2013年04月12日

真山リアルエステート(宮城県仙台市):破産手続き開始 負債25億円〜多額の負債を解消できず債権者破産へ。

宮城県仙台市に経営拠点をもつ、「真山リアルエステート」という不動産賃貸会社が仙台地裁から破産手続き開始決定となりました。負債総額は約25億円ということです。もともとは、「パチンコ店」(パーラー)の経営を行っていたのですが、そこから店舗の取得などから、土地建物を所有する事により、不動産賃貸業を経営することになったのかと思われます。
 さらにその勢いから「ホテルの運営」にも乗り出し「仙台シティホテル晩翠通」を「本社ビル」で行っていたということです。
いわゆる典型的な「第二分野への進出」というものであり、企業が運営されている中で、不動産などの資産を抱えてきた時に、不動産業など、本業と異なる事業での収益を目指すということになったのかと思われます。
 その中で、ホテルの所有においてトラブル(所有権の問題)があって、その影響もあり継続が困難となって、破産という事になったということです。そのホテルは現在も営業を継続しているということなので、事業譲渡されて全く別の会社が運営しているのか、それともスポンサーを求めて、破産管財人が運営しているのかというところなのかと思いたいところなのですが、これが債権者による申立「債権者破産」なので、借金を一部もしくは全部返済しなく、それがいつまでたっても解決されないので、債権者が業を煮やして破産申し立てに至ったものと考えられます。

 これらの記事だけでは本当の破産に至った原因は分からないのですが、本業であったパチンコ店の運営において大きな負債があり、それが未だに完済とならず継続に至ったなど、推測すれば様々なのですが、とにかく「大きな負債を解消することはできなかった」ということが結論なのだと言えます。


※「第二分野」という表現は本業とは異なる収益事業をいう意味を示すのですが、やはり、「第二分野」で進出しやすい企業と言えば、資産運用での収益が大きいといえる「不動産業」が多いです。



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2012年11月09日

伊藤鉄商店(卸売及び不動産賃貸;石川県金沢市)、破産申請へ 負債総額21億円〜敗因は過去の栄光に頼り過ぎていて、新規開発などをやっていなかったからではないか?

石川県金沢市にある「伊藤鉄商店」という雑穀や豆類の卸として営業している会社がこの度破産という方向に決意したとのことです。また「第二ステージ」「副業」ともなっている「不動産賃貸」をやっているということですので、創業から不動産の資産を徐々に築いていったのか、それとも先祖代々の土地が踏んだんにあったのかという想像がつくかと思います。

 文章だけでのキーワードからは詳細はわかりませんが、恐らく過去の想像時の勢いに頼り過ぎてしまい、現在の業務を新たなステージへ向上させたりということがなかったのではないかと考えています。



伊藤鉄商店(卸売及び不動産賃貸;石川県金沢市)、破産申請へ 負債総額21億円〜敗因は過去の栄光に頼り過ぎていて、新規開発などをやっていなかったからではないか?


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2012年07月28日

塩見ホールディングスに破産手続きの開始決定 〜敗因は、不動産不況から脱出をはかれなかったのが原因

塩見ホールディングス(広島県広島市)という建設業を基盤とした不動産会社がありました。
この会社はかつて上場していましたが、資金繰りの悪化で財務内容も悪化したということで上場廃止という方向になりました。
 そして、その後は営業(事業)を停止(つまり債務の拡大が予想されるので)したのですが、当然お金を稼ぐことができないので、債務を履行することができず、破産(倒産)という結末を迎えました。

 不動産業というのは、金額の大きいものを取引するので、その売買や賃貸金額に大きな利益が乗っかっていることが多く、それが不動産業としての大きな稼ぎになるのが特徴です。そのため、より大きな儲けをするために、レバレッジ(本来の手許資金に大きな借入金を加えて)を効かせて物件を購入しその売買(賃貸)利益が実質的に手許資金の何倍となって帰ってくる。そんな醍醐味が不動産業の営業の魅力です。しかし、当然「損」をした時はその逆で、債務が著しくおおきくなるので、一発の取引の失敗が会社を倒産させることも充分にあり得ます。
 塩見ホールディングスにおいては、「ソフトランディング」的な事業の閉鎖をおこなっていますが、やはり不動産セクターの不況の影響がこの結果を産んでいることが確実のようです。



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