「主婦の店」（徳島県徳島市）が破産申請の準備~敗因はコンビニとドラックストアの進出

　徳島県徳島市にあるスーパー「主婦の店」がこの度破産準備をしたとのことです。負債総額は9億円です。創業は1958年ということですから約55年営業ということになります。
　　
　最近の地元密着型のスーパーの倒産は大手（イオンやセブンアンドアイ）の進出の影響によるものとされていますが、今回の敗因においてはコンビニやドラックストアの増加によるものとみられています。　
　
　コンビニエンスストアは最近PV（プライベートブランド）という商品が多く出回ってきています。この商品はコンビニエンスストアを運営する会社が企画し製造元でつくらせ、販売やブランドは企画会社の名前となっています。
　何が特徴かというと「価格が安い」ということと、スーパーでの販売価格と同じにしているという点です。これにより「コンビニは価格が高い」という概念を捨て、利用しやすさを促進しています。

　またドラックストアでは、薬は勿論のこと食品や日用品をあわせて扱っているところもおおいかとおもいます。特にトイレットペーパーや洗剤はスーパーの販売価格より安いことが多く、その客足を奪っているのも多々あるところです。

　その影響があって、体力のあまりない地元スーパーでは売上減→倒産という形となってしまったのかとおもいます。

　今後こういった現象も増えてくるかと思います。

「主婦の店」（徳島県徳島市）が破産申請の準備~敗因はコンビニとドラックストアの進出

「主婦の店」が破産申請の準備
（徳島県）

■ 動画をみる
地域密着型の老舗スーパーマーケット「主婦の店」が破産申請の準備に入ったことがわかりました。負債総額は９億５０００万円です。破産申請の準備に入ったのは徳島県内でスーパーマーケット４店舗を経営している徳島市中昭和町の株式会社「主婦の店」です。東京商工リサーチによりますと「主婦の店」は１９５８年、鳴門市撫養町で鳴門店を開店して創業。地元密着型のスーパーとしてピーク時には徳島市や小松島市など５店舗を展開し、２００３年１１月期には約４９億円を売り上げていました。しかし、コンビニやドラッグストアの増加で競争が激化し、採算確保が難しくなったと見られています。３０日朝、店には事情を知らない買い物客らが訪れ、一様に驚いていました。去年１１月期の売り上げは２４億６２００万円余りにまで落ち込み、赤字に転落したことから事業の継続を断念して破産申請の準備を始めました。負債総額は約９億５０００万円です。
[ 9/30 20:38 四国放送]
http://news24.jp/nnn/news8672344.html
(2013/9/30/日テレニュース24）

（主婦の店のHPより）
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(2013/9/30/現在の主婦の店のHPより）