2014年04月07日

上海超日(中国の太陽光発電関連メーカー)の債券保有者、破産とリストラ求め裁判所に申し立て

 中国(中華人民共和国)にある太陽光発電関連のメーカーが破産の申立をさせられた(つまり債権者による破産申立)ということです。
 その理由として、その会社の社債を持っている人が予定期日の利払い日に予定していた額が支払えないので、破産の申立とリストラをして欲しいとの申立に至ったようです。

 内容からしてここでは「破産」というような言い方になっていますが、日本の状況に合わせると恐らく「民事再生法(もしくは会社更生法)」に該当するのではないかと思います。

 つまりこの会社は、債務不履行なので、裁判所を入れた再建をせよとの申し出を受けたというようなじょうきょうになるのかと思います。

 世界的に見て「太陽光発電」を試みている企業はどこも苦戦しているようで、度々倒産(破産など)のニュースが見られます。
 それだけ「太陽光」に関するビジネスモデルは非常に難しいのではないかということになっています。
日本政府も先の東日本大震災により福島第一原発事故で「原発」の安全性が大きく問われ、世論では「廃止」の意見も強く出ていますが、政府関係者が今ひとつ原発廃止に難色を示しているのは、やはり「太陽光」という発電方法が未だビジネスモデルとしてはしっかりと確率しておらず、採算性が著しく悪いというのが現状だからです。

 現状を見ても、電気自動車を現在のガソリン自動車と同様な距離と給油量を満たすには、皮肉にも4トントラックの荷台を全て電池に替えてもガソリン車の効率にはかなわないのではないかというのが今の「太陽光」の技術になっています。

 こういった問題が解決すればその発明に対して、ノーベル賞を授与してもいいくらいの解決策(発明)になるかと考えています。

 とにかく「太陽光」ビジネスはどの国も踏んだり蹴ったりなので、そのことが解決されない限り「原発」を取り去る議論というのは日が経つにつれて難しくなっていくような状況かと思われます。




上海超日(中国の太陽光発電関連メーカー)の債券保有者、破産とリストラ求め裁判所に申し立て
上海超日の債券保有者、破産とリストラ求め裁判所に申し立て
  4月5日(ブルームバーグ):中国の太陽光発電関連メーカー、上海超日太陽能科技の社債保有者が、同社に破産手続きを取らせリストラを実行させるため裁判所に申し立てを行った。上海超日債は中国本土の社債市場で初めてデフォルト(債務不履行)状態に陥った。
上海超日が深圳証券取引所に4日提出した資料によると、債権者の上海毅華金属材料が上海市第一中級人民法院に申し立てを行った。上海超日は3日に、その旨を通知する書簡を上海毅華から受け取ったという。上海超日は同法院が受理するかや、リストラが進展するかは分からないとしている。
上海超日の4日の資料によると、同社は2017年償還債について3月7日の利払い予定日に予定額8980万元(約14億9300万円)のうち400万元しか支払えなかった。上海超日は4日、「当社は信頼を完全に失ったため、債務返済計画を保証できない可能性がある」とのコメントを発表。同社株主の倪開禄氏が流動性改善のために複数の潜在的な資金の出し手と交渉したが、まとまらなかったと説明した。
原題:Chaori Says Bondholder Seeks to Force BankruptcyRestructuring(抜粋)
記事に関するブルームバーグ・ニュース・スタッフへの問い合わせ先:北京 William Bi wbi@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Katrina Nicholas knicholas2@bloomberg.netJoshua Fellman, Ben Livesey
更新日時: 2014/04/07 10:56 JST
(2014/4/7/ブルームバーク)
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posted by 管理人B at 17:48| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 倒産(海外) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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