「行政書士」の資格を取得するには、行政書士国家試験に合格するか、行政事務の公務員を高校卒業後17年従事したとかということで得られます。それ以外の取得方法はありません。
但し、税理士・弁理士・公認会計士などの資格を持っている場合はその資格を流用して「行政書士」の登録をすることができます。また行政書士の資格を持っているだけでは「行政書士」の仕事をすることはできず、「行政書士の登録」をしなければ、「違法」になります。
さらに行政書士の登録して活動するには、登録料などが必要になってきます。それがあってはじめて「行政書士」としての活動ができるのです。同様に弁護士・弁理士・税理士・公認会計士なども同様の方法で活動が合法的にできるのです。
そして「行政書士」の仕事をする以上、登録料をはじめ、必要経費の捻出はもちろん、それで「飯」を食っていかなければなりません。
そのため、「行政書士」単独ではなく他の資格「社会保険労務士」「司法書士」などを併せて取得して同時に行っている人も少なくありません。
前置きが長くなりましたが、今回全国初の「行政書士法人」の倒産となった「セントレッグ」は、「車庫証明」の取得が主な業務だったらしいのですが、本業とは違う業務、つまり「第二分野」(第二ステージ)という活動が足を引っ張ってしまったということです。それは何なのかはわからないのですが、不動産なのか、そういったところで失敗していると考えられます。
ミレニアム司法書士法人:破産、負債2億3000万円 /愛知〜過払い金返還等の業務にはあまり積極できではなかったのか
http://re-plus.seesaa.net/article/212925800.html
(2011/7/2/リプラス情報収集組合)