2013年07月25日

性器モザイク極端に狭く薄く わいせつ雑誌販売の出版社「コアマガジン」幹部逮捕 警視庁〜【刑法第175条;わいせつ図画販売】被害者はいなくても、コンビニとかで販売となるとPTAなどから苦情があったからなのか。

 先日東京大学大学院理学研究科の研究成果で、「線虫(小さな虫で線状のような形状)のメスは食べ物を優先して食いつくのだが、オスは食べ物よりメスを探す方が優先」という事が発表され、大きな話題となりました。

 つまり生物の雄(男)というやつは、メス(女)にくっつくのが好きだ、つまり「性欲が強い」ということなのかと思います。すべての生物がそうなのかどうかは断言できませんが、少なくとも研究につかわれた「線虫」と「人間」については、男に相当するものが性欲が強いということになります。

 そのため、「性風俗産業」においては、男性のために女性従業員がサービスをする店舗がほとんどで、その逆は見かけません。同様に出版物においても、「ビニ本」とか「エロ本」という類のものにおいて、女性の裸体や主体で掲載されているものがほとんどです。男性主体の裸体が掲載されているのは、過去に伊藤文学という人が主催していた「薔薇族(ばらぞく)」、あの有名なマツコデラックスが編集部として従事していたテラ出版の「バディ」のような雑誌など、いわゆる「新宿二丁目系」と言われるのをはじめ、ほとんど街中では見かけないのが現状です。


 ところで、その「エロ本」ともいわれる「わいせつ系」の雑誌として有名な「コアマガジン」における取締役及び編集社員が「わいせつ図画頒布容疑」でこの度警視庁に逮捕されました。しかしその逮捕前にも18回も警告を受けたということです。
法律の条文ではこうすれば「わいせつだ」という定義はありませんが、過去の判例の中でこの罪における「わいせつ」の定義が必然的になされています。
 つまり、写真に「性器」が見受けられるということです。これがモザイクやぼかしや黒くして見えないように処理されていれば、かなり「わいせつだ」ということを感じても、おとがめを受けないのですが、「性器」の様子がわかるようなぼかし方は隠していないのと同じだということで、やむを得ずですが、逮捕に踏み切ったということです。

 過去にこういった猥褻図画においては、「犯罪」の定義が時代とともに変化しており、かつて、「ヘアヌード」というものが警察からのお咎めの材料だったのが、篠山紀信の「不測の事態」というヘアヌード写真集の発売のころから「ヘアヌード」が公然と出回るようになっています。一方かつて女児の性器が写真やTVなどで公然とうつっていたものが、最高裁の判決において、「お咎め」の材料ともなり、今では発毛前の児童及び幼児の性器を掲載した写真は咎めともなっています。

 したがって、特に被害者がいないから、性器露出全裸解禁!にしたほうがいいのかと思いますが、それをやってしまうと、今まで「迷惑」となっていたものに注意や警告すらできないものもおおくなり、最近では、タレント江頭2:50の「全裸ダイブ」すら注意することができなくなってしまいます。

 ところで、この「コアマガジン」という会社は1985年に創業して約30年近く営業している会社です。それに仕入れ取引先をみると、日本の最大手といわれる印刷会社で本を製作しています。そしてトーハンや日販などの販売会社に依頼することができれば、多くの書店は勿論、コンビニでも販売が広がるので、この会社の書籍は恐らく難関ともいわれるコンビニに本が陳列されていることなのかと思います。

 そうなると、問題は、本来手にできるはずがない子供が何らかのルートで手にいれられてしまうという事です。それを見た親は、「こういう本困る」ということでPTAなどで問題にしたり、結局だれかが警察に苦情や告発のようなものを多く寄せてしまったのだと思います。警察の方でも本来おとがめのないものでも、苦情等が多くなれば被害者なくとも犯罪のあるものは当然なんらかの対策をたてなくてはなりません。それが「18回の警告」であり、それが通じなかったため今回の逮捕に至ったのかと思います。






性器モザイク極端に狭く薄く わいせつ雑誌販売の出版社「コアマガジン」幹部逮捕 警視庁〜【刑法第175条;わいせつ図画販売】被害者はいなくても、コンビニとかで販売となるとPTAなどから苦情があったからなのか。



