2013年12月29日

宇都宮健児(日本弁護士連合会前会長)氏、都知事選に出馬へ 前回は次点

 
 猪瀬直樹氏の後任を選ぶ東京都知事選に、弁護士の宇都宮健児氏が立候補をする意向を固めたとのことです。
 宇都宮氏は、姓が「宇都宮」で、名が「健児」なので、宇都宮(栃木県)で検事(けんじ;検察官)をやっているようなイメージを醸し出すかもしれませんが、東京の銀座で法律事務所を運営する「弁護士」です。
 一般市民からすると今までのタレント有名人候補と比較すると「知名度」としては、どうしても今ひとつというところとなってしまいます。
 しかし、「弁護士」としての実績が非常に多く、法曹会やそれに関わっている人においては、大変な有名人で、そういった延長戦上で、2010年には日本弁護士連合会の会長を務めていました。

 特に弁護士としてはあまり好まない「市民のため」を念頭においた弁護士活動を行ってきた実績が大きく、クレジットサラ金問題・投資被害などの消費者問題、非正規雇用や自身で主宰している「反貧困ネットワーク」、「年越し派遣村名誉村長」においては、有名です。

 また、現在その方面で筆頭で活動している弁護士の多くにおいては、宇都宮弁護士は師匠に相当するものであり、宇都宮氏が政治に出るということは、多くの消費者においては非常に待望していた面もあったかと思います。

 そして、昨年の都知事選でも宇都宮氏は立候補をしたのですが、やはり、石原都政の流れが大きくその下で働いていた猪瀬直樹氏が知事に選ばれる結末となってしまいました。

 この30年位の都知事の顔ぶれを就任順に見てみると、美濃部亮吉、鈴木俊一、青島幸男、石原慎太郎、猪瀬直樹 ということになります。
 先の美濃部亮吉氏は学者で、鈴木俊一氏は旧自治省の官僚、残りの3人は作家の出身です。
  美濃部亮吉氏は学者なので様々な期待があったのですが、「大赤字」を出してしまったことで有名です。鈴木氏に関しては、官僚の実績もあったことから政治に関しても美濃部氏の汚名を返上して、財政面で健全化を取り戻したことで有名です。そして、残りの3人は特段の実績はありませんでしたが、「時代の流れ」でここまで上り詰めたというようなイメージしか残っていないような気がします。

 特に青島幸男氏は、作家での知名度を利用して、「選挙運動をしない」ことで有名で都民の期待もなぜか大きかったのですが、「知事の仕事もしない」人でもあったために、任期満了をもって都知事も退任という結果でした。石原慎太郎氏は作家でも政治家でも両者とも有名でしたが、長く務めていることやこの歳になっても「総理大臣」を目指す部分の人でもあることから、都知事の退任はいい時期だったのかもしれません。

 今宇都宮氏の他に、学者出身の舛添要一氏やタレント出身の東国原英夫氏の候補も浮上しています。
舛添氏においては、学者としては、実績もあるかと思いますが、これまでの政治家としての実績や同じ学者出身の美濃部氏の財政面での失態などを考えてみると、期待は感じられません。
 逆に東国原氏においては、タレントの「そのまんま東」というイメージが非常に強く、今のご時世では「タレント」という知名度で政治をやるのはもうゴメンという認識が都民だけではなく日本全体でもそういったイメージかと思います。しかし、宮崎県知事としての実績が非常に大きく、その部分が非常に強みかとおもいます。

 そういったことを考えると、宇都宮氏と東国原氏の両者の接戦となりそうです。

宇都宮氏においては、政治家としての実績がまだないので、その点が「東国原氏」より、不利になりそうですが、今までの胡散臭いような都政を考えれば、実績は無くても、知名度に依存しない政治家を考慮すれば、宇都宮氏は適任者の一人となるのではないかと考えられそうです。


 
 


宇都宮健児(日本弁護士連合会前会長)氏、都知事選に出馬へ 前回は次点



宇都宮氏、都知事選に出馬へ 日弁連前会長、前回は次点
2013年12月28日14時59分

 日本弁護士連合会前会長の宇都宮健児氏(67)が、来年1月23日告示、2月9日投開票の東京都知事選に立候補する意向を固めた。昨年12月の都知事選に続く立候補。共産党が支援する方針を固めている。

 宇都宮氏は朝日新聞の取材に「安倍政権と対決するための訴えかけを早期からするために、立候補を決意した」と述べた。主な政策としては、格差社会の是正や憲法尊重、脱原発などを掲げる。特定秘密保護法や消費増税への反対姿勢も示す考えだ。

 宇都宮氏は昨年12月の都知事選に無所属で立候補し、共産、社民、未来などの支持を得て約97万票を獲得したが、次点で敗れた。

 共産党は、前回都知事選の実績を重視。目指す政策でも一致するとして、宇都宮氏を支援する意向を宇都宮氏に伝えている。

 宇都宮氏は1971年に弁護士登録。日弁連で消費者問題対策委員長、多重債務対策本部長代行などを歴任。08年末の「年越し派遣村」で名誉村長を務め、10年に日弁連会長に就任した。

この記事に関するニュース
都知事選、本命なく越年へ 自民に舛添氏望む声(12/28)
都知事選へ各党加速 自民、下村氏・橋本氏は見送り(12/20)
http://www.asahi.com/articles/ASF0TKY201312280064.html
(2013/12/28/朝日新聞)



都知事選:宇都宮健児氏が出馬表明 前回は次点
毎日新聞 2013年12月28日 18時34分(最終更新 12月28日 22時58分)

