この訴訟においては、類似したことについていえば、2005年に起こった事件の「ライブドア株主粉飾決算事件」と同じようなスキームになるので、ライブドアより財務内容がしっかりしてるオリンパスであるから、当然「訴えごたえ」はあるはずです。
こういった訴訟は、まず、準備ができた少人数において、訴訟を行い、そこで発覚した「証拠など」も獲得いたします。
そして、まだ多くの人が訴訟をおこしていないので、「2次提訴」ということで、多くの株主が追随することになります。
予想からしても勝算が非常に高い訴訟なので、やりたがる弁護士も多く存在してもおかしくありません。
オリンパスがそう簡単に潰れることはないから、勝訴したとしても、取っぱぐれるという可能性は小さいと考えられます。
この場合は、「オリンパスの訴訟は、安愚楽牧場を捨ててでもしろ!」
こんな言葉が、これを取り巻く弁護士の頭をよぎるのだと思います。
そのため、「安愚楽牧場」の出資者の深刻さは図りしてないものがあります。
両方とも「投資」ではありますが、それぞれの損失に伴う、生活困窮度は「安愚楽牧場」の方がはるかに高いものと思われます。