モザイク極端に狭く薄く わいせつ雑誌販売の出版社幹部逮捕 警視庁
2013.7.25 12:44
 わいせつな漫画や写真を掲載した雑誌を販売したとして、警視庁保安課はわいせつ図画頒布容疑で、出版社「コアマガジン」(東京都豊島区)の編集部長、太田章(55)=埼玉県富士見市ふじみ野西=と、同社社員、山畑拓司(39)=中野区中野、同、高柳史郎(40)=神奈川県鎌倉市長屋=の3容疑者を逮捕した。わいせつ漫画が同容疑で摘発されるのは平成14年以来、2例目。同課によると、山畑容疑者は容疑を認め、ほかの2人は否認している。

 逮捕容疑は3月、わいせつ写真を掲載した雑誌「投稿ニャン2倶楽部」5月号3万6千冊と、わいせつ漫画を載せた雑誌「コミックメガストア」5月号2万4500冊を取次店に配布したなどとしている。

 両誌は「18歳未満禁止」のマークが付けられ、全国の書店約3千店の成人コーナーに置かれていた。同課は性器部分のモザイク処理の範囲が極端に狭く、薄すぎると指摘。10年以降、18回にわたって警告などをしたが、改善が不十分で悪質だと判断した。

 太田容疑者は「警告後にモザイク部分を濃くすると売り上げが伸びなかった」と供述しているという。両誌は6月号で休刊している。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130725/crm13072512450007-n1.htm
(2013/7/25/MSN産経ニュース)



(わいせつ物頒布等)
第百七十五条  わいせつな文書、図画、電磁的記録に係る記録媒体その他の物を頒布し、又は公然と陳列した者は、二年以下の懲役若しくは二百五十万円以下の罰金若しくは科料に処し、又は懲役及び罰金を併科する。電気通信の送信によりわいせつな電磁的記録その他の記録を頒布した者も、同様とする。
2  有償で頒布する目的で、前項の物を所持し、又は同項の電磁的記録を保管した者も、同項と同様とする。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/M40/M40HO045.html#1002000000022000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000



(参考)
会 社 概 要
 
 
  商号
株式会社コアマガジン
 
 
  事業内容
サブカルチャー誌・コミック・アダルト誌等の編集・発行
 
 
  事業所
スペース
コアマガジンビル/東京都豊島区高田3−7−11
      ANNEX/東京都豊島区高田3−10−21

MAP
 
  役員
スペース
代表取締役社長 中澤愼一
取締役編集部長 太田章
 
 
  従業員数(2013.4.16現在)
81名
採用情報
 
  設立年月日
1985年5月
 
 
  資本金
1000万円
 
 
  主たる取引先
スペース
スペース
株式会社トーハン、日本出版販売株式会社、株式会社大阪屋
栗田出版販売株式会社、 株式会社啓徳社、大日本印刷株式会社、
凸版印刷株式会社
 
 
  取引金融期間
スペース
みずほ銀行高田馬場支店、三井住友銀行高田馬場支店、
東京信用金庫高田馬場支店
 
 
  年間売上高(2012年9月)
46億円
 
   
TOP
コピーライトマークCORE MAGAZINE CO.,LTD. All Rights Reserved.
http://www.coremagazine.co.jp/profile/
(2013/7/25/コアマガジン社のHP)


(参考)
update:2013年7月5日
東大、異性の存在に依存して線虫の雄が行なう連合学習を発見
東京大学大学院理学系研究科教授の飯野雄一氏らの研究グループは、線虫の雄が、異性に接した際に存在した化学物質を手がかりに、餌の探索よりも異性の探索を優先して行なうことを発見した。



このような雄特有の学習(異性学習)を詳細に解析した結果、異性学習には、異性から分泌されるフェロモンと、雄の交尾器で受容される何らかの刺激が重要であることが分かった。また、異性からの刺激に対して適切な異性学習を行なうためには、神経回路の性別が重要であることも明らかになった。

異性学習は、線虫の雄が餌を得ることよりも異性との交尾を優先させることで、自身の遺伝子を効率的に次世代に残すための行動である可能性が高い。この研究は、神経の性差の分子・神経メカニズムを明らかにする足がかりとなると期待される。

詳しくはこちら。
http://optronics-media.com/news/20130705/9730/
(2013/7/5/optronics)