2012年の都知事選で、支持者を前に敗戦の弁を述べる宇都宮健児氏
拡大写真
 前日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏(67)が28日、東京都内で開かれた市民集会で講演し、都知事選(来年1月23日告示、2月9日投開票)への無所属での立候補を表明した。都知事選に名乗りを上げたのは宇都宮氏が初めて。「安倍政権の暴走にストップをかけ、東京から国政を変えていく」と意気込みを語った。

 宇都宮氏は前回2012年の都知事選にも立候補し次点だった。講演では、知名度の高い候補を探し、出馬表明をあえて遅らせる「後出しジャンケン」について「市民運動(に関わる人間)がやってはならない」と批判。政策面では前回と同様、脱原発や反貧困などを訴えるとした。

 2020年東京五輪については「もう決まってしまったので、どういう五輪をするかが問われている」と語り、五輪にかける予算を抑え、東日本大震災の被災者支援や原発事故の収束を都としても進めるとした。「倍返し」をスローガンに、前回の約2倍の200万票を目指すという。

 共産党が支援する方針だが、宇都宮氏は「政治的立場を超えてどれだけ広がれるかだ」と述べ、主要政党や労組、市民団体に支援を呼び掛ける考えを示した。【竹内良和】

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<都知事選まで時間がない!>あきらめざるを得ない? 投票啓発のタレント起用に黄信号
<政治家の代表的な引き際パターンですが>猪瀬氏も口にした「局面打開」 実は逆効果?
<猪瀬氏の置き土産>終夜バス、出足はまずまず 記者が実際に乗ってみた
http://mainichi.jp/select/news/20131229k0000m010013000c.html
(2013/12/29/毎日新聞)



宇都宮健児・前日弁連会長、都知事選に出馬決定
by:The New Classic編集部





本日、宇都宮健児(うつのみやけんじ)氏が東京都知事選へ出馬することが確定した。宇都宮氏といえば前回の都知事選における「東京なのに宇都宮、弁護士なのにけんじ」というさむいおやじギャグウィットに富んだジョークで有名だが、消費者金融問題やオウム真理教裁判で多大な実績を残し、日弁連(日本弁護士連合会)の会長にも就任したスゴい人である。宇都宮健児とは一体何者なのか、そして、なぜ都知事選への出馬に至ったのだろうか。

 

宇都宮健児氏の経歴
 

宇都宮氏は1946年、愛知県の漁村に生まれた。家は小作で貧しく、氏が9歳のときに一家で大分県の国東半島に開拓入植した。国東半島は当時、人の住まない荒れ地だった。朝から晩まで開墾の日々が続いた。

そんな健児少年に手を差しのべたのは学業だった。中卒から集団就職が普通のコースだった当時、教師から高校への進学を勧められ、熊本の高校へ進学、東大法学部へと進んだ。学生生活は氏の人生観を変える。それまで家族に楽をさせたい思いからエリート官僚を志望していたが、社会の役に立とうと弁護士を志望するようになる。努力の末、在学中に司法試験合格、大手弁護士事務所に入る。

しかしながら、道は平坦ではなかった。顧客開拓が思うように進まず、苦しい日々が続いた。そんなある日、一件の依頼が彼の人生を変えた。多重債務者問題である。今でこそ法規制が厳しくなったが、当時ヤミ金を規制する法律は無いに等しかった。裁判手続は面倒で、見込める利益も少ないため、多重債務者の依頼を引き受ける弁護士も少なかった。

そんな中、宇都宮弁護士は裁判の手法に工夫を凝らすことで、少しずつではあるが着実に成果をあげていった。1983年には銀座に事務所を開設。「借金苦は自己責任」としていた世間の雰囲気を変え、社会問題となった豊田商事事件でも手腕を振るった。まさにわが国における消費者金融裁判の開拓者といえる。

宇都宮弁護士はオウム真理教に関する一連の裁判でも活躍した。教団に暗殺された坂本堤弁護士が一時期宇都宮弁護士の事務所にいたこともあり、サリン事件被害者弁護団の団長を引き受けたのである。こうした活動が認められ、2010年には日弁連会長に就任、2期にわたって会長職を全うした。

 

都知事選、出馬の理由
 

宇都宮氏は前回の都知事選にも出馬したが、惜しくも次点に終った。前回の敗北を受け、今回は主張や党派を超えて都民全体へ訴えかけていくつもりだという。

今回の都知事選では、前回と同様に反貧困を公約に掲げる。弁護士として目の前の事案に一件ずつ対処するのではなく、政治家として社会の仕組みそのものを変えることが狙いと見られる。前回の選挙に比べて知名度が高まった今回、どこまで一般の無党派層を巻き込むことができるかが当選のカギとなるだろう。

ちなみに宇都宮氏の今回の選挙スローガンは、前回の落選にリベンジするという意味を込めた「倍返しだ!」だという。安直なウケ狙い世の中の流行を押さえた素晴しいスローガンであり、やめた方がいいと思うこれで当選は間違いなしだ。

 

(※あまり茶化しすぎるのもよくないと思うので最後に一つフォローしておくと、公式twitterアカウントのつぶやきにあった「同士の集まりは「足し算」にしかなりませんが、異質な集団の集まりは「積」になります」という発言を見たときは正直感動してしまった。むしろこっちを公式スローガンにすべきである。)

 http://newclassic.jp/archives/5624
(2013/12/28/newclassic)



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posted by 管理人B at 16:58| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治・行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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