提起や刑事告発が迅速におこなわれています。実際の被害からすれば、「迅速」とは言えないのかもしれませんが、今までの例からはやはり「速い」といえます。

 そして、なんといっても注目すべき点は、「MRI被害者の会」を主宰している 一木 堅太朗(イチキ ケンタロウ)さんという方を頼りにというか協調している点です。
 一木さんの立ち上げたHPを閲覧すると、愛知県の名古屋市に在住する人だそうです。

 成り立ちは、ご本人が任意にご自身の意思で立ち上げたものと思いますが、こういった被害者の会(被害者団)を立ち上げるのはとても勇気がいる事です。
 活動資金は一見必要がないかと思われますが。だいたい裁判やその他債権者集会などは「東京」で行われるので、何かの形で「東京」に行かなくてはならない事が発生します。東京周辺に住んでいても往復で1000円はかかりますから、名古屋からの往復くであれば、新幹線でのJRの運賃も往復で2万円はかかります。それに交通時間もかかりますから、1日がかりで会社勤務などの人は休暇を取らなくてはなりません。その他に公向けの「報告」などの事務作業も半日〜1日位かかります。

 こういった事件は、1年や2年という期間で終結することは少なく、5年や10年はざらにかかかる可能性があります。

従って、まともに活動をすれば、主宰する人がその事の従事時間を労働賃金に換算して、さらに交通費などの費用を計上すれば、出資金額相当(500万〜800万円)は軽く上回ります。一木さんがどのくらいの出資をされたのかはわかりませんが、少なくてもそういった金額は間接的にも負担する事になります。

 そういう理由から投資被害に関しては、金銭の被害がメインになることや大型の事件においてはその方面に明るい弁護士が弁護団を立ち上げる事、さらに法的倒産事件となれば、「破産管財人」が出てくることから、なかなか被害者自身の活動というものが起きないということが実情です。

 しかし、被害者の活動があるのとないのとでは、今後の事件の展開や関係者全体のモチベーションに大きな違いが生まれ、被害者の調査活動や啓蒙活動が事件解決の糸口となることがよくあります。

 

 MRIインターナショナルの被害の回復は海外に活動拠点があることなど、難しい点が多々ありますが、少しでも被害回復をするには被害者(出資者)が独自でできることは実行して情報を共有していくことが重要になってきます。

 

 

 


「MRI」投資資金消失、大阪で被害者説明会〜経営陣は、「破産」か「夜逃げ」かの選択の可能性ではあるが、被害者の活動が今後の重要な鍵をしめる。




「MRI」投資資金消失、大阪で被害者説明会
 米国の資産運用会社「MRIインターナショナル」による投資資金消失問題で、被害対策弁護団が6日、大阪市内で被害者説明会を開き、大阪や兵庫、奈良などから投資家ら約300人が参加した。

 MRIは、米国の診療報酬請求債権(MARS)の売買を巡る事業への投資を募り、約8700人から約1300億円を集めたとされる。証券取引等監視委員会の調査では2011年以降、出資金の大半を他の顧客への配当などに流用していたことが判明している。

 説明会では、団長の山口広弁護士(第二東京弁護士会)が、同社社長に対する詐欺や金融商品取引法違反容疑での告訴・告発状を東京地検と警視庁に提出したことや、米国での集団訴訟の準備を進め、資産差し押さえの方法を検討していることなどを報告した。

 退職金から1500万円を投じたという神戸市の男性(67)は、「知人に紹介され、老後の資金を増やそうと始めたが、配当が滞っている。本当に運用していたのか追及したい」と話した。

(2013年7月7日  読売新聞)
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130707-OYO1T00231.htm?from=main3





MRI:参加者「財産大半失った」 大阪で説明会
毎日新聞 2013年07月06日 23時02分

 米国の資産運用会社「MRIインターナショナル」が日本の顧客から預かった資産を消失させた疑惑で、被害弁護団による説明会が6日、大阪市内で開かれた。約300人が参加し、会場からは「こつこつためていた財産の大半を失った。何とかしてほしい」などの声が上がった。弁護団は投資金の回収に向け、年内をめどに集団訴訟などの具体的な手段を決める方針だ。

 参加した大阪市内の女性(73)は約8年前から投資し、最終的に750万円を預けていた。「友人に誘われ、利息で旅行に行ければとの軽い気持ちで始めた。(米国の)州政府が保証するという話だったので、信じていたのに」と肩を落とした。また、貯蓄の大半をつぎ込んだという大阪府阪南市の男性(67)は「利息は最近まで滞ってなかったので、信用していた。生活費を削っているが、今年の税金を納められるか不安だ」と打ち明けた。

 MRIは約8700人から約1300億円を預かったとされる。証券取引等監視委員会が今年4月、金融商品取引法違反容疑で強制調査。弁護団は同5月、エドウィン・ヨシヒロ・フジナガ社長に対する詐欺容疑の告訴状を、東京地検と警視庁に提出するなどしている。【内田幸一、渋江千春】
http://mainichi.jp/select/news/20130707k0000m040072000c.html



ホームページの趣旨
 今回の、MRIインターナショナルの投資で被害にあわれた方を集め【被害者の会】を結成し
集団にて訴訟(この部分は弁護団)・政府への被害者の財産の原状回復・税制面での寛大な処置を求め行動を起こしたいと考えホームページを立ち上げました。
 周りには,言えず一人で泣き寝いりしてはMRIの幹部の思うがままです。
皆で一致団結し戦わなければならないと強く考えます。
被害にあわれた方は、何卒ご連絡をください。一緒に戦いましょう!
人数が多ければ多いほど、強力な発言力を有します。
ご連絡、お待ちしています。
 
愛知県名古屋市在住 一木 堅太朗(イチキ ケンタロウ)
 
連絡先
郵便物郵送先:愛知県名古屋市天白郵便局留
電話番号:080-4968-9511
FAX 052-720-3456
メールアドレス:mri.higai@wh.commufa.jp

https://sites.google.com/site/mrihigaisha/
(2013/7/8/現在のMRI被害者の会のHPの一部)





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