2014年02月07日

全聾作曲家、佐村河内守さん広島市民賞取り消し 代理人弁護士に通知〜本当の発覚のキッカケは仲間割れなのか、それとも第三者からの口止め料なのか。

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「浪花のモーツアルト」といえば作曲家のキダ・タロー氏が有名ですが、日本の「ベートーヴェン」とも言われていた 佐村河内守(さむらごうち まもる)さんが受賞していた広島市民賞の取消を通知された模様です。

 全聾となっている佐村河内守氏が本来作曲したとされていたものが、実はゴーストラーターによるものであったということが要因とのことです。そのため広島市では遡って取り消したというものです。

 実際この騒動の発端となったのは、2月6日発売の週刊文春でスクープ記事として発売されるのに先駆け、佐村河内氏の代理人弁護士が明らかにしたことによるものです。

 そのゴーストライターという人が桐朋学園大学の非常勤講師を務める新垣隆 氏(43)ということですが、なぜ今になって、そう言った事をわざわざ公言しなければならなくなったのかという経緯が気になります。

 こういう問題がわざわざ起こるのは、当初仲間として「秘密」に活動していたことであっても、何かの拍子で「仲間割れ」ということが生じることが少なくありません。
 この事実を新垣氏以外にも知っている人物が金銭的な要求など「口止め料」と称して高額な請求をしてくることもあったのかもしれません。

 本当のところはわかりませんが、こういうことになってしまったのはとても残念です。

 

 

 


全聾作曲家、佐村河内守さん広島市民賞取り消し 代理人弁護士に通知〜本当の発覚のキッカケは仲間割れなのか、それとも第三者からの口止め料なのか。



佐村河内さん広島市民賞取り消し 代理人弁護士に通知

 広島市出身の佐村河内守さんの楽曲が別人の作品だった問題で、広島市は7日、2008年に佐村河内さんへ授与した「広島市民賞」を取り消した。同日午後、市役所前に公告を掲示した。

 佐村河内さん側の代理人弁護士にも、賞の取り消しを伝え、表彰状の返還を求める通知文を送付した。

 市によると、02年に同賞を設けてから、計80の個人や団体に授与したが、取り消しは初めて。

 市には6日午後、代理人弁護士から、佐村河内さんの謝罪とともに「平和や被爆者に対する思いにうそはなかった」とする電話連絡があった。

2014/02/07 16:21   【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201402/CN2014020701002015.html




全聾作曲家・佐村河内守の別人作曲騒動、問われる違法性、損害賠償請求の可能性も
【この記事のキーワード】クラシック音楽 , 佐村河内守 , 作曲家 2014.02.06





DVD『佐村河内守:魂の旋律〜HIROSHIMA×レクイエム』(日本コロムビア)
 2月5日、「全聾の作曲家」「現代のベートーベン」として知られる作曲家の佐村河内守氏の代理人弁護士が、「十数年前から本人ではなく、別の人物が作曲していた」ことを報道各社にファクスで明らかにし、衝撃が走っている。
 代理人によると、これまで佐村河内氏本人がすべて作曲したとしていたが、実際には佐村河内氏は曲のイメージや構成を提案し、別の人物が作曲していたという。この人物は作曲家として表に出づらい事情があったようだともしている。

 これを受け、18万枚のヒットを記録した『交響曲第1番 HIROSHIMA』などCD3枚、DVD1枚を販売していた日本コロムビアは5日、それらすべてを出荷停止すると発表。また、昨年3月31日に放送されたNHKスペシャル『魂の旋律〜音を失った作曲家〜』で佐村河内氏を特集したNHKは「放送当時、本人が作曲していないことに気づくことができませんでした」と釈明した。

 佐村河内氏は、被爆2世として広島に生まれ、35歳の時に聴力を完全に失い、それ以来「絶対音感」を頼りに作曲しているとしていた。また、ソチ五輪でフィギュアスケートの高橋大輔選手が演技で使用する「ヴァイオリンのためのソナチネ」も別人が作曲したものだという。

 5日になって突如代理人が今回の騒動を明らかにしたのは、本日(2月6日)発売の「週刊文春」(文藝春秋/2月13日号)がこの事実をスクープし、『全聾の作曲家はペテン師だった!』と題した記事を掲載することがわかったからだ。全8ページにも及ぶ文春の記事では、実際に作曲を手がけていた桐朋学園大学作曲専攻で講師を務める新垣隆氏が実名で告白。2人の特殊な関係性や佐村河内氏の“偽りの作曲過程”が詳細にレポートされている。必読の内容だ。

