2013年09月19日

大曲仙北地方卸売市場(秋田県大仙市):自己破産申請へ〜敗因は、またもや大型スーパーの進出

  秋田県大仙市にある大曲仙北地方卸売市場がこの度自己破産をするということです。
 負債総額は約2億7,000円。敗因は県外資本の大型スーパー(恐らくイオンをはじめとする大型スーパー)の進出の影響ということです。しかし卸売市場のお客さんは家族経営のような商人やスーパーマーケットで、大型スーパーのお客さんは一般の消費者であるから、競合しないのではと見えます。
 よく考えてみると、大型スーパーの進出で「八百屋」などのお店から足が遠のく消費者も増えることより「八百屋」が廃業することも多くなります。さらに「大型スーパー」は野菜などの仕入れはかつて卸売市場からの購入だったものが、「契約農場」やスーパー直営の農場からの購入となるところも多いため、結局卸売市場の「市場規模」が小さくなり、売上減が続き倒産ということになった模様です。

 今後このような卸売市場の廃業や倒産がおおくなるのではないかと危惧しています。




大曲仙北地方卸売市場(秋田県大仙市):自己破産申請へ〜敗因は、またもや大型スーパーの進出


大曲仙北地方卸売市場:自己破産申請へ /秋田
毎日新聞 2013年09月18日 地方版

 帝国データバンク秋田支店によると、大曲仙北地方卸売市場(大仙市花館、進藤洋社長、従業員20人)は14日までに事業を停止し、自己破産申請準備に入った。負債は約2億7000万円。県知事の認可を受けた公認市場で、県によると、卸売市場法に基づく公認市場が破綻するのは09年12月の角館地方卸売市場(仙北市)以来。

 大曲市(現大仙市)などの立案で、1970年8月に設立。水産、青果、食肉の3部門で98年3月期は売上高約20億円だった。しかし、県外資本の大型スーパーの進出などで売上高は減少し、赤字決算が慢性化。2013年3月期は約8億3400万円と10億円を割り込んでいた。売上高が回復する見通しが立たず、資金繰りがつかなくなったとみられる。

 帝国データバンク秋田支店は「流通形態が多様化し、価格競争が激しくなる中、淘汰(とうた)されたのだろう。地元小売店への影響が懸念される」としている。
http://mainichi.jp/area/akita/news/20130918ddlk05020016000c.html
(2013/9/18/毎日新聞)


秋田のニュース:経済・産業印刷用ページ文字標準大きく
大曲仙北卸売市場、自己破産申請へ 負債総額2億7千万円

※写真クリックで拡大表示します

事業を停止した大曲仙北地方卸売市場
 食料品卸の大曲仙北地方卸売市場(大仙市、進藤洋社長、資本金7千万円)は17日までに事業を停止し、自己破産申請の準備に入った。同日までに従業員21人全員を解雇した。同卸売市場によると、負債総額は約2億7千万円。40年余りにわたり地場の生鮮品を地元小売業者などに供給してきたが、流通環境の変化などに対応できず廃業に追い込まれた。

 同卸売市場は旧大曲市と複数の地元業者が共同出資して1970年に設立。水産、青果、食肉の3部門で営業を開始した。近年では90年3月期に約27億4400万円の売上高を計上していた。

 しかし、大型店進出や人口減少に伴い、取引先のスーパーや地元商店の事業縮小や閉店が相次いで売り上げは年々減少。小売店が卸を介さず産地から直接仕入れるなど、市場外取引の拡大も追い打ちとなった。今年3月期の売上高は約8億3400万円まで落ち込み、資金繰りが悪化した。

(2013/09/18 08:00 更新)
http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20130918b
(2013/9/18/さきがけontheWeb)

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