(参考)
2013/7/5 (配信日6/24)
異性の存在に依存して線虫の雄が行う連合学習

〜オスはメシよりもメスが好き〜
発表者
飯野 雄一(東京大学大学院 理学系研究科 生物化学専攻 教授)
酒井 奈緒子(東京大学大学院 理学系研究科 生物化学専攻 博士課程2年)
横井 佐織 (東京大学大学院 理学系研究科 生物科学専攻 博士課程2年)
発表のポイント

線虫C.エレガンスにおいて、雄が餌の探索よりも異性の探索を優先するという雄特有の学習システムを発見した。
この学習では、雄は異性からフェロモンを受け取って学習すること、そのために雄特有の神経回路が必要であることを示した。
本研究の成果は、心の性差がどのように生じてきたかを解明する足がかりになると期待される。
発表概要

ヒトを含めた性別を持つ多くの生物にとって、異性を探索して交配を行うことは種の存続に不可欠である。これらの生物は、性別ごとに異なる神経系を持ち、性別によって異なる行動を行うことが知られている。しかし、神経系がどのような仕組みに基づいて性別によって異なる機能を発揮するかは、あまり理解されていない。

モデル生物である線虫C.エレガンス(以下線虫と呼ぶ)は、匂いや味などの化学物質を学習し、それらを手がかりに餌を効率的に探そうとすることが知られている。しかし、学習のしかたの雌雄差については調べられていなかった。今回、東京大学大学院理学系研究科の飯野雄一教授らの研究グループは、線虫の雄が、異性に接した際に存在した化学物質を手がかりに、餌の探索よりも異性の探索を優先して行うことを発見した。

このような雄特有の学習(異性学習)を詳細に解析した結果、異性学習には、異性から分泌されるフェロモンと、雄の交尾器で受容される何らかの刺激が重要であることが分かった。また、異性からの刺激に対して適切な異性学習を行うためには、神経回路の性別が重要であることも明らかになった。

異性学習は、線虫の雄が餌を得ることよりも異性との交尾を優先させることで、自身の遺伝子を効率的に次世代に残すための行動である可能性が高い。本研究は、神経の性差の分子・神経メカニズムを明らかにする足がかりとなると期待される。

発表内容


図1:線虫の異性行動
拡大画像

図2:異性学習に必要なコミュニケーションシグナル
拡大画像
行動学のモデル生物 線虫 C.エレガンス
線虫C.エレガンス(注1)は、遺伝学のツールに恵まれている上に、シンプルな神経構造を持ちながら多様で複雑な行動を示すため、行動を分子・神経・個体レベルで包括的に研究するための優れたモデル生物として広く用いられている。線虫はさまざまな匂い物質や塩類、温度などを感じることができ、これらに対して近寄ったり遠ざかったりする行動を示す。次に記載するように、これらの行動は餌の存在の有無により変化する。

線虫は雌雄同体と雄の2種類の性を持つ(注2)。これまでの研究は主に、研究室内での大量培養、維持が容易な雌雄同体を用いて行われてきたが、今回、飯野グループは雄の塩走性学習に着目し、雄が、雌雄同体とは異なる学習システムを用いていることを明らかにした。

異性学習〜雄特有の学習システム〜
線虫の雌雄同体は、餌と塩を十分に与えた飼育環境下では塩に引き寄せられるが、塩がある状態で飢餓を経験した後には塩を忌避するように行動が変化することが知られていた。この行動は、塩を手がかりとして餌を探索するために役立っていることが示唆される。同様の餌に依存した行動変化は匂いや温度についても知られている。一方、線虫の雄は、雌雄同体の存在の有無によって、塩に対する走性(塩に寄るか、塩を忌避するか)を変化させていることが明らかになった。餌が豊富な条件で飼育した雄は、雌雄同体の有無にかかわらず塩に寄る。また、雄を、雌雄同体が存在せず、餌のない環境に数時間さらした後では、雄は塩を忌避するようになった。これらの雄の行動は、これまで雌雄同体で観察されてきた行動と同じである。ところが、雄の線虫を雌雄同体と共に餌のない環境にさらした後では、雄は塩に寄る行動を示した(図1)。雌雄同体においては、雄がいてもいなくても塩への走性が変化しなかったため、異性の存在の有無が学習に影響を与える現象(異性学習)は、雄特有のものである。雄の異性学習は、餌を探すよりもむしろ雌雄同体を探索することを優先することで、自分の遺伝子を効率的に後代に残すために役立っていることが推定される。

