2014年02月22日

全日空商事、観光雑貨の開発企業「藤二誠」(山梨県甲府市)を投資ファンド「アント・カタライザー3号投資事業有限責任組合(本社:東京都港区」)より買収

20140222藤二誠のHPトップ.jpg 
 全日空商事は、全日空が行う周辺の事業を軸とした「総合商社」です。いわゆる「なんでも屋」ということになります。「総合商社」と言われる通り全日空の関連だけでなく様々な商品を取り扱っている企業です。

 その全日空商事が、観光グッズなどを開発・販売している「藤二誠」という会社の株式を買い取って、子会社化しるということです。

 「藤二誠」という会社は、非上場の会社で、株主がアントカタライザー3号投資事業組合(以下アント社)が99%で残りの1%は社長である藤巻睦久 氏が所持しています。

 資本金が3億1000万円ですから、アント社が306,900,000円で藤巻氏が3,100,000円ということになります。つまりアント社が約3億円で藤巻氏が約300万円持っているというイメージになるかと思います。

 そのアント社が所有する約3億円に相当する株式を全日空商事が36億円で買い取るという話です。
一見これは全日空商事にとって「高い買い物」となり、騙されているんじゃないかというイメージが持たれるかもしれません。

 しかし、この3億円というのは藤二誠という会社が持っている権利(人・物・金)の原価(つまり株式)であるから、実際の価値は36億円以上の価値があるかもしれないということになります。

 仮にこの会社が上場しているとなるとこの3億円の株式は何十倍にもなって売買されるということもあります。ここでは非上場だから値段(売買価格)はお互いの「目論見」で決まります。
 実際3億円の株式原価と言ってもアント社がいろいろお金や手間暇をかけて会社を成長させているわけですから「3億円」で売ってやろうなんていう考えは当然おこらないことが前述の説明でわかるかと思います。
 

 会社情報などによると藤二誠は昭和44年にマリーという会社の印判部として発足したとのことです。その判子を基調として藤二誠という会社が成長を重ねたということです。オーナーが創業して成長したという同族会社とは少し違いますが、非上場の中小企業がどんどん大きくなって現経営人だけはちょっと対応できないというような状態なのかもしれません。
 そういった企業は経営に困っていると言っても、借金を多大にして首が回らないということではありません。大きくなりすぎた会社をどうしたらいいのかわからないということです。
 当然そういった会社を誰も見て見ぬふりするどころか、大企業というところにおいては、自分の会社の傘下に収めて収益を大きくしたいということを誰もが思います。
 そういうことを得意とし、それを専業の仕事にするのが「投資ファンド」(プライベートエクイティファイナンス)です。
 投資ファンドは、成長が見込める会社(主に非上場企業)の株式を取得し、資金とノウハウを提供し「配当」を年々出させます。そしてある程度成長し、それ以上の見込みがなくなることや価値以上に欲しい企業が登場したらそこに売却して当初取得した金額以上の価格で売ります。
 それらの利益で過ごしているのが投資ファンドです。


 藤二誠の会社規模と売上をみると170人の従業員に対して売上が54億円と他の同レベルの人数の企業と単純比較はできませんが、売上がとても大きいのが特徴です。
 恐らく「開発」「販売」だけの文字から工場のような「製造」部門がないのかもしれません。
「製造」は設備がかかるので資金がかかるところです。そういったことから売上が大きいものと見ています。
 今後に注目したいと思います。


 



全日空商事、観光雑貨の開発企業「藤二誠」(山梨県甲府市)を投資ファンド「アント・カタライザー3号投資事業有限責任組合(本社:東京都港区」)より買収


全日空商事、観光雑貨の開発企業を買収 
2014/2/21 21:29

 ANAホールディングスは21日、全額出資子会社の全日空商事が観光雑貨を開発・販売する藤二誠(甲府市、藤巻睦久社長)を買収すると発表した。発行済み株式の99%を投資ファンドから約36億円で取得する。藤二誠が持つ商品企画力や販路を活用し、観光土産関連の事業拡大につなげる。

 全日空商事は3月末までに株式取得を完了し、取締役を2人程度派遣する予定。藤二誠は主力の土産物の「はんこ」などのほか、人気キャラクター「ハローキティ」の地域限定版商品「ご当地キティ」も手掛けている。全国の交通施設や観光施設を中心に幅広い流通網で販売してきた。2013年2月期の売上高は約54億円だった。

 全日空商事は全国の34空港に販売網を持ち、これまで藤二誠が企画・開発した商品をグループ会社の空港店舗で販売してきた。買収により、訪日外国人旅行者向けに日本の景勝地に関連するご当地商品の展開や、観光施設などの新たな販路を開拓する狙いがある。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD210KO_R20C14A2TJ2000/
(2014/2/21/日本経済新聞)



ANA HOLDINGS NEWSANA
第13-022号
2014年2月21日

全日空商事(株)による(株)藤二誠の株式取得について

 当社100%子会社の全日空商事(株)は、本日、(株)藤二誠(本社:山梨県甲府市、代表取締役社長:藤巻睦久)の株式132,660株(99%)をアント・カタライザー3号投資事業有限責任組合(本社:東京都港区)から約36億円で取得することに合意し、株式譲渡契約書を締結いたしました。

 (株)藤二誠は、1970年の設立以来、主力商品である『はんこ』・『ネーム商品』に加え、ユニークなPB商品やご当地商品・キャラクター商品などを数多く開発し、全国の交通施設や観光施設などを中心とした幅広い流通網を活用して販売を行っている雑貨土産の卸売業界最大手です。

 全日空商事(株)は全国34空港における販売ネットワークを持ち、(株)藤二誠が企画・開発した商品をグループ会社が運営する空港店舗にて販売するなど、これまでも良好な関係を構築してまいりました。全日空商事(株)では、今回の株式取得により、(株)藤二誠が持つ商品企画力・開発力を活用し、拡大が期待される訪日観光客向けに日本の景勝地に関連するご当地商品やキャラクター商品などの観光雑貨の展開が新たに可能となるほか、(株)藤二誠が持つ幅広い販売網を活用して観光施設等の新たな販路の開拓が可能となります。「商品の拡大」×「販路の拡大」の相乗効果による収益拡大を図りつつ、全日空商事(株)は日本の観光土産業界をリードする企業グループを形成し、さらなる成長を目指します。

 (株)藤二誠の概要および株式取得完了予定時期は以下のとおりです。

<(株)藤二誠の会社概要>
(1)会社名  : 株式会社藤二誠
(2)所在地  : 山梨県甲府市国玉町879
(3)設立年月日: 1970年 3月12日
(4)代表者  : 代表取締役社長 藤巻睦久
(5)従業員数 : 170名(パート従業員を含む)
(6)資本金  : 3億1000万円
(7)株主構成 : アント・カタライザー3号事業投資組合(99%)
藤巻睦久(1%)
(8)事業内容 : 観光土産品全般企画・製造・卸、印鑑製造・卸、ジュエリー企画・製造・卸
(9)売上高  : 5,405百万円(2013年2月期)
(10)企業URL : http://www.fujisey.co.jp/
<株式取得完了(クロージング)予定時期>
公正取引委員会の承認を取得後、2014年3月末までに株式取得を完了する予定です。
以上
http://www.anahd.co.jp/pr/201402/20140221.html
(2014/2/21/現在 ANAホールディングスニュースリリース)




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posted by 管理人B at 04:04| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 企業再編・M&A・異動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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