2013年10月28日

MRIインターナショナル資金消失、実態解明も進む。調査警戒し日本で営業か。〜全額返済の可能性は難しいが事件解決としては大きな実績。

MRIインターナショナルの資金消失問題においてアメリカ証券取引委員会が積極的に動いているということです。

 初期動作が早かったために、関係各所の動きも早かったということです。日経新聞の方は限定公開の部分となっていますので、ここまでの掲載となりますが、エドウィンフジナガヨシヒロ社長は、本来の目的に使用せず、私的流用(クレジットの支払いや子供の養育費)まで確認されているということです。
 日本での詐欺だと懲役10年というところで、これがもし日本で逮捕されて起訴された場合懲役15年となっても充分ありえるという内容ですが、アメリカで裁かれれば、もっと重い刑を科すことができるかと思います。

 しかし肝心なのは、刑事事件として立件させるのも重要ですが、「出資金の回収」ということが最大のテーマとなります。どうしてもこういった事件の被害者は「お金はいらないから、豚箱にぶち込んでくれ」という声をよくききますが、やはり一時的な感情ではなく、出資金を回収することに主眼をおくことが最もたいせつな事です。

 余裕資金で投資している人はあるていどどうでもいいことなのですが、特に高齢者の方が投資している分においては不充分な年金受給では生活ができず、しかも労働ができないのがほとんどだと思いますので、やはり少しでも多くの回収ができるようにするのが最も大切なことです。
 こういしてるうちに経営陣は出資金を私的流用にあてていることでしょう。
  



MRIインターナショナル資金消失、実態解明も進む。調査警戒し日本で営業か。〜全額返済の可能性は難しいが事件解決としては大きな実績。


MRI資金消失、実態解明進む 日米協力で調査 
2013/10/26 1:15日本経済新聞 電子版

 米金融業者MRIインターナショナルの資金消失問題を巡り、証券取引等監視委員会が強制調査に踏み切って26日で半年。監視委の要請に応じた米証券取引委員会(SEC)の調査で、出資金流用の詳細が明らかになるなど、日米協力で実態解明が進みつつある。両国当局は幹部の刑事責任について、米国での立件も含めて検討する。

 「非常に悪質な詐欺的スキーム」。SECは米ネバダ州ラスベガス連邦地裁に提出した、MRIやエドウ…

関連キーワード
SEC、クレジットカード、MRI、五十嵐潤、証券取引等監視委員会、フジナガ、エドウィン、黒沼悦郎
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO61654850W3A021C1CR8000/
(2013/10/26/日本経済新聞)



MRI社長「SECは面倒」 調査警戒し日本で営業か

 資産運用会社「MRIインターナショナル」による巨額資産消失疑惑は26日、発覚から半年を迎えた。同社は米国に本社を置きながら日本を中心に営業活動をしてきた。その理由を同社のエドウィン・ヨシヒロ・フジナガ社長(67)は「米証券取引委員会(SEC)は面倒だから」と話していたという。

 SECは日本の証券取引等監視委員会より規模が大きく、違法行為による損害を被害者に弁済させることができるなど権限も強大。市場関係者によると、日本で契約した顧客が米国に移り住んだ場合、契約を解除することもあったといい、SECの調査を警戒して日本での営業を徹底していた可能性がある。

 疑惑発覚後、複数回にわたって共同通信のインタビューに応じた米国居住のMRI関係者が「フジナガ社長は(日本人投資家を対象にした理由を)『SECは面倒だから』と周囲に話していた」と証言した。

 監視委によると、同社は顧客からの出資金を別の顧客の配当金に充てていた。SECは夏ごろから調査を本格化、社長のクレジットカードの支払いや子供の養育費にも流用したと認定した。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201310260160.html
(2013/10/26/中国新聞)
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