異性学習には雌雄同体から発せられるシグナルが重要
飯野グループが異性学習の成立するメカニズムを詳細に調べた結果、異性学習の成立には雌雄同体からのシグナルが重要であることが明らかになった。線虫は個体間コミュニケーションの手段としてフェロモン(注3)を用いることが知られているが、フェロモンを合成できない雌雄同体(フェロモン合成を担う daf-22 遺伝子の変異体)と共に雄を飢餓条件にさらしても、雄は塩を忌避する行動をとる、つまり異性学習が成立しないことがわかった。また、交尾器が異常な雄(交尾器の発生に必要な mab-5 遺伝子の変異体)の変異体を雌雄同体と共に飢餓条件にさらした場合も、異性学習は成立しなかった。これらのことから、異性学習の成立には雌雄同体から分泌されるフェロモンと、雄の交尾器で受容される何らかの別のシグナルが必要であることが明らかになった(図2)。

雌雄同体からのシグナルの受容・処理には雄の神経回路が重要
線虫では、細胞内で機能する性決定因子の働きにより細胞ごとに性決定がなされている。飯野グループは、神経の性別が異性学習に寄与しているかを調べるために、雌雄同体化促進因子である tra-1 遺伝子の活性化型遺伝子を神経で発現させ、雄の神経を雌雄同体化した。その結果、雌雄同体型の神経を持つ雄では異性学習が成立しないことが分かった。これより、異性のシグナルを適切に処理して雌雄同体の存在に依存した行動変化を起こすためには、雄特有の神経回路が必須であることが明らかになった。

心の性差の解明に向けて
男女の脳には性別があり、性によって異なる考え方、感じ方をすると言われてきた。本研究は、生殖行動などの性特異的な本能行動ではない、連合学習という学習行動において情報処理機構の性差を実験的に証明したという点で意義深い。また、ショウジョウバエやマウス、ヒトに至るまで、多くの生物で、形態学的特徴から脳に性差があることは知られているが、神経回路レベルでは、神経の性差のメカニズムはあまり分かっていない。本研究は、神経の性差、ひいては生物の心の性差のメカニズムを明らかにする足がかりとなる重要な発見である。

発表雑誌

雑誌名
「PLOS ONE」(7月4日(EST) 7月5日(日本時間))
論文タイトル
A SEXUALLY CONDITIONED SWITCH OF CHEMOSENSORY BEHAVIOR IN C. ELEGANS
著者
Naoko Sakai*, Ryo Iwata*, Saori Yokoi*, Rebecca A. Butcher, Jon Clardy, Masahiro Tomioka and Yuichi Iino
*:これらの著者は当該研究に同等に貢献した。
アブストラクトURL
http://dx.plos.org/10.1371/journal.pone.0068676
用語解説

注1 線虫C.エレガンス
正式な学名を Caenorhabditis elegans (C. elegans)というこの生物は、体長1 mm程の非寄生性の土壌生物である。実験生物として扱いやすく、実験室では大腸菌を餌として飼育する。線虫が持つ全ての神経細胞の場所や接続パターンが明らかとなっていることから、神経科学の実験材料としてよく用いられる。また、遺伝学的な解析も容易であり、生命現象を制御する分子機構を調べる上で有用なモデル生物である↑
注2 線虫の性差
線虫は、雌雄同体と雄の2種類の性をもつ。雌雄同体はひとつの個体の中で精子と卵子を形成することができ、自家受精により生殖が可能である。一方、雄は精子のみを形成でき、雌雄同体との交尾でのみ遺伝子を子孫に伝えることができる。雄は尾部に交尾器を持ち、交尾の際は交尾器を雌雄同体の体表にこすりつけながら雌雄同体の腹部に存在する産卵孔を探り当て、射精する。これによって、雄の精子と雌雄同体の卵子の間で受精がおこる。↑
注3 線虫のフェロモン
線虫は、フェロモンを介して個体密度などの情報を個体間で伝達していることが分かっている。線虫のフェロモンはアスカロシドと呼ばれる糖を基本骨格とした化学物質である。daf-22 と呼ばれる遺伝子がフェロモン合成に必要であることが知られている。↑
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コピーライトマーク 2002-2013 東京大学 大学院理学系研究科 広報委員会 〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1
http://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/press/2013/31.html
(2013/7/25現在 東京大学大学院理学系研究科)
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posted by 管理人B at 18:54| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 刑法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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