女優の北原佐和子さんが、介護福祉士国家試験の「筆記試験」に合格したとのことです。
2007年にホームヘルパー2級の資格を取って介護業界で就労しいくつかの現場を重ねて、国家資格である介護福祉士の受験にたどり着きました。「介護福祉士」という資格は、今では有名な資格ではありますが、1987年に同類の「社会福祉士」とともに誕生した歴史のまだ浅い国家資格です。当初は養成所や大学で履修したり、実務経験のみで認定されるようなものでしたが、近年の改正で「筆記試験」を課すことがメインとなり、年々取得が難しくなってきています。
また以前(2009年)覚せい剤事件で執行猶予判決をうけた女優の酒井法子さんも創造学園大学(群馬県高崎市)で福祉を学ぶということで入学いたしました。(ただ、創造学園大学の運営法人である「堀越学園」は財政上著しい困難を伴っていたため文部科学省より解散命令及び裁判所から破産手続き開始決定を受けています。)それから、演歌歌手の森山愛子さんも高校の福祉科出身でホームヘルパー1級を取得し卒業後介護福祉士の国家試験を取得したことも自身の記憶にございます。
福祉は従業員が高給を取れる仕事ではなく、現時点で低賃金業界のひとつとして数えられている業界のひとつですが、そのため求人の口は広く興味・関心が高いひとにおいては適職であることも多いです。
介護福祉は高齢化社会に伴って、さらなる需要が出てきますが、待遇をどうやって改善していくかが今後の介護福祉要員を増員させるかが鍵になります。