2013年11月08日

スリープタイト(東京都港区)が自己破産 ドーナツ店「ドーナッツプラント」を展開〜ドーナツ店は会社分割で営業継続ではあるが、会社分割での生き残りには債権者からの抗議も予想。

 「ドーナッツプラント」は都内を始め関東の一部などで営業されている「ドーナツ」店です。
「ドーナツ」の店というとファーストフードの「ミスタードーナッツ」が有名ですが、これと一線を画すような形で、もう少し高級でまったりするというような雰囲気を醸し出すというものが特徴かと思います。
 しかし、最近の景気低迷はやはり消費者は「低価格嗜好」にシフトしてしまうのが通常です。そのため、売り上げがどうしても低迷してしまうため、経営の方は苦しくなるということになります。
 さらにこの会社はドーナツとはちがうレストランやカフェなども経営していましたが、そちらの方が足を引っ張る形になりました。
 結果的に「債務不履行」ということで、この店舗を起こした「スリープタイト」は破産へと向かいましたが、お店は非常に資産価値があるものなので、運営会社がその前に分割して、「事業譲渡」という形で現在も引き続き営業されています。
 尚、この破産の形は一つの会社(ドーナツとレストラン&カフェ)で運営されていたのが、レストランとカフェの不採算営業を切り離す形で、ドーナツ店が会社として生き残るという選択をされています。
こうなると、ドーナツ店に資産を移動して、負債をレストラン&カフェ店に押し込むという姿勢があるのではないかと勘ぐられるのが普通です。その判定などは、就任した破産管財人が判断して、新会社に対して資産を持って行きすぎではないかなどの物言いがあるかと思います。



スリープタイト(東京都港区)が自己破産 ドーナツ店「ドーナッツプラント」を展開〜ドーナツ店は会社分割で営業継続ではあるが、会社分割での生き残りには債権者からの抗議も予想。


スリープタイトが破産 ドーナツ店「ドーナッツプラント」を展開

ドーナツ店「ドーナッツプラント」を展開するスリープタイト(東京都港区)が東京地裁に自己破産を申請し、10月30日に破産手続きの開始決定を受けていたことが7日、分かった。東京商工リサーチによると、負債総額は約4億8千万円。

 一部店舗は2012年9月に分割して新設した別会社に譲渡しており、営業を継続している。

 ニューヨークで人気だったドーナツ店の販売ライセンス契約を取得し、主に都内の高級住宅街やオフィス街で販売。レストランやカフェ経営も手掛けたが、競争激化や消費低迷で不採算店の閉店が相次ぎ、業績不振で資金繰りが行き詰まった。

 都内のほか神奈川や埼玉、富山、石川各県と、京都府に出店していたという。
[ 2013年11月7日 18:38 ]
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/11/07/kiji/K20131107006967120.html
(2013/11/7/スポーツニッポン)



公開日:2013.11.07
負債総額が原則30億円以上の倒産企業および信用変動企業を掲載。
(株)スリープタイト [東京] ドーナッツの製造販売、飲食店経営
破産開始決定 / 負債総額 約4億8000万円

 (株)スリープタイト(TSR企業コード:294500014、港区白金台3−15−5、設立平成14年6月、資本金1498万円、後藤順社長)は10月30日、東京地裁より破産開始決定を受けた。破産管財人には鶴巻暁弁護士(上條・鶴巻法律事務所、千代田区神田小川町2−2−8、電話03−5577−8236)が選任された。
 負債総額は債権者116名に対し約4億8000万円。
 
 (有)ビッグイーツの商号で設立、以後、株式に組織変更し24年4月に(株)ドーナッツプラントジャパンに改称さらに同年11月に現商号に変更した。
 丸の内でカフェ店の運営を開始したのを手始めに16年5月、米国ニューヨークのDoughnut Plant Inc.とライセンス契約を結び、白金台、大手町各所に直営店「ドーナッツプラント」をオープンしドーナッツの製造販売を開始すると同時に高級食料品店卸も展開。添加剤を使用しないなどの目新しさや、ファッション性が評価されて1日に1万個以上を生産して話題を集めた。  
 その後、17年よりケーキドーナッツやベーグルの製造販売を開始、20年には地域ライセンス方式により金沢駅に国内1号店を出店したほか、直営店の新規出店や催事販売が寄与して21年3月期に売上高約16億円を計上した。
 しかし、以降は消費低迷の影響を受けて売上が落ち込むなか、不採算店4店舗を閉店し23年3月期の売上高が14億6600万円にダウン。24年3月期は1店の新規出店を行い、さらに鉄道系商業開発業会社とタイアップしカフェバーを開設したものの、東日本大震災による計画停電による影響や前年に続き不採算店の閉店を実施。また、会社分割によりカフェ事業を別会社に譲渡したことなども影響し売上高は約9億円にダウン。25年3月期も低迷を抜け出せないまま不採算店の閉店のほか、人員削減を実施し事業存続を目指したものの不振が続き事業継続を断念、今回の措置となった。
  なお、一部の店舗は分割設立された(株)DOUGHNUT PLANT TOKYO(TSR企業コード:294772065、渋谷区神泉町11−7、設立平成24年9月、資本金1000万円、代表者:井関貴博氏ほか)に譲渡している。
 http://www.tsr-net.co.jp/news/flash/1242401_1588.html
(2013/11/7/東京商工リサーチ)



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posted by 管理人B at 10:49| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 倒産(一般ニュース) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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