2013年10月20日

「泰尚(たいしょう)」(蕎麦店;東京都町田市)が破産手続き開始決定〜要因は、バイト学生によるtwitter画像投稿で店舗閉鎖に追いやられたことが原因

「泰尚(たいしょう)」(蕎麦店;東京都町田市)が破産手続き開始決定〜要因は、バイト学生によるtwitter画像投稿で店舗閉鎖に追いやられたことが原因


 個人経営で東京都の町田・多摩などに複数店経営する蕎麦店「泰尚」について東京地裁で破産手続き開始決定となりました。負債総額は3300万円ということです。

 きっかけは、従業員(多摩大学に通学するアルバイトの大学生)が店内の厨房の食器洗浄機などに体ごと入り込むなどの「悪ふざけ」をして、平成25年8月9日にその映像を短文投稿サイト「twitter(ツイッター)」に投稿したことによる悪影響(苦情等)が店舗を閉鎖させてしまうことになり、再起ができない状況に追い込まれたということです。

 
 最近飲食店などの従業員(学生アルバイトなど)がtwitterなどに投稿することの悪影響が店舗の閉鎖に追い込まれるという事件が多発しています。
 そのようなことの大抵が店舗で「不衛生な行為」を見せびらかしています。当の実行する(加害者
)となる従業員は「悪気があって」やっているわけではなく、「珍しい行為」「珍しい光景」「普段ではありえない」という事を他の人に見せて注目されたいということが目的のようです。
 まだ、そのようなことが「店の好評判」になることでしたらまだ許せるのですが、どの投稿も「店の評判を落とす」ものばかりです。

 例えば、ものしか入れない冷凍庫の中に土足のまま入り込んで食品も踏んづけている場面や営業中の閑散した状態の中でテーブルにあるお客様用の醤油に直接口を付けていることなど、もし常連客が知ったら嫌悪感を感じるものばかりです。

 今回の件は店舗の閉鎖だけでなく、会社の存続もできない状態となってしまいました。
当のアルバイト学生にも言い分や事実誤認を主張している部分もあるようですが、店を閉鎖になった要因を引き起こしたわけですから、損害賠償をしていかなければなりません。

 その額はいろいろ推測されますが、経営者がそのことについて「悪意(知っているという行為)」がどのくらいあるかについて、全体の損害における割合が変わってきます。
 経営者が投稿されるまで何も知らなかったということであればこの負債額のほぼ全額や慰謝料の請求は認められるでしょう。しかし、経営者が撮影を見ていたとかそういった部分があれば、負債の部分や慰謝料は大幅に減額されます。
 




「泰尚(たいしょう)」(蕎麦店;東京都町田市)が破産手続き開始決定〜要因は、バイト学生によるtwitter画像投稿で店舗閉鎖に追いやられたことが原因


ツイッターおバカ画像でそば店が初の破産
2013年10月19日 16時00分

 
 学生バイトのツイッターおバカ画像がきっかけで閉店した東京・多摩市のそば店「泰尚(たいしょう)」が、9日付で東京地裁から破産手続き開始決定を受けた。民間信用調査会社「帝国データバンク」東京西支店が18日に発表した。破産管財人によると負債総額は約3300万円。従業員のおバカツイッターが原因で、外食チェーンの一部店舗が閉店した例はあるが、個人経営の店が破産に追い込まれたのは恐らく初めて。

「そばのうまい店」で評判だった泰尚に“ツイッター爆弾”が投下されたのは、よりによって長崎原爆記念日の8月9日。学生バイトが厨房の大型食器洗浄機に体を入れた画像をツイッターでアップしたことが発覚、ネットで炎上したのだ。その画像は学生が7月にアップしたもので、店の茶碗をブラジャーのように裸の胸に押し当てた5月のツイッター画像も発掘され、拡散した。

 これにより泰尚は営業をやめる羽目に。閉めたシャッターには「この度、一部の従業員達(多摩大学学生)による不衛生な行為により、営業を停止させて頂く事になりました」と張り出した。

 泰尚は1984年創業。昨年9月に創業者のご主人が他界し、町田市内の2店舗を閉め、この多摩市に唯一残った店舗を奥さんが切り盛りしていた。近所住民によれば「(女性店主だけに)アルバイトにナメられていたところがあった」といい、ネットの口コミサイトでも「接客態度がひどい」と書かれるほど、バイトの評判が悪かった。近所の飲食店主も「泰尚さんは(バイトの)ハズレを引いた」と同情するほど(本紙既報)。

 破産管財人は店主と話し合い、おバカバイトへの損害賠償請求を検討するという。日大・板倉宏名誉教授(刑法)は「最低でも1000万円、理屈を言うと負債総額分は学生から取れると思いますが、慰謝料込みで5000万円ぐらいは取れる」と断言。悪ふざけの代償は相当高くつきそうだ。
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/196150/
(2013/10/19/東京スポーツ)