 文春の記事によれば、普段は街のピアノ教室の発表会の伴奏やレッスンの伴奏をするなどしていた新垣氏が、ようやく桐朋学園大学非常勤講師の職を手に入れた1996年、まだ聴覚障がいがなかった佐村河内氏から、氏が楽譜に強くないため、映画音楽用の短いテーマ曲をオーケストラ用の曲に仕上げてほしいと頼まれ、引き受けたのがきっかけだったという。この時、佐村河内氏の「ぼくの名前で発表したい」という申し入れを受託した新垣氏は、自らが作曲した音楽が多くの人に聞かれることが「純粋に嬉しかった」そうだ。だが、一方で「今から思えば浅はかだった」「どうせ売れるわけはない、という思いもありました」など、複雑な思いも吐露している。その後ゲーム『鬼武者』のテーマ曲が話題となった頃、突如、佐村河内氏から「全聾になった」と告げられたというが、最近の新垣氏との会話では手話などを使わずに「自宅で私と会うときは最初から普通の会話」だったという。

 ではなぜ今回、新垣氏は実名で告白したのか。記事では、何度も世間を欺くのをやめようと諭した新垣氏に対し、佐村河内氏が、「新垣氏が曲を作らなければ、妻と一緒に自殺する」といった旨のメールなどを送ったため、取り返しがつかないことになる前に公表したという。文春の取材に対しても佐村河内氏は、事実を公にされるなら「死して詫びるしか選択肢はないのですね」などと書かれたメールを返信している。

●佐村河内氏が背負う法的責任は?

 今回の騒動は、佐村河内氏と新垣氏だけの個人間の問題にとどまらない。これまで多くの人たちが特殊なバックボーンを持つ佐村河内氏の楽曲であることを踏まえて、CDなどを購入したり、その作品や活動を支持したりしてきたはずだ。そんな、周囲を欺き続けた佐村河内氏に法的責任はないのか? 著作権などの知的財産権に詳しい骨董通り法律事務所の福井健策弁護士に話を聞いた。

「報道されている通り、佐村河内さんが曲のコンセプトや構成を提案しただけだとすれば、本人が作曲したとは言えませんし、曲の著作権も実際に作曲した人が有し、著作者となります。ただ、有名人などが著者として本を出すときなど、著者本人ではなくゴーストライターが書く場合は少なくありません。こうした際は、ゴーストライティング契約を結ぶのが一般的です。今回、両者間にどのような合意があるかは現時点で不明ですが、ゴーストライティング契約では実際の著作者(ゴーストライター)の権利を著者に譲渡するという内容になっていることが多いです。また、契約内容にかかわらず、著作者人格権(編注:著作者の人格的な権利を保護するもので、『氏名表示権』などがある)は著作者に生じますが、名前を公表しないという契約にしていることもあります」
実際の著作者である新垣氏がどのような権利を有するかは、両者の契約内容次第ということになるようだが、ファンが「騙された」と民事訴訟を起こす正当性については「理論的にはあり得ますが、CDの価格と裁判の費用を考えると、損害賠償請求を起こすのはあまり現実的ではないですね。あり得るとすれば、むしろレコード会社などでしょうか」という。

 さらに、刑事的責任については「大正時代にゴーストライティングの判例がありますが、その時には無罪となっています。ただし、現行の著作権法121条には『著作者でない者の実名又は周知の変名を著作権者名として表示した著作物の複製物を頒布した者は、一年以下の懲役若しくは百万円以下の罰金に処す』とあります。佐村河内さんの行為は、彼の作品であると期待して対価を払ったレコード会社やCD購入者からすれば困ることなので、違法の可能性はあります」との見解を示す。

 しばらくの間、世間やメディアを騒がせることになりそうな今回の騒動。法的追及以上に、佐村河内氏が大きな社会的な制裁を受けることは想像に難くない。身から出た錆とはいえ、文春に佐村河内氏が寄せたコメントのような軽率な責任の取り方だけはしてほしくないというのが、誰もが一致する願いだろう。
(文=本多カツヒロ)
http://biz-journal.jp/2014/02/post_4079_2.html
(2014/2/6/Business Journal)


CD出荷停止、公演も中止 佐村河内氏への失望広がる
2014年2月5日15時22分

2010年の演奏会での佐村河内守さん

 佐村河内守(さむらごうちまもる)さんの楽曲が別人によるものだとわかった5日、関係者に衝撃が広がった。

「全聾の作曲家」佐村河内守氏、別人が作曲
 レコード会社の日本コロムビアは、CDの出荷停止とネット配信の中止を決めた。店頭に並んでいる商品については、今後対応を協議するという。同社は「驚愕(きょうがく)しており、大きな憤りを感じております。商品の発売元として責任を痛感しており、深くおわび申し上げます」とコメントした。

 佐村河内さんの作曲とされてきた交響曲「HIROSHIMA」と「ピアノ・ソナタ第1番&第2番」は全国で公演中だ。コンサート制作のサモンプロモーションは「本人から説明を受けていない。事実なら、コンサートはすべて中止する方向」という。4月に予定していた東京の清瀬けやきホール(清瀬市)、成城ホール(世田谷区)、江戸川区総合文化センター、千葉県の流山市文化会館は中止を決め、払い戻しの準備を始めた。
http://www.asahi.com/articles/ASG253H10G25UCLV009.html
(2014/2/5/朝日新聞)

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posted by 管理人B at 19:58| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 消費者問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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