2011年10月10日

フーズ・フォーラス(焼肉酒家えびす)、任意整理不成立で、特別清算の申し立てへの見通し

このえびすの食中毒事件は7月の半ばには任意整理ということだったんだけど、食中毒被害者に賠償金を払いたいが金融機関の債権者や仕入先の債権者が、「債権放棄」に応じなかったため、任意整理での処理はできずに、裁判所が関与する「特別清算」へと手続きに入るとのことです。その記事は9月30日付のものです。

 現実問題として、任意整理だと債権者の多数決で分配は自由にできますが、あくまでも債権者が任意整理の計画案に賛成してくれないといけません。それが成立しなかったら、破産にするのかというところですが、実際に「被害者」の債権(未確定の賠償金なので、債権になるであろうという言い方が正しいです)がどうなっているかわからないので、「破産」するにはまだ程遠い話です。そこで、それよりゆるい方法(「清算目的の」民事再生法と同じようなもの)の特別清算が選ばれるという訳です。
 特別清算が破産などと違うのでは、

 経営者が続投することが可能なこと(民事再生法と同じ)
 金額が破産手続きと比較して安い。
 清算人(経営陣が続投もしくは、顧問弁護士が就任)の計画案に賛成か反対かをする場面がある。 (民事再生法もあります)しかし、可決要件が、総債権者の過半数超及び総債権額の2/3を超えること(民事再生案の可決は総債権者数の過半数超は同じであるが、総債権額の過半数超というところが違う)。

 などとなります。

 ではそれが、否決に終わった場合はどうなるかというと「破産」手続きに移行します。


 特別清算の理屈は今述べた通りですが、

問題なのはまっ先に救済したい「食中毒の被害者」がこの制度でも優先的に賠償をできない(つまり、金融機関や仕入先と同じ同類の一般債権)ということです。

 破産になれば、管財人の裁量で被害者の債権が優先されるはからいも可能かもしれませんが、その後金融機関などが不満となりその査定(破産担当の裁判所の決定)に異議申し立ての裁判となりその結果いかんになるのかと思います。
 食中毒被害者は、ビジネス(取引上)における損失と同じような扱いになるから、現在の倒産処理の法律では、想定外のものなのかもしれません。

 結局、経営陣個人への賠償請求(民事訴訟)を起こすしかないのかと思います。経営陣が他から借金してでも被害者に弁済するかが焦点となるのかもしれません。
 これも消費者庁は動くべきでしょう。

 














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2011年09月17日

「食中毒リスク」生肉に表示=10月から義務付け−消費者庁

●久々に焼肉えびすの件になります。
 えびすは、食中毒事故により、営業が困難となったため、事業を閉鎖(任意整理)という事の経緯となったのですが、何かの「規制」というのは「具体的な事故」が起こって初めて、監督官庁の規制ができるものです。
 同様に同じ肉でも牛肉の安愚楽牧場となると、投資(預託法)において事故が発生(現在は単なる倒産で進んでいますが)することで、新たな監督官庁の規制が設けられるという仕組みになっています。
 生肉を飲食店舗で提供するのはというのは公的には認められていないようなので、気を付けなければなりません。
 今後も「危ない」と言われるものでも「事故」がおこらないと国や自治体がどうしても動かないので、その危険性がある時は生肉にしろ、牛の投資にしろ、素人は近づかない事をおすすめします。





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2011年07月20日

えびす元従業員 再雇用で説明会〜従業員の扱いは武富士のような「事業部譲渡」ではないため当然使い勝手が大きく違いあり。

●今話題で取り上げている武富士と焼肉酒家えびすの共通点は「倒産」(とうさん)ということなのですが、「倒産」は法律用語ではなく、東京商工リサーチが作った言葉です。しかし、使い勝手が大変よく汎用できるので、一般の人には馴染み深い用語となっています。それが、法律用語となると、民事再生・会社更生・破産・特別清算・任意整理と様々な細かい用語で特定しなければならないのが実情です。

 武富士は過払い金による債務超過で、裁判所(そして身内の横滑りですが、更生管財人弁護士が就任)の力を借りなければならず。焼肉酒家えびすは、債務超過にはなっていますが、裁判所の力をまだ借りていないという状態の違いです。また武富士は武富士自体がまた再び事業を立て直すという「再建」であるのに対し、えびすについては事業閉鎖という「清算」となっている違いがあります。


 しかし、倒産とか破産とか整理とかいう基準は「法人」(ほうじん)というものを単位としてとらえているだけなので、実際のところ、武富士が会社更生法(つまり「再生型」の倒産)といっても、そのままでは、スポンサーの韓国のA&Pが武富士の負債をある程度負担することができないため、「会社分割」という方法をとってひとつはA&Pが受け継ぎ、もう一つは債務を背負って(つまり企業の便所のようなもの)消滅するということであります。

 またえびすの方は、任意整理の「整理」で全面的に清算という事になるのですが、その中の使える分は他の会社「スタンドサービス」に譲渡して、その代金も貰い債権者に配分する(今回は被害者の補償を優先したい考えなのですが)。フーズフォーラスは消滅しますが、その中にある店舗資産(不動産投資など)は使えるので他の会社で生きる。さらに従業員にとっては、雇用の継続をはかる、双方の会社(武富士とえびすのフーズフォーラス)を見てみると、再生も清算(事業閉鎖)も実質的には、どちらもあまり区別はないという事になります。

 そこで、今回の再雇用の説明会では、転職や再就職した人もいるのでしょうが、従業員に対して説明会を開いたということです。しかし、現在の武富士の事業がそのままA&Pに譲渡されたり、かつてのリプラスの従業員が一旦解雇になって、レントゴー保証株式会社(現 株式会社Casa)のような、事業部自体の丸ごと譲渡というわけではないので、従業員としては雇用をされても使い勝手が少々違ったりするので戸惑う人も多いのではないかと思います。








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