『Twiiter』に悪ふざけ画像投稿で炎上の蕎麦屋が破産 撮影の状況について女性店主と投稿した学生の主張に食い違いも


2013.10.19 15:35 記者 : Taka カテゴリー : 政治・経済・社会 タグ : Mr.サンデー

蕎麦屋バイトのバカッター
10月18日、国内最大手の信用調査会社『帝国データバンク』が提供するYahoo!ニュースの記事が

アルバイトによる悪ふざけで営業停止となったそば屋が破産

と報じた。

当社は、1984年(昭和59年)5月創業で、1987年(昭和62年)7月に法人改組した蕎麦屋経営業者。本社のある「永山店」のほか、町田市にも「鶴川店」と「中町店」をオープンし、2011年5月期の年売上高は約1億2000万円を計上していた。
 しかし、2012年9月に当時代表の創業者が逝去し、「永山店」のみの営業となっていたところへ、今夏「永山店」においてアルバイトの大学生が洗浄機に入っている悪ふざけの写真がツイッターに掲載されたため営業停止を余儀なくされ、今回の措置となった。負債は3300万円。

10月13日放送のフジテレビ『Mr.サンデー ニュースの真相&感動秘話緊急拡大スペシャル』では、“追跡!悪ふざけ投稿ネット炎上”という特集を組んでいた。

番組の取材VTRでは、女性店主が顔出しでフジの取材に応答。店主や元パート従業員が、店に苦情の電話などが殺到する様子などを事細かに説明。クレームが寄せられた保健所が調査にやってきたことや、閉店する決断をしツイッターが炎上して13日目に廃業届を出したことなどを伝える。店主の証言に基づいた再現ドラマも放映され、炎上している側がどういう状況に追い込まれているのかというのを知る上で大変興味深い内容だった。

番組では、実際に投稿した学生に話は聞けなかったが学生の代理人である弁護士から書面で回答を得たとして、

■なぜあのような写真をネットに上げたのですか。

拡散するつもりはなく、また店も特定されないと思い、単に面白い映像だと思って安易にアップしてしまいました。

■ネットに拡散されて以降、どんな状況に陥りましたか。具体的にどのような嫌なことが本人に起こりましたか。

悪い意味で有名になってしまい、周りからの目が気になりました。
お店だけでなく家族や知人に迷惑をかけてしまいました。
個人情報が流出してしまったため、今後普通に生活しているか心配になりました。
知らない人からの書き込みにより、心が痛みました。

といったような質問と回答を紹介。

撮影された状況について、「後片付けをアルバイト学生たちに任せて先に帰宅した」とコメントする店主に対し、「店主は笑いながら撮影を見ており事実上容認していた」と学生側は回答する。

この回答が寄せられた後、番組では店主を再び訪問し「笑いながら撮影を見ていたと書いてありますけど…」とディレクターが尋ねると、店主は「冗談じゃないですよ、いませんよ。いるわけないじゃないですか。そんなの子供のウソですよ」「写真を撮ることすら許さないですし」と答えていた。

ナレーションが「互いの言い分は平行線をたどり、双方が弁護士をたてる事態となっている。また、閉店の原因についてもアルバイト学生側は意見を留保している。一枚の悪ふざけ画像で、当事者たちの関係もそれぞれの人生も大きく変わった。」と語り、別のパート従業員が「職を失って、まだ次の仕事はみつからない」という現状や、現在は生活費を稼ぐため別の飲食店でパート従業員をしているという店主が、廃業した店の中で後片付けをしながら「30年もやってきたので、まだ気持ちの整理がつかない。本当に悲しい」と語る様子を紹介する。
そして、「広がっていくネットの世界。その波は、現実社会を飲み込んでいくかのようだ」と結んでいた。

※画像は問題の発端となった『Twitter』に投稿された画像の一部
http://getnews.jp/archives/438979
(2013/10/19/ガシェト通信)



公開日:2013.10.18
負債総額が原則30億円以上の倒産企業および信用変動企業を掲載。
(有)泰尚 [東京] 蕎麦店経営
破産開始決定 / 負債総額 現在、調査中

〜店員が洗浄機に入ったことがネット上で問題に〜

  (有)泰尚(TSR企業コード:330312332、町田市鶴川4−8−5、設立昭和62年7月、資本金1000万円、小川純子社長)は東京地裁に破産を申請し10月9日、破産開始決定を受けた。破産管財人には山口太郎弁護士(山口久夫法律事務所、新宿区新小川町6−36、電話03−3269−9509)が選任された。
 負債総額は現在調査中。
 昭和62年に設立された飲食店で多摩市において蕎麦店を運営し、平成23年5月期の売上高は約1億500万円を計上していた。しかし、25年8月9日に店員が洗浄機に入るという問題行為が発覚し、インターネット上に情報が広まり顧客などから多くのクレームが寄せられたため売上は低下。事業回復のめどが立たなくなり、今回の措置になった。
 債権届出期間は11月6日まで、第一回債権者集会期日は26年1月16日午前11時分より。
http://www.tsr-net.co.jp/news/flash/1241958_1588.html
(2013/10/18/東京商工リサーチ)

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posted by 管理人B at 11:56| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 倒産(一般ニュース) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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